目次を少し 書き出して見ます。
・ 清楚さの中に女らしい夢を。
・ 巴里の学生達の生活。(芦沢光治良)
「八月モンパルナスの通りで偶然にフジタ画伯にあって 思いがけなくいろいろ話しをしました。 その時フジタさんが面白いことを言いました。
“フランス人は不自由のなかに楽しさを発見できる人種ですよ。どんな惨めな状態におかれても、愚痴などいわずに、その状態を美しくして、幸福をつくりあげますよ”」一部
・男の長い髪、女の短い髪。(中原淳一)
「フランスの女の子と男の子の髪型が同じようにしているが、女の子が短くすると とても女らしいし、男の子が長くすると男らしいのがとつも不思議だ。」一部
・ 青春によせる言葉。(武者小路実篤)
・ 青春の寸言葉。
・ たそがれのセーヌ。
・ 巴里の香水屋さん。
等々
どれもこれも感慨深く、当時と現在を思いくらべて 読みふけってしまいました。
1952年は、まだまだ 食糧難だったと思います。
当時の日本人の戦争から早く立ち直ろうとする力を、そして悲惨な戦争が終わって 青春のなかった乙女達の 青春を取り戻そうとする、沸き上がる心の叫びが 伝わります。
終戦からたった七年しか経っていません。
なのに お洒落で素敵なものや、興味深いエッセイなどがたくさん載っています。
この本を姉に見せるのを とても楽しみにしています。
さあ、姉はどんな風になつかしんで 喜んでくれるでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます