ととらーめん完売・拡売計画

ととらーめんはウチの人気のメニュー、とは言ってもご注文状況にはものすごくムラがある、昨日のように完売出来る日もあればほとんどご注文のない日もある…。
このラーメンのスープは、私の設定した賞味期限が２日です、だから２日目の閉店時に売れ残った場合はそれを総て廃棄するのです。
丹精込めて仕込んだスープを廃棄するって言うのは、本当に悲しいことです…、コストの面でどうのこうのと言うより気持ちの問題なのです。
ならばそんなモノ作らなければいいじゃないか！コストの面だけ考えればそうなってしまうかも知れません。
でも、このラーメンは絶対の自信作なのです、もちろんウチの店の全メニューがそうなのですが特にこの「ととラーメン」のスープは、魚系のスープは数あれどそんじょそこらのモノとは違うでしょ！っていう位に自信と思い入れがあるのです。
継続するならば、完売・拡売に努めなければなりません…。
しかし言っていることが矛盾するのですが、このラーメンはウチの店を居酒屋としてご利用のお客様に召し上がって戴きたいのです、つまりラーメンだけをご注文のお客様は望ましくないのです。
もしかしたら、総てのお客様を受け入れてご対応するならば、もっと話題を呼べるかも知れません、でもそうなったらウチの店はどうなるでしょうか？
居酒屋としてくつろぎたい・楽しみたい、そう思って来て下さったお客様を受け入れるお席がない、あるいは魚他の通常メニューを注文してもいつまで経っても料理が来ない…、様々な支障を来します。
それに毎日毎日「ととラーメン・スープ」の仕込みに追われ、魚他のメニューを仕込む時間が無くなってしまいます…、結局は居酒屋としてご来店下さるお客様にこれまたご迷惑を掛けてしまうのです。
そう、言っていることが矛盾だらけなのですが、苦肉の策として考えたのが、２日目にスープの在庫がたくさん残っている場合は、「本日ただいまの時間に限り、ととらーめんだけでもお召し上がりになれます！カウンター席でどうぞ！」っていうご案内の看板を表に出す、そんな小さな作戦です。
もう既にその看板は作りました、本日を含めそう言った場合にはその拙策を実施していきたいと思います、ちなみにお客さんが増え、状況が変わった場合には直ちにその看板を取り除く、まぁ考えてみれば店側の身勝手なのですがね…。
それから確か６月だったかと思うのですが、食品に係わる機械の展示会があるのです、今年は久し振りにそれを見に行こうと考えています。
このスープの製造工程で一番手の掛かる部分をもし機械が出来るのであれば…もっと本格的に取り組める…そう思いまして。

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