画燈樹

アンティークのある暮らし。営業日は火木金土・・12時半から5時まで
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「土からいで、土にもどれ」

2019-02-25 16:20:22 | Weblog


春です。
小川さんの "ターシャの丘" にも春がやってきました。
去年、蒔かれた色んな草花の種が可愛い芽を出しました!

それを彼女は丁寧に 色々な種類を取り混ぜて、植木鉢に入れ 小さな名札まで付けて四人分も持って来てくださいました。
大好きな花ばかりです。
早く大きくなって、
素敵な花を咲かせるのが 待ち遠しいです。
 (メモ書きで字は読めませんが(笑))


 子供の頃、家に書生さんの様な青年さんがおられました。後に姉が彼は文学青年だと言っていました。

よく遊んで貰い、宿題も教えてもらいました。
庭に父の大好きなイチヂクの木がありました。
私達はよくこっそりと、熟れた実を探しては 縁側で食べていました。

ある時、その青年さんがイチヂクのヘタと皮を庭の茂みの方に向かって "土からいで 土にもどれ〜!"
と言って投げました。
私も同じように言ってなげました。

私は子供ながらに その言葉に感銘をうけました!

"そうか、土から出たものは、また土に戻さなあかんのや!"

それ以来、事あるごとに思い出し、庭仕事の時も枯れ葉や枯れ枝をほかす場所をつくっています。
 

 大人になった今では、勝手な解釈かこじつけで、

地球上の全ての生きものだけに限らず、
人間の心の中の物まで、

悲しい事、苦しい事も、
いつの日か
土にもどって
また美しい芽がでて
花が咲く・・・

そうかも知れない・・・

"土からいで 土にもどれ"
その言葉と共に、

あの青年さんを思います。

"ギブミー チョコレート"

2019-02-16 16:13:29 | Weblog
 

"ギブミー チョコレート"(give me chocolate)
主人が4,5才の頃、初めて覚えた英語です。

終戦直後、アメリカ占領下(オキュパイドジャパン)にあった頃のことです。
ジープに乗って進駐軍の兵士が町を走ると子供達は必死で、"ギブミーチョコレート!
ギブミーチョコレート!"と叫んでランニングに
半ズボンでおいかけて、投げられるお菓子やチョコレートを拾っていたそうです。
その光景をおもうとちょっとかわいくて、だいぶ哀しい!

 その頃、私は進駐軍の兵隊さんの歌をうたって手毬つきをして遊んでいました。
"しんしんしんちゅうぐん、
しんちゅうぐんの兵隊さん、
おめめは青くてお鼻はたかい、にっこり笑うと白い歯がみえる、スッチョンスッチョンスッチョンチョン"(笑)

つい何年か前まで怖い敵の兵士だったはずなのに、そんな気持ちはなにもうかがえない⁉

 その内、月日は立ち
私達は20才位になりました。
アメリカの青春映画やテレビで見る家庭生活に憧れて、男の子は大学生の服装アイビールックに身をつつみ、女の子もそれに合わせて河原町をカッポしました。

そして、ちゃぶ台でお味噌汁の朝食がテーブルにトーストと目玉焼きにかわりました。

そしてバブル時代に突入しました。
そして目まぐるしい昭和の時代を駆け抜けて・・・

悲しい災難がいくつもあった平成時代も終わろうとしています。

 平成最後のバレンタインデエーです。

"ギブミーチョコレート!"
と叫んたランニング姿の少年へ!

進駐軍の兵隊さんの歌を歌って手毬つきをした少女から!

気合いを入れ手に入れた、
cafe katemaoさんの、とっておきのバレンタインチョコを!


 大切なあなたに贈ります❤️😋