岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

報恩講の案内がきて

2008-04-12 23:00:17 | 日々の暮らし

前日の予報ではお日様マークが出ていたのだが、今朝の空は実に怪しげな天候だった。 それでも畑の排水を第一にハウスを覗いてから畑へと向かう。

       
昨日の日中に終えた通路の排出作業もご覧のように今朝はタップリと溜まって、鼻で笑われているようでチョイト癪に障る。

今日も排出側に向かって勾配をつける。

       
これは農業というより、まるで土木工事だ(笑。 スコップや鋤簾が立たずツルハシの出番だ。

       
ほんの少し頭が出てる状態なのだが、あると雨水が流れない為掘り出せば、氷山の一角でこんな大きな石だった(苦笑。

それでも根気よく取り除いていくしか手はないので、決して無理をせず今日もノルマを決めて事に当たる。

そんな中、見知らぬ車が寄って来て、「フラワーロードはどう行けばいいんですか」と60代も半ばくらいのご夫婦が尋ねてきた。 

フラワーロードとは、当町で行なわれているチューリップ会場のことで、町特産のチューリップを5.3㌶の圃場に250万本の各種チューリップを植えて展示するイベントだ。

僕は出来るだけ丁寧にくり返し教えてあげ、見送った。・・が、暫らくしてからハタッと思った。 まだそんなに咲いてはいず、見ごろとは言えない筈だったのでは、と

せっかく尋ねてこられたのにひとこと言って上げれなかった事にどうも気になって後を追う。

結局そのご夫婦は見当たらなかったが、会場の傍では満開の菜の花畑が広がり、せめてこちらを見て満足して帰っていただいていたら良いのだがと思う。

       
奥には運動公園の桜並木が見えるこの菜の花畑は菜種油から車用の燃料バイオエタノールを取る為に栽培されているのだ。  


夕方に入り、田起こしを始める。

      
直播コシヒカリの準備も忘れてはならない。 今月28、29日に予定してる直播に合わせ今日から少しづつ始めていく。

     
畑の跡のこの田んぼは草が多く出来るだけユックリと深く起こしていく。正面の北陸自動車道の法面には白く雪柳が咲いている。 

夕方5時を回ると風も冷たく 今日は6時で終了、明日へ繋ぐ。
帰ってお寺さんから案内状が届いていた。

     
報恩講の案内だ。 報恩講は秋に行なわれる。 僕の家のお寺さんもむろんそうなのだが、案内の樹徳寺さんは宇奈月にあって立派に独り立ちのお寺さんなのだが、わけあって僕のところのお寺さんの小寺さんとしても世話をやいていただいている。

が、為に報恩講の時期、ご自分のお寺事を犠牲にしていただいて、比較的物事の少ないこの4月に執り行なわれるのだ。 そんなご住職のフアンである僕は誘われるままに通ってる次第なのです。

そのご住職から今年もお誘いの案内を戴いた。 もうそんな時期なんだと改めて思う。 と言うのも、この頃になると山菜のフジ菜やエラナが、またはカタカゴのカタクリの花が一面に咲き誇り、新しい春の息吹が野にも山にも満ち溢れる、そんな季節なんですね。