利上げも、強いアメリカ

昨夜 大方の予想通り、アメリカＦＲＢはＦＯＭＣで利上げを発表しました。
強いドル、その反面株式他の投資へ悪影響が出ると懸念されてきましたが、昨夜のニューヨークダウは発表直後には下げをみせたものの、結局は大幅な上昇で幕を閉じました。
これは経済的に勢いのあるアメリカの現状を示していると考えられます。
利上げ→株価上昇？株価下落？についてはみなさんご存じのこととは思いますが、簡単に、風が吹けば桶屋が儲かる式に説明をさせて頂きますと
利上げ＝日本でいう公定歩合アップとお考え下さい、公定歩合が上がる→銀行の金利・利息が上がる→銀行からお金を借りて事業拡大をしたいが金利が高くて返済がキツイ→今は事業拡大をやめて手持ちの資金は銀行に預けておこう、無理して投資するより安全だし→設備投資他多くの投資に歯止めが掛かってしまう→景気の停滞→株価下落　という図式なのです。
でも実際には、利上げ＝この図式が瞬間に思い描かれるので、利上げ＝直ちに株価の下落を連想するのです。
ところが今回はそうではなかったのです、利上げ…だけどそんなの織り込み済みだったのです、そしてそんなの関係ねぇって感じで投資は続けるよと考える人・企業が大半だったのです。
利上げの際には必ず株価の下落が起こる、そういう方程式は成り立ちませんでした。
良いことです。
でも株式や投資の世界は経済学・経営学というよりも心理学の世界です。
いつこの好調ぶりが崩れるかもしれません、引き続き注意は必要だと思います。

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