岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

西瓜の畑に防風ネットを取り付け

2008-04-27 22:55:41 | 農作業
明日から直播という事で今日は最後の代掻き。 

普通の田植えの場合代掻きは数日前に終わらせるのだが、直播の場合は田面に機械で溝を切り、そこへ種籾(たなもみ)を落とし入れて、上から柔らかい泥で押さえていくという仕組みになっているんです。 為に早めに代掻きを済ませ田んぼの土が(泥)硬くなってしまうと上手く種籾を覆うことが出来ないので出来るだけ直前に行なうわけです。

前説が長くなりましたが、今日は風も強まるとの予報もあり、早めに始め、家族が起きだす前に変形田を2枚終わらせた。

途中でトンネルの開放を済ませ、最後の一枚が終わったのが10時であった。

       
今日に限らず、機械物は泥を被った場合は必ずその都度洗う。 どんなに疲れててもそうする事によって不都合箇所の発見も早く、長く使えるような気がする。 今回も

     
均し板を繫いだゴムの板がロータリを反転させた時に当たり大きく裂けたのだった。直しておかないと、来年は使えそうにもない。 一段落したら部品の調達に走ることにして、とり合えず取り外し様子をみる。

代掻きが済んだ田んぼには今日もバアチャンがエボリをもって、頭の高いのを押さえて回っている。

      
昔はこんな光景はどの家でも見られたが、今では稲作の技術も機械の向上で殆んど見られなくなった。 僕の家でもバアチャンがこれをしないと田植えが始まらないと言わんばかりにやりだすのだが、僕はあくまで見てるだけ(笑。

風が強いのと時おりカッっと陽射しが強まるのでその都度畑へ出かけ様子を窺う。

     
苗のほうは一昨日より3枚目の葉が大きくはっきりとしてきた。

トラクターについた機械も外し一段落がしたところで、予てより考えていた防風ネットの布設に掛かる。

     
昨年隣で栽培していて、手痛い目に遭ったことから思いついたのだ。
風は毎年変わらないものだとすれば、今年も北陸道に沿って南西方面の風が今後も強まる筈だ。

そこで、とり合えず西側の一面に布設する事にした。

      
あり難いことにカミさんと息子が手伝ってくれる。このとき風で8mくらい。写真ではチョット分からないが、支柱が大きく東に傾き中々の作業だったのだ。

     
張り終えて西の風に負けて東に倒れないように支線を張ることにした。

     
取り付けた支線が見ずらく危ないためカミさんが幸福の黄色いハンカチではあるまいが、ピンクのリボンを沢山付けてくれた。 

これで幸運を呼んでくれば良いのだが、と千恵子を見つめる健さんよろしく渋めに構えて見せた(苦笑。


因みに今回の防風ネットに掛かった材料費は50mのネット代の8400円と荷造り用の紐の380円の合わせて8780円だけ。支柱のパイプは不要になったハウスの骨組みを戴いて加工した。ネットをパイプに止めるにはこれも戴いた通信用のケーブル線が細くて扱いやすく重宝した。 倒れ止めに使った針金はこれも電線を通す為に呼び線といわれる予め入ってるもので、電線が通った後不要になったので戴いたもの。

防風ネットは同じ品質同じm数でもお店によっては4260円も開きがあった。 値段の安さがネットの効果に比例するなんてことはないだろうが、これでも少しは効果が出るだろうと淡い期待を抱いているのだ。


さて明日はいよいよ直播だ。朝も早いのに何時の間にか今夜もこんな時間になった。明日はトラクターのようなわけには行かないぞ。途中で居眠りしたら稲が曲がっていってしまう(笑。 おやすみなさい。