for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

唐詩 my セレクション 6

2021年02月18日 18時29分15秒 | 日記
题都城南庄       崔护

去年今日此门中,               去年の今日は、都南庄のこの門で

人面桃花相映红。    あの娘さんの頬も桃の花も紅色に映えていた。

人面不知何处去,    お嬢さんはどこに行ってしまったのだろうか。

桃花依旧笑春风。    桃の花はいつもと変わりなく開花し、
            春風に微笑んでいる。
 
 最後の文の<笑>を自分のことを微笑んでいる詩ととり、「いやあ、私への失恋薬はないだろうか」などとでも言っているのなら、受ける歌だわ、とマークしていた。

 ところが、この歌は中国ロマンスの原型のひとつにもなっているそうで、逸話に引き込まれてしまった。

作者 崔护は容貌は申し分なく、文芸の才能がすぐれ、どこかひとり気質のようだったそうです。

科挙試験のために都にやってきて滞在している清明節のころに、ひとりで南庄に出掛けました。荘園とでも呼べばよいか、広大で1200坪(1エーカー)を越す広さの敷地の庭には花や樹木も多く、そこは静かでした。

崔护が進み歩いて戸を叩いてみると、「どちら様で?」とあり、名前を告げてから、少しばかりの飲み水を請うと「水を持ってきてくれて、戸を開け、中で休ませてくれた。

娘さんは小さな桃ノ木に立ったまま寄りかかり、客に深い好意を寄せた。上品で何とも可愛らしく、崔护は言葉でなんと繰り出そうかとしたが、女性はじっと静かだった。ふたりはしばらくお互いを見つめあい、崔护は立ち上がり、別れの挨拶をした。

門のところまで送られた。女性は耐えられなくなったのか、黙って家に引き返してしまった。崔护自身はもう一度会いたい気持ちはあったが、残念にも帰郷した。

翌年、娘さんに会いに行かなかった。

次の年の清明節の頃に、急にあの女性が恋しくなり、気持ちがはやり、探そうと都の南に直接出かけ、以前の同じ戸をみつけたが、鍵が掛かっていた。「去年今日此门中 人面桃花相映红。人面不知何处去 桃花依旧笑春风。」と書いた。

数日後、南庄に急に出かけて再び女性を探そうとした。家の中から泣いているような声が届き、戸を叩いてみると高齢の父親がやってきて、
「崔护殿ですか?」「そうです。」「貴殿は娘も私も殺すのか!」と言った。
衝撃に恐ろしくなり、返答のしようがなかった。

「娘は大人になっており、道理をわきまえていますが、いまだ嫁いでいません。昨年の清明節以来、ときどきぼんやりとして心はさまよっていました。

あの日、娘を連れて和もうとしたのです。家に戻ると、戸に詩が書き残され、読んでから、私は娘を引き入れると気分が悪くなりました。数日食を絶ち、死のうとしたのだ。私は老親だけれど、信頼できて生涯を託せる立派な男を見つけて嫁がせたかったのだよ。だが、今はもうこの世にいない。こんなになるはずではなかった。貴男が娘を亡き者にしたのかね?」そう語って崔护に涙をそそった。

崔护は悲嘆にくれ、御霊の前で許しを請うた。故人は静かに床に横たわったままで、崔护は女性の頭をおこし、自分は涙を流しながら祈り、脚を休ませようとした。「私はここにいますよ。来ております。」

しばらくすると女性は目を開けた。

時間が経ち、崔护は気を取り戻した。父親は驚き、娘を崔护に嫁がせた。

というのが、この歌によせた逸話で、<人面桃花>は男女の再会によせた男性の記憶や、再び会えないかもしれないと女性に伝えようとする、あるいは鬱々とした感情などを示すことがあるようです。

さて、皆さんの恋話は?


コロナでプラスチックゴミ?

2021年02月16日 22時01分57秒 | ニュースを読んで
SDGs

お弁当箱持参でいいじゃない!

空のお弁当箱にお店でいれてもらうだけのことよね。

キッチンにどこの家でもあるわよねえ。

何をおかしな問題にしているんでしょうねえ。

自分の家のプラスチックケースならスクラップしないじゃないの!

何故、簡単な方法を選ばずに問題を大きくするんでしょうねえ。

時差お昼時間だって可能だし、融通性をつければいいじゃないの。

漁業資材は問題があって魚の種類と地域によってはマイクロプラスチックの調査も進んでいるようです。何も日常の買い物だけにかぎらないプラスチック製品です。



コロナ事情だもの 特別仕様チョコを買ったわ

2021年02月16日 16時32分53秒 | 日記
いつもならこの時期にとりわけお気に入りの
Stettlerのチョコを売り場に駆け付けて、自分用に買いに行く。
けれど、今年はスイカを使うわけでもなく、ネット注文であれやこれやと
内容は分からずにもV-Ganのチョコレートを幾つか購入し、手元に届き、ひとかけずつを味見している。

中でも塩味の品が最も美味しい。どれもが一枚ずつの板チョコで180カロリーほどで、カカオは70~80%含有、コレステロールもゼロ。Stettlerよりも断然にお得なお値段だ。

アレルギーは今のところ生じていない。ひとかけらを口に入れながら
パソコンに向き合うのもやはり嬉しい。食べた後でも口の中はさっぱりして、初めての注文に多いに満足している。

コロナ変容種類・補助金・倒産・株価30年ぶりの数値・ミャンマー軍事政権・オリンピック会長選出問題・東北沖地震10年ぶり・ワクチン接種開始と、まあ盛沢山のニュースだ。

甘いものも欲しくはなる。

バレンタイン?それは自分に美味しいものをご褒美する特別デイですよね!

ジェンダー指数、日本は最後尾のゾーンに位置しています。住みやすい国で治安と医療では高ランクなのに、住みやすさでは17位。住宅費と収入の比率は13.で、生活費コストに影響あり。  2021(日豪プレスオンライン事業部調べ )

日頃から家庭を持っている女性は労しています。どうぞご自愛くださいませ。


唐詩 my セレクション 5

2021年02月16日 11時56分18秒 | 日記
池上            白居易

小娃撑小艇,偷采白莲回。   小坊主め 小舟をこいで
              蓮の花を採り折ったな

不解藏踪迹,浮萍一道开。  はは~ん 分からないとでも思ったか!

              舟の後ろには水の径が残っているではないか。

ハスの花は茶として、茎は炒め物他料理や茶菓として使うようです。それとも
父親にお酒を飲むときのストロー用としてごますりでもして小舟をこいだでしょうかね。お母さんの料理材料だったかもしれません。それともハスの花をみせようとした?誰に?!


戦地に向けた詩や戦地での様子を描いたのもあるけれど、どうでもない日常の風景にほっとします。
              

唐詩 my セレクション 4

2021年02月15日 11時30分12秒 | 日記
 
听弹琴   刘长卿 〔唐代〕

泠泠七弦上,

静听松风寒。

古调虽自爱,

今人多不弹。

挿絵は女性が琴を弾いている絵なので、思わず女性の作品だろうかと、惹かれた。唐詩の中にも女性作品はあるようですが、手持ちの本にはひとり掲載されていました。

が、作者は男性で、古琴のかつての音調を懐かしみ、現今であまり弾かれないのを嘆いている。

当時の琴の位置づけに関心をよせ、ネットサーフィンをしてみました。
君子・士大夫(男性)の楽器であって、音楽によって自身の徳を養い、人心を知る音楽思想であったようだ。古琴は詩人あるいは聴く人を内省的に繋げるようでもあり、隠遁心境には欠かせない(帝王支配にはつながらない)楽器のようにも思われます。
youtubeや歴ドラの映像によっても分かるように、自然を表現しているように感じます。様々曲もあるのでしょう。
三国志のドラマで戦略の中で効果的に使われていた孔明を思い出します。