新もぞく

昨日は父の日。
すっきりした空気と空、そして越後三山の山肌は何か秋の気配がする。
きっと大陸に乾いた空気と冷たい空気がここらをすっぽりと被っているのだろう。川鵜の駆除が決行されたせいか川鵜が見えない。
カラスの仲間で頭のいい鵜は慌ててどこかに逃げて行ったのだろう。
魚沼人は君たちを歓迎しないで困っていて攻撃をすると言う事がはっきり判っただろう。
回復に３-４年かかる。
お昼に二つの法事。
一般のお客さんの部屋は二間しか取れなかったのでお昼のピークは席が足りなくて帰った人が多くいた。
久しぶりに天ぷらを揚げた。
出来る事はかなりやったけど万全とはいえなかった。
お金を出して食べたお客さんはパーフェクトを要求するからきっと不満が多くて不満を売っていたのかもしれない。
法事の亭主役に苦情を言われてしまった。
前から危惧していたのだが、サービスが店本位になってしまっていた。
サービス業の基本に戻らなければ。
夕方は父の日で家族連れの、特にお父さんと呼ばれている人がいるファミリーが来た。
星野さんもやってきていた。
いつもなら必ず声を掛けてくれるのだが判らないでいた。
注文が出終わった頃やっとわかり、又一緒に父の日にかこつけて酒を飲んでしまった。
奥さんがパスタが塩辛かったと言ったのは良く判った。
スタッフの疲労がピークに達し味覚の感覚が鈍くなっていたのだ。
そこでいつも酔っ払ってすき放題を言っていつも良くこんな失礼な事を言うもんだと自分であきれている。
星野さんに言った。
父の日に家族で一杯来てくれるのはうちの店が晴れの日に使われているのはランクが上の店とお客さんが認識してるのではないですかと。
ニヤニヤしながら拒否をしていた。
僕も少しわかっているのだが。
鯛の塩釜の残りの頭をつまみにビールといつもは飲まない白ワインを飲んだ。
店で一番安いワインだけどこの日は美味く飲めた。
それでブログを更新できなかった。
酔っ払って自宅に帰ると友人からの電話が来た。
潜ってもぞくを取ってきたから持って行くからと。
朝約束通り生の新もぞくが届いた。
黒い色をしていたがさっと熱湯をかけると突然緑に変色。
麺出しで食べた。
磯の香りと緑、ぬるぬるして歯ごたえが楽しい。
冷凍にしておいて、小出しして使う。


ランキングに参加していますここをクリックお願いします。