晴れた日曜日で人出があり、売り上げはあまり無いけど忙しかった。
農繁期なのか予約が少ない。
夜になったらぱったりと交通量が減った。
予約が無いので早めに片付け車に乗ろうと西の空を見た。
山際の杉の木の梢の上に細い月が懸かってた。
息を呑んだのは隣に星があったこと。
下なら月の涙など言えるのだが、上で適切なコメントが見つからず、無言で眺めていた。
カメラを思いついて改めて構えると、もう月の下が杉の木に隠れ始めていた。
おまけに街灯の光がうるさい。
飛び乗った車で一番良い場所、障害物が無い場所をと走った。
八郎場のカーブを曲がったら山に登らなくても見えることが解った。
トンネルを抜けてもまだ月はあった。
結局自宅の庭で写した。
終わると蛙の鳴き声と満天の星空に気が付いた。
この前妹に逢ったらモミジガサが植えてあると話した。
ここらは中々無いよねと言うと、畑で作ってる人がいるよと教えてくれた。
山に生えてる場所を見ると同じような所が多いので案外場所を選ぶのかと思ったがその割りでもなさそうだった。
話が進んで裏に作ってるモミジガサを持ってきてくれるというとこまで話が進んだ。
届いたモミジガサの立派さに驚いた。
さてどこに植えたらいいのだろう。
店の横に猫の額ほどの畑がある。
親方が新幹線に乗って野菜や花を造りにやってきてたが、もう今年からしないと宣言された。
マキ婆に頼んでやってもらうことになったが、彼女も忙しい。
自分の畑が一杯あって今それを先やってる。
可愛い緑だと思ってたらいつの間に雑草になってしまい、時間を見つけて草取りをやってもらってる。
てんぷら用のナスと南蛮、バジルとロケット、青じそとを植えるぐらいで、後は隣の農天市場にお願いしょうと考えてる。
立ち木の上に鳥が蒔き、奇跡的に生えて植えなおしたサンショの木。
やっと大きくなったがもう少し葉を取らずに見守る。
山椒が好きだと磯谷さんに言ったら、伊豆から何本も送ってきてくれた。
隣の独活畑は誰も採らないので大きくなっていくばかり。
爺ちゃんに頂戴と言って要らないと辞退した代金を無理やり渡して好きなとき遣わしてもらうことにしてある。
晴天につられてお客さんが一杯来て、蕎麦打ちを何回もした。
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