火曜日の画燈樹は、比較的に お客様が 多いです。
せっちゃん とこの さーちゃんの 美味しいパンが 来る日でもあるので、 パンお目当ての お客様も 多いです。
時々 賑やかで 多騒動になります(笑)。
何しろ 私は、二つの事が出来ないので、皆さんに 迷惑を かけてしまいます。(一つの事も あんまり うまく出来ません)
例えば・・・
クーラーの下に座ってられるお客様の 肩が冷たくなるので、 「あぁ~、じゃあ ちょっと温度 上げますね」 と 言ったら、
その前に お茶を入れかけてたのを 忘れてしまいます。
「暑いですか? じゃあちょっと温度 下げますね」 と 言ったら もう お金の計算が 分からなくなります。
「お湯 沸いてるよ!」 「あの~、紅茶 どうなったんやろ?」 はたまた 「トイレの水 出ないけど~」(漏水してるので、栓を閉めて帰ってたんです。何しろ 四十年前のアパートやから・・)
もう 私、わけ分からなくなるから、 勝手知ったる お客様が 商品は 包んで下さるし、 無茶苦茶な計算をする 私から 電卓を取り上げて、会計して下さるし・・・
ホント スンマセンです。
そして、 喋るわ、笑うわ・・・
皆さんの お話しが楽しくて、おかしくて、笑ってばっかり。
絶対に 顔の運動になってると 思います。
ホウレイ線も 消える とまでは いかなくても、少しは のびるのじゃないかな~。
一人で 黙って 下向いてたら あかんそうです。
こんな 画燈樹を 何時も お客様に 助けられます。
こんな 画燈樹を 何時までも 続けていたいです。
何時まで いられるでしょうか?
その内、 薄暗い 骨董屋になって・・・
お馴染の 奥様方も、若い お客様も いなくなって・・・
明るい 話し声も 消えてしまい・・・
暗~い 奥の部屋に 一人で座ってたりして・・・(明るかった 画燈樹の思い出に ふけって)
そしたら、ヨボヨボの お爺さんが ふらりと入って来て、
「これ ちょう~だいぃ~」 と 私を 指さして、
はぁ! なんぼ 骨董屋かしらんけど 私 骨董品と違いますッ。人間ですッ。
「何に しはるんですか?」
「魔除け に しますねん~」
“ん・・・? 私、木彫の ミイラかッ!
木彫の 魔女かッ!”
まあ、そんな 骨董屋みたいになっても、
やっぱり 画燈樹に 座ってたいな~~。