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短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

世界の歴史 7 大唐帝国  宮崎市定

2014年04月09日 15時56分44秒 | 

他の本に惹かれて取り寄せたところ、1968年出版のものだから、戦争にかかわった経験(上海事変に1932年招集され)や批判文も混じり、当時を知らない身なので、

面白く読んだ。 薦められて購入したDVD 「三国志」や「項羽と劉邦」や歴ドラを思い出しては、当時の様子を著書より読み進めた。政治の因果関係、次の王朝の盛衰など

人間が営む結果と影響が書かれている。

 清朝さんも引用したそうで「シ」て、本文中に確かにあり、「道長の御堂関白記」の話題は羽田亨さん(東洋文庫 )と共通し、師であったと知る。

(アジア史概略 p194 )

フランスに留学し、アラビア語を学ぶ。 安禄山をアレクサンドルの音訳と推定したり、フランス語の塩税 Gabelle はアラビア語から由来していると指摘する。

著者の考えが感じられる痛快な箇所もある文章が残された歴史本だった。現代の調べとどう違うかはわからないけれど、じっくり読みたい著者でもある。

 1901年生まれで、1936年パリに留学。この出版は67歳の時。退官後ハーバードの客員教授。晩年後も、執筆の力は劣らなかったそうだ。 WIKI より抽出。

robert gauthio 1876~1916  40歳で亡くなる

berthold laufer 1874~1934  sino-iranica 1919 Gauthioの研究に敬意をこめ、本文中で記し 45歳

 sino-iranicaが出版された1919年には宮崎さんは信州大に入学、その後京大の東洋学へ パリ留学をしたときは、1936で35歳

lauferさんが読んだだろう「旧唐書」643 には、拂箖フツリン とあり、これはsino-iranica原文でfu-linと表されたビザンチン大秦

に当たる。 イスタンブール  陳 舜臣