ぜひ見ていただきたい我那覇真子(がなはまさこ)氏の帰国記者会見の動画です。
2015/09/28 に公開
国連で、反日宣伝をしてきた翁長知事のカウンターを行ってきた我那覇真子女史の、報告-記者会見の模様をお送りします。
【我那覇真子】9.25 国連人権理事会における「沖縄問題」の展開 帰国記者会見[桜H27/9/28]
まず21日に、翁長雄志知事がジュネーブにある国連の下部組織「国連人権委員会」でスピーチしました。
「沖縄の人々は、人権をないがしろにされている」(日本語に訳した全文です)
ありがとうございます、議長。私は、日本の沖縄県の知事、翁長雄志です。私は世界中の皆さんに、辺野古への関心を持っていただきたいと思います。そこでは、沖縄の人々の自己決定権が、ないがしろにされています。
第2次大戦のあと、アメリカ軍は私たちの土地を力によって接収し、そして、沖縄にアメリカ軍基地を作りました。私たちが自ら望んで、土地を提供したことは一切ありません。
沖縄は、日本の国土の0.6%の面積しかありません。しかしながら、在日アメリカ軍専用施設の73.8%が、沖縄に存在しています。
70年間で、アメリカ軍基地に関連する多くの事件・事故、環境問題が沖縄では起こってきました。私たちは自己決定権や人権を、ないがしろにされています。
自国民の自由、平等、人権、民主主義すら守れない国が、どうして世界の国々とそれらの価値観を、共有することなどできるでしょうか。
今、日本政府は、美しい海を埋め立てて、辺野古に新しい基地を建設しようと強行しています。彼らは、昨年沖縄で行われた選挙で示された民意を、無視しているのです。私は、あらゆる手段、合法的な手段を使って、新しい基地の建設を止める覚悟です。
今日はこのようなスピーチの機会が頂けたことを感謝します。ありがとうございました。
この21日の時点では翁長知事は手ごたえを感じていたと思います。
ところが、翌日の22日翁長氏の演説に対するカウンターとして、沖縄生まれで沖縄育ちの我那覇真子さんがスピーチを行いました。
被差別少数琉球民族は存在しない
~デマゴーグとプロパガンダは21世紀の国際社会には通用しない~
我那覇 真子
昨日皆様は、沖縄は紛れもない日本の一部であるにも関わらず、「沖縄県民は日本政府及び米軍から抑圧される被差別少数民族である」とお聞きになられたと思います。
それは全くの見当違いです。
私は、沖縄生まれの沖縄育ちですが、日本の一部として私達は世界最高水準の人権と質の高い教育、福祉、医療、生活を享受しています。人権問題全般もそうで すが、日本とその地域への安全保障に対する脅威である中国が、選挙で選ばれた公人やその支援者に「自分達は先住少数民族である」と述べさせ沖縄の独立運動 を煽動しているのです。
我々沖縄県民は先住少数民族ではありません。
どうかプロパガンダ(政治宣伝)を信じないでください。
石垣市議会議員の砥板芳行氏からのメッセージです。
「沖縄県の現知事は無責任にも日本とアジア太平洋地域の安全保障におけるアメリカ軍基地の役割を無視しています。翁長知事はこの状況を捻じ曲げて伝えています。中国が東シナ海と南シナ海でみせている深刻な挑戦行為を知事と国連の皆様が認識をすることが重要 です」
ありがとうございます。
22日に、我那覇真子氏のカウンターが行われることは、翁長知事には心外だったようで、かなりの動揺をきたしたようです。
この記者会見でも、カウンターすることが如何に有効であるかを我那覇真子氏が次のように語っております。
翁長氏の演説に対して我那覇氏の反対の意見が出たという事実だけで、自動的に調査をしなくてはいけない、そうした手続きに入りると、人権委員会から勧告が出るということがなくなる。
我那覇真子氏らが行ったことで、日本政府に対して勧告がでることがなくなった。
翁長知事の目論みは、カウンターによって完全に潰えたということです。
すばらしいことです!
やはり国際社会での悪意あるプロパガンダにはしっかり反論をしていかなければ、国際社会にプロパガンダがまかり通ってしまうということを教えてくれています。
日本政府、特に外務省はこの言葉を、耳の穴掻っ穿じってよく聞いておくことだ!
国益を守る外交官は常在戦場と心すべし