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歯垢に棲む歯周病菌が出す毒素により歯周組織が破壊されていく病気

2016-11-02 16:35:01 | 日記
歯周病とは、歯垢に棲む歯周病菌が出す毒素により歯周組織が破壊されていく病気。歯ぐきに炎症が起きることにはじまり、次第に歯を支える顎の骨が溶かされ、悪化すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。かつて「歯槽膿漏」と呼ばれていたこの病気は、昔から多くの日本人を悩ませて来ました。今日においても、成人のおよそ8割が歯周病にかかっているか、予備軍であるとも言われています。さらに厄介なのは、初期に自覚症状がないこと。気付かないうちに悪化してしまっているケースも少なくないのです。歯周病は、他人事ではありません。歯周病かも?というサインが現れたら、早めに適切な治療を受けましょう。ハンドピース

歯周病とは、歯を失ってしまうことにもなる怖い病気ですが、実は全身にも悪影響を及ぼすことがわかっています。 歯周病菌が口腔内から体内に入り、血液を介して全身をめぐることで、糖尿病をはじめとして、高血圧症、心筋梗塞、動脈硬化、肺炎などの全身疾患を引き起こすことがあるのです。ほかにも、低体重児出産や早産の確率も上がると言われています。
歯科器具
歯周病の検査
ポケット検査
歯周病が進行するにつれ、歯周ポケットは深さを増します。歯周ポケットの深さを測り、進行度合いを調べます。超音波スケーラー

揺度検査
歯周病が進行するにつれ、歯はグラつきを増します。歯の揺度を測り、進行度合いを調べます。

レントゲン検査
歯周病が進行するにつれ、顎の骨は徐々に溶かされていきます。レントゲンで顎の骨の溶解度を確認し、進行度を調べます。

歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。歯の上側の歯垢は、ご自身の毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢はご自身で除去できないため、歯科医院で清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。