ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

土日、ゆっくりすごしました 酒、珈琲、ペシャワール会 伊藤さん

2009年12月14日 | 徒然なるまま(日々雑事)
この土日はちょっとのんびり目で過ごしました。

金曜日にバー、いつものカフェ (エントツそうじ )
と梯子して、そこで、寺田本家  の酒を、飲み、いつものメンバーにボーナスでたからと軽く振舞う。

話は一瞬変わるけど、先週のチベット支援でお会いした人以外では、チベット支援も復帰しましたとメールしたりもしましたが、実際のところ、チベット支援当日も過労でボロボロだった体力はやっと最近落ち着いてきて、中の下ぐらいの体力までは復帰しました。
飲みすぎた翌日の土曜日の朝もしっかり疲れがどっと出たのですが、二日酔いにならないのは、自然なお酒の寺田本家ならでは。
ただ、毎朝4時まで論文を書く生活のせいで、酒を飲むと激しく酔うようになってしまいました。
まだ体力は足りないですね。



土曜日はせっかくの晴れだったのに、日が落ちるころにゆっくり目に起きだして(15時間睡眠)、屋台の珈琲屋で珈琲飲んで、そこから見えるいつものカフェが珍しくバタバタしているので除きにいるとライブがあったらしく参加

一つ目が、きれいな声の女性のギターの弾き語り
二つ目が、八ミリ映像と音楽を重ねた作品
三つ目が、アジアアフリカの民族楽器による演奏

と結構まったりしとした時間を楽しめました。

その後、家で、ちゃんとしたキムチ鍋(豚肉とキムチをいためてから鍋で煮る)を作って、トロピコ3を堪能

朝方まで南の島の独裁者として楽しみ、選挙で圧勝してから寝る


日曜日は、ラオスのこどものラオス織物展と講演会に行こうと家を出るが、やることだらけなのを思い出して引き返し、OKマートで買い物して帰宅

しかし、ふと、ペシャワール会の伊藤さんの追悼写真展に行かねばと思い立ち、再度家を出る。
伊藤さんとは日本でお会いしたことがあると思うのだが、確証はない。
会場では伊藤さんの話を扱ったNHKスペシャルが流れていて涙が止まらなかった
かなり泣いた。

彼への弔辞の中で、伊藤さんの死を政治利用しようとする人がいる っていうことが言われていて嘆かれていたのですが、真摯にアフガニスタンの人たちが腹いっぱい食べられることを願ってかの地に渡った彼のように、何かを批判するよりも、まず、誰かを自分の手で助けようとする人生を歩めたらな と思いました。

NHKの映像の中では、アフガニスタンの人が「この国では食料がいきわたればほとんどの問題は解決する」 とおっしゃっていたのが印象的でした。

今のアフガニスタンについては、ソビエトが悪い、アメリカが悪い、中国が悪い、日本が悪いといろいろなイデオロギーの人たちが、好き勝手に机上の理論を戦わせていますが、それは、アフガニスタンの人々が、誰もが一年間、ちゃんとした食事を平和裏に手に入れられるようになってから、アフガニスタンの人たちが考えればよい様に思います。

アフガニスタンの地で、人々と一緒に大地を耕し、水路を掘り、いつか、アフガニスタンで家庭を持って永住しようと思っていた伊藤さんの生き方を見ると、
いま自分がチベットを支援していて、どうしても中国共産憎し、日本のサヨク憎しとなるのですが、誰かを憎むことで問題が解決しないのであれば、願いや想いを積み上げていく努力で世界を少し変えられたらと思いました。
それは世界食料計画を支援しようと思うことや、児童買春を撲滅しようと思うこととも通じますが、明確な悪がいなくても世界は悲しみで満ちている。
別に誰かが誰かを飢えさせようと企んでいるわけではないけど、飢餓に陥る人がいる。

資本主義が悪いという人は、まず、現地で畑を耕して資本主義とは無縁で生きられるようにしてあげればいい。
自分が現地にいけない人は、CDや飲み代を少し我慢して、信頼できそうな人にお金を託すといい。
そういう行為に憎しみも饒舌な罵倒もいらない。
アフガニスタンの大地を緑豊かにするという夢 
そういうわかりやすくてシンプルで美しいものは、なかなか実現しない。

かつて、ブッダはおっしゃられました。

憎しみは憎しみによって止まず、ただ愛によってのみ止む。


もちろん、悪は悪として律されねばなりませんし過ちは正されなければならない。
しかし、自分たちが世界を変えようとする動機は憎しみではなく、慈しみや愛や友情でありたいと、再度思いました。

行ってよかったなりよ。

自分とは利害のない人たちのために全霊をかけて生きていく

そういう生き方を知るということは、自分の人生を見つめる機会をあたえ、明日に踏み出す勇気付けるものだと思います。


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