ネタバレ有。「ゲームなどの話をしよう!」

週に7冊は漫画雑誌を読むという、ぽちょむ君(理論派)とケンジン(直感派)の二人が主にゲーム・漫画等について語ります。

今週のマンガ雑誌(8月第五週)ジャンプ・サンデー編

2006年09月01日 23時55分30秒 | 週刊マンガ誌
ケンジン氏の都合により、前半分はぽちょむ君の単独レビューになります。

ジャンプ編
SKET DANCE(読み切り)
学園の何でも屋「スケット団」が依頼された恋愛相談を解決するはずが、事の内容を調べて行くうちに隠されていた事件の真相が…という話。
とにかくポイントは、題材となっている事件の謎が実によく練られている事ですね。
依頼時にあまりにも「なっちゃんなっちゃん」言うのがちょっと不自然に思ったんですが、まさかそれが伏線になっていたとは。
あとは「なっちゃん」のキャラ描写に使われた過去エピソード(愛犬の死の話)が、クライマックスの状況と重なっているなどとにかく展開が見事で文句のつけようがありません。
画力も問題無しですし、連載への懸念事項は「このレベルの話を週刊単位で出せるのか?」ぐらいしか見当たりません。
と、最初は思ったんですが、じっくり読んでいくと1つのことに気づきました。
この話って…スケット団が絡む必然性ってあったのか?
スケット団の3人が事の背景を調べて行くことによって別の側面が明らかになったのは確かですが、「あの3人ならでは」の部分がどうも見つからない、3人のキャラの紹介だけしておいて投げっぱなしになっています。
3人の個性がもっと絡んでくる話であればなお良かったでしょう。
あと集音マイクの「飛影」だけがやたらリアリティ低い小道具で、話の中で浮いていたのもちょっと気になります。
些細なことと言えば些細な事なんですが。

家庭教師ヒットマンREBORN
時雨蒼燕流の設定が実に見事でした。
伝承者が新しい型を作り、それをまた次の伝承者へ伝えて行く。
戦いに敗れた分派筋は消滅し、強い時雨蒼燕流のみが後世に残る。
実際にそんな流派がありそうな、そんな感じがします。
無粋なツッコミを入れるならば、途中で超強力な型が生まれた場合、それ以降の分派筋は全てその強力型だけの力で生き残ることができ、果てしなく流派数が増えて行く、なんてならないのでしょうか?

エムゼロ
魔力を持たないと思われたエムゼロプレートが発動?
ラストシーンと「エムゼロ」と言うプレートの名前からすると、魔法無効化能力だったりしませんかね?
それなんてアスナ?
連載開始当初の期待値とは裏腹に、最近ちょっと影が薄くなっている気がするので、ここらで急展開&勢い復活が欲しい所です。

To Loveる
ララがペケを取られて全裸になったシーン、あのコマをよく見ると(強制終了)


サンデー編
MARΩ(新連載)
MARの続編…なんですが、共通する登場人物もなく(バッボのみ例外)6年という歳月も流れていて、「舞台が同じ別の話」という感じで見るのが良さそうですね。
絵柄が似ても似つかない割に違和感をあまり感じなかったのはそのせいでしょうか。
舞台が同じで基本設定も同じなため、前作の読者にはスムーズに入っていけるかと思います。
逆に前作を読んでいる立場からすると、1個目のマジックストーンでいきなりガーゴイルってのはやりすぎのような気もしますが。

絶対可憐チルドレン
何気ない事で紫穂と賢木が大対立。
皆本以外には心を開かない、という紫穂の設定は生きてたんですね(笑)。
できればここは賢木に頑張って欲しいです。
レベル6と7にそれほどの差があるとは思えませんし。

ゴールデンエイジ
ゴールデンエイジ、タイトルにもなっているこの言葉の意味が判明。
「黄金世代」じゃなかったんですね。
つーか、「もう1つの意味」がまず間違いなく黄金世代でしょう。
唯、近江、その他もろもろのタレントが揃っている世代ってことになって行くのではないかと。

ハヤテのごとく
綿流し編じゃなかったですね、残念。
そして「ぐおおおお」には参りました(苦笑)。
太臓が先に使うと思ったのになぁ。