ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

和歌山へ

2008年06月16日 | Weblog
和歌山城、紀三井寺へ。

西の丸庭園は紀伊徳川家の威光溢れる大名庭園らしい豪快な意匠。お堀の水と高低差の激しい地形をうまく利用して、まるで山中に踏み入ったかのような奥行きのある構成になっている。
城は・・・、コンクリなのですね。外観はなかなかですが、内部が・・・。折角復元するならばもう少し趣き重視で建造すればよかったのに、とても残念。収められている文化財、資料は一見の価値あり。紀州徳川家の歴史が分かりやすく展示されている。

紀三井寺は紀伊国屋文左衛門ゆかりの寺だそうだ。以下、紀三井寺HPより抜粋:
「江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門は、若い頃にはここ紀州に住む、貧しいけれど孝心篤い青年でした。ある日、母を背負って紀三井寺の表坂を登り、観音様にお詣りしておりましたところ、草履の鼻緒が切れてしまいました。困っていた文左衛門を見かけて、鼻緒をすげ替えてくれたのが、和歌浦湾、紀三井寺の真向かいにある玉津島神社の宮司の娘「おかよ」でした。これがきっかけとなって、文左衛門とおかよの間に恋が芽生え、二人は結ばれました。後に、文左衛門は宮司の出資金によって船を仕立て、蜜柑と材木を江戸へ送って大もうけをしたのでした。紀ノ国屋文左衛門の結婚と出世のきっかけとなった紀三井寺の表坂は、それ以来「結縁坂」と呼ばれるようになりました。」
なるほど、「千両みかん」はこうして生まれたのか、とちょっとウキウキしたムードになった。