for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

大陸の女性

2016年11月27日 10時35分06秒 | 日記

 

非常に気さくだとまず実感。  

北京は視界状況が悪く、飛行機が飛び立てないので、成田発の上海行きフライトは結局7時間ほど後に出発した。というわけで、当日の内に南京に着けるはずが、成田では、宿泊と輸送は確保されますという伝えも、現地上海では係員窓口も締まり、何ともお粗末な扱いだった。

警備の女性がいたので、休憩場所で長椅子ではなくて、ラウンジのような休める場所を教えてほしいと聞いたところ、「私たちが使っているところがあるから・・・」と、

同じような状況で足止めをくらった中国の若者も一緒に女性の後に着いていった。

「そんなのあるのを知らなかった」とは男性の声で、ふふふ「レストランの長椅子ソファー特等席でした。ゴージャスで、ゆったりできます。彼女は私と向き合わせに横になり、守ってくれた?!時間になると、先に任務に就いたようで、その後洗面所に行くと、その女性とばったり遭った。

「おはよう!」

「歯を磨いた?」とジェスチャーし、「我25歳」と、指で顎の吹き出物をさしながら、カップラーメンを差し出した。

「えっ 私にくれるの?」

表記に2000位の数字が出ていたから、それがカロリーだろうかと、驚きながら去っていった警備員の女性を思い出した。

 

―唐突に年齢を言うんだわね。かわいいわね

と、遅延証明をいただいた後、駅に行けば両替できるだろうと、地下鉄に向かっていた。

参りました。教えられた両替は、時間前で開いていません。そばにあったスタバで外貨を使おうとすると、少し大きすぎるそうで、RMBを求めながら、制服姿の女性が二人でお茶を飲んでいたので、ATMを聞くと、「いくら必要なの?」と「1RMB」を財布から出してくれた。

と、ここで活躍したのが、いただいたカップラーメン。「ボーイフレンドにあげて!」

「いいんだけれど」と聞きながら急場の助っ人に無理じいしたような心地でいた。感謝感謝。

 通路にしても広い、広い、長い。表記を見たり、人に尋ねたりしながら、足早で速やかに構内を移動する。

安全治安の対策なのだろう。

鉄道やバスの乗車に行きつくまで、綿密なルールが敷かれていた。飛行機に乗るように荷物のチェックが必要とされる。これも大勢の市民を守る大陸の方法なのだ、と、実感していた。

 

乗車ホームへ繋がる搭乗待合いエリアで遅い朝食をつまんでいたところ、隣に若い女性が同じようにしていたので、ミカンをあげようとしたところ、「これ、上げる」と臆面もなく差し出した。

 

―本当にすぱっと関係が近くなる。こんなことあるかしら-

 

バスの車中で到着先の工程を話していても、すぐに距離が近くなる。

「英語でお手伝いしましょうか?」「黄山に行くので、一緒に行きませんか?」と

南京大学の同窓会だというのに、誘われ、「歌でも歌わなくては」と余興を考えつつ、結局二回のお食事と世界遺産見学・ホテル泊まで、一緒に行動を共にした。

 それまでは、お食事の残りをテイクアウトしたような具合だったけれど、丸テーブルでは、蟹もカエルも食べられ、思わぬ出会いに忘れられない時間を過ごさせていただき、

親しくしていただき、本当に感謝しています。(一行は各地・各国から集まる同級生で、学んだのは電気通信科だそうで、女性もいて、30年以来で、回を重ねた再会らしい。当時としては

進んだ新鋭だったでしょう。) ← ここでも、カナダに行った中国女性も「か」の出版事実を知っていたので、「シ」の寄付事情を伝えもした。一行のひとりが、「どこの国の人が危ない?年齢は?」

とまで、尋ねたほど。同行しないかと、誘ってくれた幹事との共通点は、献血カードを持参していたこと。

 

別の朝、バスの発車まであまり時間がないからと告げ、店で本場の干し菊を見繕っていたところ、

「寒いわねえ!」と、早朝だったのでご挨拶。( 電車やバスの中は23度に設定してあり、たいていの屋内では空調は使わないのでしょう。温暖化に貢献した大陸事情?!)

「沢山着るのよ」そう言って、上着の下をみせた。

せっかく見せてくれたから、「細いじゃない!」と、率直な声を贈る。

「我21歳」 

おやおや中国の女性って、すぐに年齢を言うわねえ。 

次に会うまでにその場ですぐに決めるようで、それがなければそれまでだそうで、

大陸だからこその習慣なのだろうか、だから年齢を言うのは心を開けた会話といえるのだろうか、と考えた。

 

次回は、間髪を入れず、「我345歳」とでも間違ったつもりで言っちゃおうか。