最近、高齢の方がお元気で色々な事をされているのをみて、"すごいな"と思っていました。
ところが先日 入江一子さんのテレビをみて心を揺さぶられました。
というのは、入江さんは101才で、現役の洋画家で、女性で、おしゃれで華やかなお洋服にカラフルなスカーフを頭に巻き、絵筆を持った指にはブローチかと思うほどの大きな指輪をはめて、シルクロードと花を描く。
これは感動せずにはおれません。
101才にして、昔 高山で見た青いケシの花を思い出して描かれるその花の色にも心うたれました。
そしておっしゃる事が、
「101才なって、だんだんと絵がわかってきて、描く事がうれしくて 益々力が湧いてくる。ただ心配なのは体力の事だけです。」
「人の力では表現することは なかなか難しいが、花の力はいろんな表現が出来る。」
とおっしゃる 花の命に挑む101才の画家です。
私は、何とつまらない人間かと思いました。
というのは、
最近、若い人達ばかりのイベントに出るのも "この歳ではもう恥ずかしいかな?"
なんてチラッと思ったりもしましたが、
もう そんな事は思いません。
入江さんが私の言葉を聞かれたら、
「あなたは何を考えてるの!
そんな歳でまだまだしっかりやれます。 元気で居させて貰ってる事に感謝して、自分のやるべき事を精一杯やりなさい。勿体無い!」
と、おしかりをうけるだろう思います。
自分が恥ずかしくなりました。
なんとか健康であれば、まだ若い事に気が付きました。
若かった時と同じように、やりたい事、しなければならない事に希望と楽しみを持って
、明るく生きよう!と思えてきました。
つい今まで"もう先は見えてきた、いつ死んでもおかしくない" なんて思ってたけど
「私はまだまだ ひよっこです」
今ある命を精一杯生きよう!
と思ったら、何だか本当に私の先には 明るい光が見えてきました。
とっても嬉しくなりました。
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今年も後わずかになりました。
皆様、色々お世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年もどうぞ宜しくお願い致します❗