タイトルは少々過激ですが、ITコンサルと名乗る人たちは本当に成果を出しているのか?
という疑問です。
猫としては
個別では知らないがマクロではコンサルは成果をだしていない
と確信しています。
その証左として、ITバブルと言われた時期には、ITコンサルを中心としたチームでのIT投資も盛んに行われました。
しかし、その後の不況はみなさんご存知の通りです。
コンサルティングを生業とする人たちが、顧客にプレゼンテーションした通りになっていれば、
その後は各企業が好況に沸いたはずです。
しかし、実際はIT投資が、投資額に見合わずに、企業の業績低迷を招いた感は否めません。
世界的に有名な中部経済も、名古屋のケチな体質がIT投資をしなかったからだという分析すらあります。
IT投資が利益を生んでいないという点はハーバードビジネスレビュー(HBR)の
Does IT MATTER
あたりは、そうした主張だと思います。
また、今のコンサル業界の不況を見ていると、実際に成果を出せなかったツケを払っているように思います。(コンサルが全知であれば、今のコンサル不況などあるはずもないのですが)
また、実際の開発現場としての話では
「動かないコンピュータ」とコンサルタントの関係
読者96人の意見に答える――「動かないコンピュータとコンサルタント」問題について
再取材!「絵を描くコンサルタント」は実話
などを読んでいただくとして、
コンサル業界(ITおよび戦略)では、バブルの頃のように
「新卒の素人にコンサルティングと書いてある名刺を持たせて、一ヶ月200万円ぐらいのフィーを取って、使い物にならないキングファイルを置いていく。」
というビジネスは、もう成り立たなくなっているが、その後、それに変わるおいしいビジネスを見つけ出せていないのが、今のコンサル不況の理由のひとつにあると考えています。
また、システム構築のコンサル業が成果主義としての売り上げ高評価をしている場合は顧客側はかなり悲惨になり、たとえば予算3億円ある場合には、1億円もあればパッケージソフトで十分に機能する場合でも、言葉巧みに3億円のカスタマイズシステムを作ることになってしまいます。
まさに
「コンサルでは他人の不幸は自分の成果」
という状況になるわけで、実力主義を標榜するコンサル業界で顧客のためのシステムを作るのは非常に難しいようです。
また、良識ある方の中にはそれを苦になさる方もいらっしゃるようです
まぁ、私がいた営業支店では、お客に言われるままに拡張しても、それをお客に転化できないで、赤字を垂れ流しても、売り上げが上がったぁと喜んでいる素人集団だったので、それはそれで、そういうのんきな連中と一緒に仕事をすると頭痛の種になるのですが
という疑問です。
猫としては
個別では知らないがマクロではコンサルは成果をだしていない
と確信しています。
その証左として、ITバブルと言われた時期には、ITコンサルを中心としたチームでのIT投資も盛んに行われました。
しかし、その後の不況はみなさんご存知の通りです。
コンサルティングを生業とする人たちが、顧客にプレゼンテーションした通りになっていれば、
その後は各企業が好況に沸いたはずです。
しかし、実際はIT投資が、投資額に見合わずに、企業の業績低迷を招いた感は否めません。
世界的に有名な中部経済も、名古屋のケチな体質がIT投資をしなかったからだという分析すらあります。
IT投資が利益を生んでいないという点はハーバードビジネスレビュー(HBR)の
Does IT MATTER
あたりは、そうした主張だと思います。
また、今のコンサル業界の不況を見ていると、実際に成果を出せなかったツケを払っているように思います。(コンサルが全知であれば、今のコンサル不況などあるはずもないのですが)
また、実際の開発現場としての話では
「動かないコンピュータ」とコンサルタントの関係
読者96人の意見に答える――「動かないコンピュータとコンサルタント」問題について
再取材!「絵を描くコンサルタント」は実話
などを読んでいただくとして、
コンサル業界(ITおよび戦略)では、バブルの頃のように
「新卒の素人にコンサルティングと書いてある名刺を持たせて、一ヶ月200万円ぐらいのフィーを取って、使い物にならないキングファイルを置いていく。」
というビジネスは、もう成り立たなくなっているが、その後、それに変わるおいしいビジネスを見つけ出せていないのが、今のコンサル不況の理由のひとつにあると考えています。
また、システム構築のコンサル業が成果主義としての売り上げ高評価をしている場合は顧客側はかなり悲惨になり、たとえば予算3億円ある場合には、1億円もあればパッケージソフトで十分に機能する場合でも、言葉巧みに3億円のカスタマイズシステムを作ることになってしまいます。
まさに
「コンサルでは他人の不幸は自分の成果」
という状況になるわけで、実力主義を標榜するコンサル業界で顧客のためのシステムを作るのは非常に難しいようです。
また、良識ある方の中にはそれを苦になさる方もいらっしゃるようです
まぁ、私がいた営業支店では、お客に言われるままに拡張しても、それをお客に転化できないで、赤字を垂れ流しても、売り上げが上がったぁと喜んでいる素人集団だったので、それはそれで、そういうのんきな連中と一緒に仕事をすると頭痛の種になるのですが
猫さんのブログは、ためになる意見が多く、勉強になりますね。
確かに、話に聞く限りでは、コンサルタントはお客さんに成果を出さなくても、高額の「時間給」をいただいてる方も多いらしいですね。
人の痛みがわからない方も多いし…。
また遊びにこさせてください。
コンサルタントにあこがれた時期もあったのですが、体力的に厳しそうだったので、やめました。
しかし、今思うと、PFドラッカーが唯一プロフェッショナルの条件だという
「知りながら害をなさない」
という戒めを守れそうにないので、僕には無理な仕事だと思います。
また是非ともお越し下さい。お待ちしています。
以前、私も外資系コンサルに憧れ、
そういう人達と付き合ったり、内情を聞いたり、
一緒に仕事したりした事があったのですが、
はっきり言って、ああはなりたくない、そう思いました(笑)。
勿論、全ての人がそうではないと思いますが、
実力以上の事を言い、高額なフィーばかり要求、
下流(構築)を見下して無責任、派手な飲み会ばかり、
業務改善出来ないと顧客のせいにする等、酷いものでした。
このブログは、非常に参考になります。又、遊びに来ますね。
>実力以上の事を言い、高額なフィーばかり要求、下流(構築)を見下して無責任、派手な飲み会ばかり、業務改善出来ないと顧客のせいにする等、酷いものでした
というのは、まったく同じ印象です。
逆にそういうパーソナリティーではない人にはああいう仕事は勤まらないのだと思います。
真剣に顧客の事を考えていたら、成果主義という名の売り上げ至上主義では、無能の烙印を押されてクビでしょうし、そんな虚業をしていたら、自己効用感や心の穴を埋めるのに、六本木などでの派手な飲み会でもないとやってられないのでしょう。
バブルの頃のベンチャーな人たちも同じようなカルチャだったようで、やたらと飲み会してましたね。
特に僕がコンサルが嫌いな理由は 下流工程を見下すことです。本当のプロフェッショナルなら、自分の仕事が完遂するために、必要な仕事をしてくれる方々へは敬意を払うものですが、顧客からぼってなんぼで、システム自身への敬意がない彼らは、それを作る人たちへの敬意もないんでしょうね。
あんなのに憧れて就職したがる学生の気が知れません。
やっぱりお金と、大きなことが言えることと、派手さが学生をひきつけるんでしょうか??
>確かに、話に聞く限りでは、コンサルタント>はお客さんに成果を出さなくても、高額の
>「時間給」をいただいてる方も多いらしい
>ですね。
これは、半分事実で半分嘘です
成果を出さないといずれは、個人単位では、会社にいられなくなりますし、スキルのない人間は淘汰されます
しかしながら、淘汰される前のコンサルタントで、成果も出すことができず、結果として金ばかり貰ってるといわれるのもこの世界です
>人の痛みがわからない方も多いし…。
これは、何を基準に(どの世界や業界と比較して)多いといってるのか わかりません
すなわち、アクセンチュアに貢献していれば、会社にいられるのではないですか?
私は金を貰っていることが問題だとは思っていませんが、日米でもITバブル期に様々なシステムのコンサルが描いたストーリーどおりになっていない以上、それをもって、コンサルティングとして当初設定(プレゼン)した成果がでていないと考えるのは一つの妥当な根拠だと思っています。
また、業界批判をするなら、その世界に身をおけということは、公務員以外は公務員批判や行政批判をするべきではなく、マスコミ批判もマスコミの人以外はしてはらないとおっしゃっていますか?
そして、そのロジックからは、
「コンサルティングとして顧客の業務フローなどに批判的な立場をとる場合は、必ずその企業の従業員として働く経験を持つべきだ。」
とも述べられると思いますが、貴社がそれほど精細な業務フロー分析を提供しているようには思えませんが・・・・