ネタバレ有。「ゲームなどの話をしよう!」

週に7冊は漫画雑誌を読むという、ぽちょむ君(理論派)とケンジン(直感派)の二人が主にゲーム・漫画等について語ります。

今週のマンガ雑誌(5月第二週)ヤンジャン編

2006年05月11日 23時37分25秒 | 週刊マンガ誌
※ぽちょむ君による単独レビューとなります

虎喰い(新連載)
「型破り異色ギャンブラーが嘘を喰らう!」(ヤンジャン公式HPより)
という事で、一見経済と言うかサラ金とか闇金とかそういう話かと思いきや、実はギャンブルのマンガでした。
最初はパチンコ屋のシーンだったため、まさかパチンコ必勝法とかやりだすのかと思ってヒヤヒヤしていました。
今回の題材は、ギャンブルらしいギャンブルであるルーレット。
しかしなんでしょう、あの展開は。
「1度出た目は続けて出る事はない」ってのは完全に確率論を無視していますし、そもそも凄腕のディーラーにとって狙った目を出すことなんて造作もないこと(らしい)です。
ま、そうやって考えていた時点で作者の思惑通りだった訳ですが(苦笑)。
初回から1本取られてしまいました。
運とか気合で勝つのではなく、人間心理を巧みに利用しているあたりが読んでいてニヤリとさせてくれます。
強いて問題点を挙げるならば、LIAR GAMEと内容がかなり被っているところでしょうかね(笑)。

女子アナ魂(最終回)
逆境を乗り越え、人間としてそしてアナウンサーとして成長を見せた…んだけど、やっぱり小春は小春でした(笑)。
さて、ちょっと打ち切り臭が漂う最終回でした。
問題と言えば、毎回の展開に目新しさが少なかった点でしょう。
序盤は、現場の支持を無視して暴走→アナウンサーとしては問題だけど、人間としては正しい行動 
最近は、打開困難な局面に陥る→気合と根性で解決
こんなパターンが多かったと思います。
「破天荒なアナウンサー」というキャラを売りにしても、それが日常となってしまえば個性も失われてしまいます。
そこで新しい方向を上手く見出せなかったために、ジリ貧になったのでしょう。
個人的には好きな作品だったんですけど。

法の庭(最終回)
裏切りには裏切りを。
岡嶋を逆に落としいれる形にて無罪放免(のはず)。
まさか、あの1億がこういう伏線になってたとは思いませんでした(笑)。
さて、総括ですが…何とも言えない円満終了ではないでしょうか。
毎回毎回短いエピソードの繰り返しだったんで、最終回と言われても実感ありませんし。
小泉、田所、天海のキャラに色恋沙汰を強く絡めたのはどうだったんでしょうかね。
法廷ドラマと三者三様の人間模様という2本立てのテーマという事だったのかもしれませんが、後者は不要だったのではないかと私は思います。
そういう展開は他の作品に任せて、骨太のドラマに絞っても良かったでしょう(笑)。

カウンタック
警察の取り締まりかと思った人、手を上げましょう。

ノシ(笑)