どぶがいの屋外アクア

コロナは茶番。世間体を過剰に気にすると権力者に搾取される。おかしいことはおかしいと主張しよう!

武蔵野が育む固有種のお魚

2021-03-16 07:35:52 | 野外採集

良さげな和食屋を見つけたので、奮発
して天ぷらうどんと味噌カツ丼をW注文😤うどんののど越しが良かったですし、つゆはしょっぱくなくてとても食べやすかった!僕は好き嫌いがあって野菜は不得意なんですが、野菜の天ぷらも旨いし味噌カツも上品な感じでした。

やはりチェーン店じゃなくて、たまに違うお店で食べてみるのも良い感じです😄

当ブログのメインは生き物ですので、食べ物のことはこれ位にして…







近場で新規開拓したら、ムサシノジュズカケハゼ&ギバチ天国を発見!!東京近郊でもこんな場所があるのはとても嬉しい😄






婚姻色を纏ったムサシノジュズカケハゼ。

この魚が面白いのはオスでは無くメスが発色するんですよ😤お腹が膨らんでいるので卵が詰まっているのでしょう。タナゴやボウズハゼ等、大半の魚はオスが発色しメスが地味なままであるのに対し、ジュズカケハゼもといウキゴリの仲間はメスが発色するというのが面白い生態です。


こちらは1月に採集した個体ですが、色なしはこんな感じで正直言って地味な小魚という出で立ちです。繁殖期の時とのギャップ萌えしますね😆



ウキゴリの仲間はバリエーションがかなり多いです。琵琶湖のイサザですとか地域ごとの固有種が居たりしますし、僕自身知らないことだらけなんですが…ムサシノジュズカケハゼと他のウキゴリ属との違いは第一背鰭ですかね。ムサシノの第一背鰭には何も模様がありません。







こちらは去年採集したウキゴリです。第一背鰭後部に黒斑があります。ムサシノジュズカケハゼと非常に近い種類のジュズカケハゼ広域分布種(こちらは文字通り分布域が比較的広い)にも第一背鰭に黒斑があります。




ムサシノジュズカケハゼは関東固有種で元々の分布域が広くないということもありますし、開発やコクチバス、カワヨシノボリ等の外来種との競合により、数が少なくなっている種類ですので、ダボハゼだと侮らずに大事に見守るべきですね。僕は累代飼育する気概も無いので、オールリリースしました。こういった生き物は生半可な気持ちで持ち帰って飼ってはいけないでしょう。飼育すること自体は生き物を深く知ることが出来ますし、僕は肯定派なんですが…生き物の飼育難易度や置かれている状況を理解するのは大事なことだと思います。

何よりムサシノジュズカケハゼはムサシノという地域名が入っていて愛着がわきますね😆漢字にすると武蔵野数珠掛鯊ですかね。