画燈樹

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梅雨の合間 の 「みずたまり」

2012-07-04 00:57:30 | Weblog
毎日 来る日も 来る日も しとしと と雨が降っていやになってしまう時が あります。
心の中まで カビが生えてしまいそう!


でも、梅雨も 嬉しい事があります。

雨に濡れて、たくさんの水を吸って 草木は生き生きと美しく かがやくし、
私の汚い車だって 綺麗に洗われて 光って見えます。

それに、雨の中の 紫陽花の花が 道端の垣根から たわわに垂れ下がり それは見事に美しく、ためいきが出るほどの 色になります。
そして、梅雨の合間の晴れた日は、何倍も何倍もありがたくて 嬉しいです。


昔は、アスファルトじゃなくって 地道だったから 雨が降ると それはもうデコボコの穴だらけで、たくさんのみずたまりが出来 学校へ行く子供達は そのみずたまりをよけるのに 一苦労でした。

学校の帰り道は、ビショビショ ドロドロになって みずたまりで遊びました。
長靴なんて履いていない子供もありました。

それでも友達と みずたまりの取り合いです。

誰が 一番にそのみずたまりに 突っ込むか 早い者勝ちです。
キャーキャー ワーワー 大騒ぎで家まで帰りました。

今にも 子供達の楽しい声が 聞こえて来るようです。


雨の日も、本当に楽しかったです。

「汚いから みずたまりで遊んではいけません」 とか 「服が汚れるからやめなさい」 なんて言う親は ほとんどなかったです。

親達は それどころではなかったでしょう。

子供はいっぱいいるし、用事もいっぱいです。

元気で外で遊んでくれていたら それで十分だったのです。


「雨 雨ふれふれ 母さんが、蛇の目でお迎え うれしいな
ピチピチ チャプチャプ ランランラン」


今でも 雨の日は この童謡を よく唄います。

あの絵本に描かれた、蛇の目傘をさしたお母さんと 手をつないだ男の子と、そしてその向こうに 柳のきの下で泣いている女の子の絵は 今も懐かしく、子供の頃に見た絵本は いつまでも心に 残っています。


絵本が 子供の心にどれだけ大きな影響を与えるか 深く感じます。