GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

スキマノザラシ磔磔ワンマン80th

2021年12月15日 | スキマノザラシ
スキマノザラシのライブに心鷲づかまれたあの夜以来、百回以上のライブを見てきたけど、新曲を聴いたのは初めてだった。

新曲を発表せずとも、常の曲やセトリの工夫でマンネリを感じさせないのが、ある種同バンドの真骨頂なんだ。

そんな言葉が、誰から言われたでもなく、数年の歳月により細胞に染み付いた身には、フワフワした不思議な感情が湧いて出てくる出会いのひと時となりました。

某ギタリストから、スリラジとやる時にピッタリの新曲ができそう、近々やるよ、そう聞いてたのに結局やらなかった、あれから何年経つんだろう。

先にやった方がその曲ちゃうかな、と勝手なイメージ。根拠はないし多分違うけど、なんだかそんな気がしてたら、サビであの人のコーラスが聴こえた気がしたよ。

そんな新曲『HEAT』『夜をぶっ飛ばせ』について、同バンドの曲ぽくない感じもあったけど、今の5人が寄せず新しい方向に解放した結果だと目線を変えると、紛れもない彼等の音だと腑に落ち過ぎた。

ふと、感じる違和感は、こちらの油断が原因ではなかろうか。一度止まりかけたあの時に、無責任にハッパをかけた側が置いてかれては話にならない。彼らの歩みに振り落とされぬよう気合いを入れつつ、けれど気負わずいつもの調子で。我ながらファンってめんどくさい。

そんな理屈こねこねはさておいて。

なんだかんだ書いたけど、アーカイブで新曲を聴いてはニヤニヤ嬉しくなってリピートしまくってる、この気持ちが全てだとは思う。(などと落とし所を決めないと、多分延々と止まらない気がして来た)

ああそれにしても、えげつないライブだった。興奮が固まりになって襲いかかって来る感じ。こんなん浴びせられたら、そんじょそこらのロックンロールでは不感症止む無し。今のメンバー編成になってまだ数回というのに、ほんとに、もう。

…今週末、敢えてハードルこのままで吉祥寺に向います。←?



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配信では権利の事情のためか入場が無音だったけど、『She's a Rainbow』は勿論流れたし、さらにその前に、渡辺隆雄さん&早川岳晴さんのアルバム『Hums For Midnight Amble』収録のあの曲が流れた、なんてわざわざ書くのは野暮な気がしたけど、あんな人やこんな方のお顔を思い浮かべると、ごめんなさいやはりお伝えせざるを得ないのです。