1月14日
朝目覚めて洗面所に行くと、窓から見えた屋根にはうっすらと白いものがついていた。夜の内に雪になったか、朝方の冷えが色づいたか、例年よりも少しばかり遅れた初雪のようでもあったようだ。
けれど年賀と呼べる状態ではない、能登半島の地震事情である。多くの自治体職員が総協力で復興に尽くしている。現地では不便な状態でも日常、入試も、集団移動も進行するそうだ。
久しぶりに気まぐれでデザ-トを買った。容器の蓋をとると、逆台形の底辺はとても小さくて、現今値上がり事情の現象かとため息を忘れるほどすぐに空になった。ダイエット応援品でもあろかねえ。
蜻蛉日記を借りて数日前に読み始めた。うんざりしていた。が、現代の婚姻関係よりも自由で複雑な男女関係社会で、女性としてはやるせなかった気持ちが発散した行為だっただろうか。
当時としては自分を吐露する画期的な女性だったにちがいない、と少しばかり日を置いて、思い返している。が、彼女の気持ちに同化して読み進めるのはしんどい。
おでんが土鍋で湯気を立てている。冷たいものにしても、暖かいものにしても口にしたとたんにお腹が温度をキャッチするそのセンサーの速さに首を傾げる。暖かい物を口にして幸せになれる時期でもある。
ネズミ歳に送った過去の年賀状
今年も龍を描いたけれど、写真無し。