若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

ハンガリーを食べる

2015年12月08日 16時05分33秒 | 冒険してみたい
ハンガリーごはんの講座に参加しましたよ。
講師は政府公認ガイドの日本人女性。
ハンガリー人は飽きっぽく、離婚率は6割!そして先生もシングルなう。

ほぼ単一民族で、ハンガリー人といえばマジャール人(メジャー?「うちなんちゅう」みたいなこと?)のこと。
東欧ではなく、オーストリアと同じ中欧であると主張。
戦争で領土は小さくなったけれど、周辺の元ハンガリーの国々に、本国よりも色濃くハンガリー文化が残っていて、今でも現在の国名(ルーマニアやクリアチア)ではない、独自の名前で呼んでいる。それらの地域に上から目線で嫌われるところが京都フミンっぽい?
「海なし国」と言われると、「××(湖の名前)にビーチもあるから」と強がるところが滋賀ケンミンっぽい?

ハンガリー語の他に、最近まで兵役があったので、男性はルーマニア語を使える。多国語率高し。

文化と富はブタペストに一極集中。
平均月収は7万円位。スマホは10万円する。
難民さえ、より待遇の良い国へと通過して行く。

食品の税率は27%!
基本の医療費はただ。みんな病院に来るので、軽症でも急患でも長時間待たされる。ワイロは常識。

さて、食文化
冬が寒いので、油っこい、しょっぱい、高カロリー、確実に太る。
海の魚(バターフィッシュ(えぼ鯛?)など)は高い。
クリスマスといえば鯉(美味しくない)。
パン(美味しくない)と具だくさんのスープで一食。


調理実習は超アバウト。
結果食べられるものになるからミラクル。


粉パプリカ、おじさんブランドの辛い練りパプリカ、粒と粉のクミン


【グヤーシュ】グヤーシュレヴェシュ
お味噌汁のような通年の国民食。
各家庭、レストランみんなが作って、それぞれの味があるので、レシピ本は存在しない。
材料にはきびしく、他食材を入れると別名の料理になってしまう。

牛肉(バラか脛)
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、根セロリ、トマト
ニンニク、粉パプリカ、辛い練りパプリカ(安い豆板醬に似てる)
粉クミン、粒クミン
塩、胡椒
ラード(大量)
とにかく油はケチらないこと!


【ナスのサラダ】パドリジャーンクレーム(ルーマニア・トランシルバニアが発祥)
ナス、赤玉ねぎ、ニンニク
粒マスタード、オリーブ油、塩、胡椒
(マヨネーズ、パセリ)


【リプタウアー(ドイツ語)】クルゾット
カッテージチーズ
サワークリーム
パプリカ粉
塩、胡椒
アサツキ


ナスとリプタウアーはパンにのせて食べますよ。

お味は想定内でしたが、異文化に触れるのは楽しいですねぇ。