岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

今日は紋次郎でござんす(笑

2008-04-18 23:10:52 | 農作業
18日、今朝の北アルプス朝日岳の様子

       
家の上にというか、負釣山の上にはこれから降らすぞの合図が見える。
いつもこの方向での画像が多いが、此方は東側にあたり、宝くじなどを購入した際の抽選会場が東京であれば、こちらを向いてお願いするのです(笑。

余談だが、以前左の残雪を抱いた朝日岳の真下にトンネルを掘り長野へ抜ける構想が一部県議会議員の中であった。東京への近道だと言うが、アホかと言いたい。

        
一方こちらは南南東でいわゆる南側。 家の屋根の上の二つ並んだふたコブの左が越中駒ヶ岳、右が北駒とも前駒とも呼んでいる。 で、右端の大きな山が僧ヶ岳である。 

上の2枚はどちらも北アルプスで、この向こうには立山連峰が広がり槍、穂高と繋がるのだが黒部渓谷を間に挟んで尾根は東西の両方に分岐していて上の二つはそれぞれの北端に位置するのだ。そして上の朝日岳へと連なる山並みを何故か後立山連峰とも呼ばれている。

ついでに言うなら、その立山から剣岳を抜けて下の画像の駒ヶ岳を通り僧ヶ岳へ辿る尾根筋を僕らは剣岳北方稜線と呼んでいる。

以上二枚とも朝食前に撮ったもので、雨はこの後約束したように降ってきて、今日は合羽が離せなかった。

     
雨の中時おり蜃気楼のように山並みが現れて素晴らしく見応えがあり、サラリーマンにはこれはチョット見れないだろうにと少しだけ得意になってみせる(笑。

     
雨降りの中、オープンカーの僕には合羽と三度笠は必需品。 今日一日は口に楊枝の変りに飴玉しゃぶって、トラクターに乗った紋次郎でござんす。   

あっしには世間のことはなーん分かりませんちゃ(笑。

直播コシヒカリの準備に入る

2008-04-17 23:53:30 | 農作業
4月17日曇り、今日から直播コシヒカリの準備に入る。 先日より田起こしを進めてきたが、今日は昨年に秋起こしした田んぼの荒くリ(あらしろ荒代とも呼ぶ)を行なう。

       
秋起こしした田んぼは草も伸びていて速度をユックリと回転を早めにして草を出来るだけ土の中へ鋤きこむ。

田起こしをしてると盛んにカラスがやってくる。トラクターの回転で土が掘り返され、中の虫が現れるのを狙ってくるのだ。 中にはこんな鳥まで

      
カモメだ。何キロも下流からこの時期になると現れる。 彼らは土の混ぜ返る匂いで分かるのだろうか、不思議だ。 さしものカラスもカモメには分が悪いのか、彼らが現れると一定の距離を置いて退散する。

今日も気温が上がる前から田んぼへ出たので、頃合をみてハウスへ駆けつける。

       
本葉も揃ってきた。 中には二枚目が覗いているのも見受けられる。  まぁ、何れにしても後撒きの方はまだまだなのと、寒だめしと呼ばれる寒の入りから寒の明けまでの30日間を一年に見立て占う天気予報では4月の後半に寒気が予想されるので、それが過ぎた頃に定植をと考えている。

      
そのため丈が伸びすぎないよう温度管理に気を使い、根張りの良いものを育てるよう努めている。 もう少し葉が大きくなり隣どうし重なり合うようになると鉢の間隔を開けてやり、上へ伸びるのを押さえ、葉の展開を促してやるのだ。

この後も田起こし(荒くリ)に掛かるのだが如何せん小さい田や変形田などが多く時間が掛かる。 今日もこの後7時半まで掛かり大小3枚がようやく終わった。


西瓜トンネル工事完了

2008-04-16 22:50:47 | 農作業
今日も夜明けと共に行動。

       
畑の畝に被せたマルチは今朝も夜露でグッショリで、吐く息も真っ白だが寒いとは感じない。 日の出の位置は今ではすっかり北寄りに移り日の長さを感じる。

今日も微量だが風を考慮し東から西に向かってシートを伸ばす。

       
今年の畝は長く、既製のシートでは此処までで足りなくなる。 末端のシートを竹ヒゴにクルクル巻き、通常より深めに差し込む。

      
そして反対側(通常最も多く吹く風の方向より)が上になるようにして、同じく竹ヒゴに巻きつけたシートを重ねるのだ。  風の強いここらではテープで貼ったくらいではもたないのだ。

今日も頃合をみてハウスを覗く。育苗と発芽では幾分温度管理も違うので気を使う。

       
真ん中から延びる本葉の芽が幾分大きく、中には葉の形を成してきたものもある。

只この品種は発芽が悪い、いまだに芽の出ないものがあり、先日に再度撒き直したのだが、こんな事はめったに無いことだ。

水やリと換気を済ませ、畑に戻り先を急ぐ。昼近くになっても風があまりない事に助けられ順調に進む。 もちろん食事は今日も畑で頂く。

      
今日は仕上げという事もあってか、カミさん力を入れた様子だ(笑。

昼過ぎにシート掛けは終了し、片付けに入る。先般より放置してあった資材の数々などや排水作りで再度出た石の片付けなどで夕方には全て終了した。

       
これが出来ると随分と畑らしく見えるのだ(笑。 脇を通る車も減速して此方を窺っていく。 何せ町内でも僅か20数軒だけが作る光景で、まして当地区においては僕だけなので、未だに珍しいもの風に見られるのだ。

これで明日からは直播コシヒカリの準備にも取り掛かれる。畑が一段落した今、休む間もなく次の段取りに掛かるのであった。・・やれやれ(苦笑。

天気に押されトンネル工事も順調

2008-04-15 21:57:24 | 入善ジャンボ西瓜のこと
5時、空がしらしらと明けて最新の天気情報で風をチェックし、ハウスへ急ぐ。
暫らくは覗きに来る事が出来ない為に必要最低限の換気を施し畑へ向かう。

必要な資材は昨夜のうちにトラックに積み込んでおいた。 畑のマルチシートの上は夜露に濡れてきらきらと光っているが、その割には今朝は寒いとは感じない、穏やかな風のない朝だ。

       
相向かいになり昨日トンネル状に布設した竹ヒゴの上にシートを伸ばし、互いに持ったロープで交互にクロス掛けしてシートを抑えていく。 

皆さんの出勤時間頃にようやく一畝終了。

       
風は今のところ殆んど無く、順調に進んで気持ちがいい。

2本目が終わった時点で朝食にするが、もちろん食べに帰ってる間は勿体ないので畑で頂く。

      
おにぎりに鰯の焼いたものと、昨夜の残りのカツに玉子焼きと漬物だ。
僕らにすれば大道で広げる弁当ほどご馳走はない。

8時を回ると気温も上がり、途中でハウスの状況を見に行く程の陽気になる。

     
10時くらいから風が出始めたが差し障り無く事は進み、お昼には昨日に竹ヒゴを布設した分は終了した。

午後からは再度残りの畝のマルチを押さえたロープを外し、竹ヒゴの布設と杭の配置等で6時半に終了。


夕方僕の姉が山菜をもってやってきた。 家の裏山で採れたそうだ。

     
ススダケ(根曲がり竹)にウドだ。他にコゴミもあり最高に嬉しい。
この間から天気予報と睨めっこの僕にすれば今年は空が悪いと思っていたのだが、姉に言わせれば今年は陽気がいいのか出るのが例年より早いとのことだった。

遅めの晩ご飯にカミさんがウドを僕の好物の天ぷらとキンピラに作ってくれ、春の味に大満足した。

ところで明日の天気はというと、午前中はやはり風がないと出た。 目標は片付けも入れて明日でトンネル終了である。さすれば明日も早出でお願いするとしよう。 よって今日は早寝を決め込む。

トンネル作りに着手

2008-04-14 22:26:32 | 農作業
今朝は予報どおり雨(笑。 ラジオの予報ではお昼頃には止みそうだ。 気温が低く、先に残った畑のマルチ押さえの補強を済ませてから西瓜苗の鉢上げに掛かる。

       
西瓜苗の生育状況だが、豆葉のあいだから新緑の尖ったようなものが見えるが、これが本葉の片鱗で、まだ押さえ気味に管理する。


雨の方は次第に邪魔にならないものとなり、明日の風の予報を睨み先日に掛けたマルチシートのロープを一部回収する。 

      
明日のお昼くらいから風が強まるとの事で、それまでトンネル掛けを終えれる分だけ撤収する。 

ロープ回収後直ぐに竹ヒゴを配置しトンネル型に設置していく。

      
横の間隔と幅に高さを揃えながら進めて行く。 比較的強い風の通り道にあたる事もあって適当では幅や高さにバラツキが出て風の抵抗を受け易く、キチンとバカ棒で測りながら取り付けていく。

     
夕方6時には予定の畝数を終え、トンネルシートを押さえる為の杭の配置まで完了した。 西の空には久しぶりの夕日が明日の天気を約束してはくれてるが、

     
問題は風だ。明日は5時半の作業開始だ、シート掛けが終えるまでもってくれればいいのだが。

yahoo 天気情報に 喝~っ!

2008-04-13 23:57:44 | 日々の暮らし
13日の日曜日、今日は曇りで晩に入り雨との予報。 この辺も昔と違って農家意識も薄らいできて、早朝より機械を使うと苦情を言われかねない状況で、まして日曜の朝である。 西瓜苗の鉢上げなどや、他の雑仕事を先に済ませ8時を回ってから田起こしに掛かる。

       
この辺りの田んぼは石が多く、ガラガラッガーッっと大きく音を立てるとせっかくの休日、ユックリ休んでいようと決め込んでいる人には申し訳がないとは思う。 

15,6年前くらいだとお互い様で、こんな気兼ねは要らなかったものだが、時代は変わった。

       
トラクターに鋤を取り付け畦際の土を削り取り、内側へ寄せていく。 こうする事によって畦際の土もシッカリ耕起でき、最後の仕上げの時畦際が高くならずに排水溝を兼ねる事になる。

昨日と同じく時間を区切って、午後より畑へ回る。  今日はマルチ押さえの補強をする。 

明日の予報は雨で明後日とその翌日が晴れが期待できそうなので、風さへなければトンネルを作ろうと思い、マルチを抑えてるロープを取り外せるよう、針金で補強するのだ。 

     
針金をU字に曲げてマルチの上から刺して押さえるのだが、これはよくない例で

     
こうやって両足のつま先でマルチの皺を伸ばしておいて刺すのだ。 これを先日止めた箇所の間あいだに刺していく。

1時くらいに雨が降りてきた。先ほど11時の発表ではまだ先の夜に入ってからとの事であったはずが、全くどうなってるのだ。 雨はその後小降りなが日没で作業を終了するまで続いた。

帰宅して《天気予報》を見ると、やはり今回も画面が変わっている。 今年に入ってからだろうか、それとも昨年位からだろうか予報の3時間ごとのお天気マークが事後修正されているのだ。それは( )のモノクロ云々に関係なく変更されてるのだ。

つまり正午にだったものが、結果雨だった場合、いつのまにかのマークに変わっているのだ。 これって何のために?

今確認したところ過ぎてしまったからか、再び元のマークに置き換わっている。  これは考えようによっては、予報を発表している所が外れて文句を言われるのを避けたいとか、言ってみれば格好が悪く試験の答案用紙を手直しして親に見せる子供と何ら変りがないのではと思ってしまう。

今春に入ってからでも風の予報も度々そうだった。 こっちはこれで命を賭けているのだ。 何か小バカにされてるようで、ものすごく腹が立つ。 こういうのって消費者生活センター辺りで取り上げて貰えないものかと本気で思う。  僕ら生産者はこんないい加減な商売しません。

報恩講の案内がきて

2008-04-12 23:00:17 | 日々の暮らし

前日の予報ではお日様マークが出ていたのだが、今朝の空は実に怪しげな天候だった。 それでも畑の排水を第一にハウスを覗いてから畑へと向かう。

       
昨日の日中に終えた通路の排出作業もご覧のように今朝はタップリと溜まって、鼻で笑われているようでチョイト癪に障る。

今日も排出側に向かって勾配をつける。

       
これは農業というより、まるで土木工事だ(笑。 スコップや鋤簾が立たずツルハシの出番だ。

       
ほんの少し頭が出てる状態なのだが、あると雨水が流れない為掘り出せば、氷山の一角でこんな大きな石だった(苦笑。

それでも根気よく取り除いていくしか手はないので、決して無理をせず今日もノルマを決めて事に当たる。

そんな中、見知らぬ車が寄って来て、「フラワーロードはどう行けばいいんですか」と60代も半ばくらいのご夫婦が尋ねてきた。 

フラワーロードとは、当町で行なわれているチューリップ会場のことで、町特産のチューリップを5.3㌶の圃場に250万本の各種チューリップを植えて展示するイベントだ。

僕は出来るだけ丁寧にくり返し教えてあげ、見送った。・・が、暫らくしてからハタッと思った。 まだそんなに咲いてはいず、見ごろとは言えない筈だったのでは、と

せっかく尋ねてこられたのにひとこと言って上げれなかった事にどうも気になって後を追う。

結局そのご夫婦は見当たらなかったが、会場の傍では満開の菜の花畑が広がり、せめてこちらを見て満足して帰っていただいていたら良いのだがと思う。

       
奥には運動公園の桜並木が見えるこの菜の花畑は菜種油から車用の燃料バイオエタノールを取る為に栽培されているのだ。  


夕方に入り、田起こしを始める。

      
直播コシヒカリの準備も忘れてはならない。 今月28、29日に予定してる直播に合わせ今日から少しづつ始めていく。

     
畑の跡のこの田んぼは草が多く出来るだけユックリと深く起こしていく。正面の北陸自動車道の法面には白く雪柳が咲いている。 

夕方5時を回ると風も冷たく 今日は6時で終了、明日へ繋ぐ。
帰ってお寺さんから案内状が届いていた。

     
報恩講の案内だ。 報恩講は秋に行なわれる。 僕の家のお寺さんもむろんそうなのだが、案内の樹徳寺さんは宇奈月にあって立派に独り立ちのお寺さんなのだが、わけあって僕のところのお寺さんの小寺さんとしても世話をやいていただいている。

が、為に報恩講の時期、ご自分のお寺事を犠牲にしていただいて、比較的物事の少ないこの4月に執り行なわれるのだ。 そんなご住職のフアンである僕は誘われるままに通ってる次第なのです。

そのご住職から今年もお誘いの案内を戴いた。 もうそんな時期なんだと改めて思う。 と言うのも、この頃になると山菜のフジ菜やエラナが、またはカタカゴのカタクリの花が一面に咲き誇り、新しい春の息吹が野にも山にも満ち溢れる、そんな季節なんですね。

 


晴雨蟻の如くこれもまた楽し

2008-04-11 23:33:59 | 日々の暮らし
一夜明けて昨日の風邪もお蔭様で治まったようだ。 天気の方はマズマズだが、西の空は午後から崩れるかのようにスッキリしない。

畑のほうは昨日の雨で通路に溜まっていて、朝一番にポンプを回す。  

寒だめしのほうでは明日から暫らく寒さが続くとなっているが、問題は風だ。 今度天候が安定したらトンネルの作成をと考えているのだが、先日のような大風が吹くようであれば迂闊に手は出せない。

此処へきて西瓜の発芽率が悪く、今日も60鉢ほどだ。

       
苗の生育状態はこんなもの。 伸びさせるのは容易いが、今後の作業環境を眺めセーブ気味に進める。

今日は畝立てで使った機械の洗浄と手入れをする。

        
これは褒められた事ではなく、本来なら使った後に直ぐに洗っておくのが道具使いの常識であり、長持ちさせる為にも大事なことなのだが大風被害があったりで今日になった。 3台の機械と幾本かの道具を丁重に洗う。 

雨を避けて頼んでおいた肥料が届いた。

       
米袋を再利用したものだが、、西瓜作り第二段の有機肥料がぎっしり詰まった大事な宝だ。

午後に入り再度畑の排水に努める。 近くでは町の町木のこぶしの花が満開に

        
町木に制定された時に町の全戸に苗木が配布され、それが今では沢山の花を付けて、見上げるばかりに立派に育った。

夕方4時前より一筋雨が降りてきた。 行きつけの園芸店へ用がてらに舟川の桜に会いに寄る。雨は先程より強まり傘でも持たないと濡れるくらいに

      
先日よりは色味が強いのは曇天のせいだろうか、薄紅が目に鮮やかで自然と口元がほころぶ。

      
今度の日曜の桜祭りに合わせボンボリも取り付けられ、河床にはライトアップ用に照明灯が設置されていた。 晴れるといいのだがと、畑と重ねて思い願う。



晩に入り雨も一向に止まず、予定してた我が家の花見はこの雨で出掛けることは出来なかったが、久しぶりに全員揃っての楽しいものとなった。

      
今日だけはカミさんたちの手を煩わせてはと思い用意した。正に花はなくとも、実を取るのほうになった様だ(笑。  

外は随分と小降りになったが、それでも静かに降り続いている。 今日もどうにか終えた畑の排水、これでまた再び通路に溜まった事だろう。 一体何年こんな事を続けるんだろうと自分で己が可笑しく、ひとつ鼻で笑ってみせる。
              

忙しさの中にも桜に誘われて

2008-04-09 23:51:26 | 日々の暮らし
昨日の風がうその様な穏やかな朝を迎えた。近所では田起こしが始まり早朝よりエンジン音が鳴り響く。

      
例年だと3月の下旬からボツボツと始まるのだが、今年は晴天が続かなかった為に今週に入りあちらこちらで開始された。

さて天気予報の方であるが、今日も10時くらいから風が出始めて午後にはかなり強まるとのことで今日も強風注意報が出てる。 先ほど畑を見回ったところ、昨日飛散防止に畝のマルチを押さえたロープがかなり緩んでいたので、再度締めなおすことにする。

先ずはハウスの西瓜苗の世話をやいてからで

      
水は朝に一回だけ充分にやる。 水やリは管理上最も大事な作業で、これだけは任せる事はない。 水やりを終え播種用ポットを見る

      
左の芽が出たばかりのものは種の殻を被ったままで出てくる。 自然に取れる場合もあるが、取れなくて双葉が変形したり傷んだりする場合があるので毎朝様子を見ては手で取り除いてやるのだ。 

ハウスの換気も済ませ畑へ急ぐ。 今まで気付かなかったが、家の入り口に植えた桃の木に花が咲いていた。 

      
これを植えたとき、友達に2~3年したら食べれるようだから、楽しみにしといてと言ってたのに、水捌けが悪く一向に大きくならない(苦笑。

さて畑へ着いて直ぐにマルチ押さえの補充をする。 それが終わるとマルチの上に張ったロープの緩みを再度締め直す。

       
風が出て中に吹き込むと膨らみ巧く締めることができないので、作業を急ぐ。 後作業でトンネル掛けをする場合このロープは邪魔になり外さなくてはならないのだが、それでも風で飛ばされれば殊更に面倒な事なので 今はとにかくこの後の風を凌ぐしかない。

風が少しづつ出てきたが、お昼一寸過ぎに何とか終了。 お昼ご飯を後回しにして 一昨日より畑から窺っていた舟川の桜を見に行く。

     
この光景が遠めに畑から見えるのだ。 いやぁ~嬉しい、満開だ。

     
桜の間からは左に朝日岳、右に白馬三山が窺える。

     
お花見用に渡された橋の上からは両岸の桜が見事だ。奥に太く横一文字は北陸自動車道で、中には走っていてあまりにも見事さにインターを降りてこちらへ回ってくる人たちもいるのだ。

桜を見に訪れたのは僕だけではないが、平日ということもあってか、人もまばらで、これはこれでまた良い。

     
隣りに広がる田んぼには農家に花見も関係ないと言わんばかりにトラクターがあちらこちらで活躍中だった。


暫し目も心も楽しんだ後、午後よりトンネルの準備に掛かる。

     
トンネル用の竹を消毒し、畑の畝に配置する。 今度晴天が続くようであれば、取り掛かろうと思い段取りだけはしておく。 それでも昨日のような大風が吹く日にゃぁ考えものなのだが。


晩に入り今日は地区の防犯パトロール隊の結成総会があるというので出席した。 

     
隊員をお願いされ承諾したのだ。活動は全くのボランティアであり月に2度の巡回パトロールを実施となっている。

     
隊員役員あわせて30名の出席で総会は執り行われた。 こういった活動は町というより県の方針があって要請されたとの事であった。

警察と違って我々の場合は怪しい人や事柄を発見しても絶対に深追いせずに最寄の警察等に連絡を入れてほしいとの事であった。 それは近年外国人による犯罪が増えている事に、彼らが凶器を持ち歩く事が多々あるということからであった。

畑のマルチが吹っ飛んじゃった

2008-04-08 23:58:45 | 農作業

今朝は約束どおり(笑、早起きをせず充分に明るくなるのを待って起床。

外は粉糠雨のように差し障りがないほどの雨だが、路上に溜まった雨水を見れば昨日終わらせた事に安堵する。

何に付け先ずは畑へ様子を見に行く。 途中近所の家で水稲の育苗ハウスのシート掛けをされていた。

       
実はこの家、昨日僕のところへお手伝いに来てくれてた家なのだ。 昨日の様な良い天気に自分の所のシート掛けをせずに僕のところへ来てくれて、今日のように雨の朝にシート掛けをされてる事に感謝する。

畑のほうは通路にも雨水が溜まっておらず一先ずは大丈夫な様で、予定通り今日は西瓜苗の鉢上げをする。

       
種をまいた芽だしポットからひとつづつバアチャンが取り出すのを、僕が育苗ポットに鉢上げ(移植)していくのだ。

     
鉢上げしたものを再度温床線の上にならべていく

     
今日はこれで360鉢移植した。 明日も順次芽がでて双葉のひらいたものから鉢上げをしていく。


鉢上げを終え、お昼から資材の消毒をしてると、なんだか風が異様に感じ、胸騒ぎを覚え畑へ駆けつければ

     
今朝安堵したのもつかの間、みんなの協力で張ったマルチが風に煽られ風の抜ける側が殆んど捲られて波うってるではないか。

     
このときの風はとても強く、車から降りる際ドアが容易に開かなかったのだ。マルチシートは大きくバタバタとうねり、手の施しようもないくらいだったが、それでも取って返し、ありったけの物を持ってきてシートの上に載せて重し代わりにする。

こうなった場合浮いたシートを再度押さえようのトンボなどで刺して止めれるものではないのだ。 先ず風の吹き込み側のまだ捲れていないところをあるだけの押さえ金具で止めていく。

それからトンネル用のロープでシートの浮き上がりを押さえるべき、畝を押さえていった。

     
このようにタスキを掛ける様に押さえるが、この時既に殆んどの畝の片側がマルチを押さえるトンボごと吹き立たされていた。

先日の予報では、今日の最大風速が10mであった。 これまで12~13mの風をこの時期に受けてきた。 その都度少なからず被害は受けてきたが、その場で修復できる事ばかりであったのだが。

今回の風は後の発表では13mとなってはいたが、実際はそんなようなものではなく、チョットした台風ではと思えるものであった。

今まででロープでシートを押さえたことなどなかった。初めて味わうこの時期での強烈なパンチを貰う。自然を相手の敗北感の様なものだ。

ただ、これまでも幾度となく手痛い目は
経験をしてきてはいるのだが、今回この場で感じた感情はこれまでのものとは違っていた。

それはなんと言ったらいいか、変な話だが素直に現実を受け入れる事が出来たのだ。 これまでだったら自分の周りの者達に対しても、言葉を荒げ、遮二無二現場を駈けずり回っていたのだが、何処か醒めた目で見てる自分がいることに気付いた。

悪く言えば闘争心が無くなったといえるのだろうか、諦めが付いたと言うのだろうか。

今回畑に選んだ圃場も充分というより向いてない部分が多かった。 今回の風も通り道であることは分かっていたことなのだ。

で、だからと言って、諦めたわけでもないし、闘争心が失せたわけでもないと間違いなく思ってる。

旨くは言えないが、これもひとつの経験であると考えるのだ。 僕には他人がそうであるように、良い圃場を求め他所の地区へ出て作っておられる方たちの真似をしたくない理由があるのだ。

家族の手を考えた場合近い方が好いし、何よりも自分の住む村で作り続けたいという気持ちがあり昨年も再度そのことを認識し納得したのであった。

で、あれば多少の困難は覚悟の上で取り組まないといけない事ぐらい胆に命じておかなければならない事で、そんな心が今回あっさりと敗北を認め再度出直すことを受け入れた気持ちに表われたのだと、そんな風に取りたい。

以上、良い子ぶってはみたが、今回の強風でマルチのやり直しは避けられず、気象に関しても判断が甘かったのではないかと言う反省はキチンとノートに書き残しておこう(苦笑。