ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

朝日を苦悩無く読める知性とは何か?

2005年02月13日 | 政治・経済・社会現象
今回は朝日新聞批判と、その読者への批判で、毒がある文章なので、気分を害しそうな人は読まないことをお勧めします。

NHKと朝日新聞の論争で、徐々に朝日の本質が国民の下に暴露されつつあります。
これに関しては、どちらが虚実を述べているのか、法廷でがっちりとやって欲しいし、NHKもここで手を引くようなら受信料支払い拒否に参加しようと思っているのですが、今回に限らず、朝日新聞の報道の真実を問う事件は昔から多いですね。

正直言って、朝日新聞の稚拙な論理や、過去を恥じない姿勢を見ていても、
あの新聞を読む気になれる人の知性というものは、どういう構造なのか率直に気になります。

珊瑚損傷自作自演事件では、朝日が普段使っている記事の捏造、批判の封じ込め、報道被害の放置、という流れが使えずに、記者が一人首になりました。
上のリンクをたどっていただきたいのですが、当時の朝日新聞が、自社の記者が珊瑚礁を傷つけて

「これは一体なんのつもりだろう。沖縄・八重山群島西表島の西端、崎山湾へ、
直径8メートルという巨大なアザミサンゴを撮影に行った私たちの同僚は、
この「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。
中略
八〇年代の日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷付けて恥じない、 精神の貧しさの、すさんだ心の。にしても、いったいK・Yってだれだ。」

という自作自演記事を書ける連中が、作っている新聞だということを忘れているなら、学習が足りない。
自作自演で自然遺産の珊瑚を彫っておいて、これだけの記事を書ける連中です。


これに限らず、朝日の捏造に関してはネット上に山ほど保存サイトがあるので見ていただきたいのですが、たとえば、北朝鮮をこの世の楽園として、報道して、日本にいた在日朝鮮人を帰国させ、その後、日本に残った家族が、北朝鮮側に人質をとられた形になって、送金し続けるという事態になってしまったわけです。
テポドンが日本領海に打ち込まれたときも、擁護する社説を書いており、明確に北朝鮮のような国を擁護し続けてきた新聞をなぜ無批判に読めるのか私は理解できない。

しかし、どうして、こういう捏造記事が量産されるのかは、去年の朝日の記者の記事を見れば、理解できると思う。

記者の立場で事件をもみ消そうとした朝日記者の事件(記事が消えているので、googleでキャッシュも良いかも)では、
不満は警官の対応にも向かい、「自分はハント族ではなく新聞記者だ。ハント族ではなく、一般市民だぞ」と繰り返し、さらには「今回の一件は新聞の記事にさせてもらうからな」と、脅しとも受け取れる言動を繰り返したという。

男は交通違反キップへの署名を拒否することはもちろん、受け取りも拒否。反則金の納付もせず、警察からの再三に渡る出頭要請もすべて無視した。男は東京本社に異動となったが、警察では「容疑が悪質」として今年5月に書類送検。同8月に宮崎地検が起訴していた。

22日に行われた初公判で、被告となった男はこれまでの態度を一変し、起訴事実を全面的に認めた。ただし、その理由は「上司から注意されたから」と被告本人が述べている。

検察側は冒頭陳述の際、被告がこれまでにも速度超過や信号無視の違反を繰り返し、違反点数累積で過去2回の免許停止処分を受けていた事実を明らかにした。

そして「過去の処分歴からも明らかなように、被告は順法精神が鈍麻していると言わざるをえない。警官に暴言を吐き、不合理な主張を行うなど、思い上がっているような態度に終始した」として、男がマスコミ従事者としての立場を利用して違反逃れをしようとしていたことを暗に指摘した。


こういった、思い上がった権力気取りの記者たちが、自分たちの都合のいいように世論をコントロールしようと、記事を捏造し、人々を批判し、そして、氷山の一角がこうして上のようにアーカイブされることになったのです。



こんな連中が書く、中国や北朝鮮賛美の記事を熱心に読んできた、日本のプロ市民はじめ、読者の人たちって、いったい何を考えて生きているのでしょう?
僕も20歳前後まで、左派だったので、朝日を読んでいましたし、共産党支持でしたし、従軍慰安婦などという戦後の造語を信じていて、今思うと、率直に当時は「バカ」だったと思います。
左翼には、主婦と、学生と、教員と朝日新聞でほとんどだともいえますが、まさに言葉は悪いですが、世間知らずの女子供と教師たちと、それを商業的、共産主義的政治に利用した朝日新聞という構造です。

ところで、捏造や共産主義の虐殺は許す(ポルポトやスターリンの擁護など)、という狂信的左翼の朝日が嫌いとか、朝日の記者には性犯罪で逮捕される人が多いよね、という朝日批判派のネタがわかる人は、、朝日のフラッシュなどのクリエイティブな作品ユーモア集もかなり面白いと思います。


朝日を擁護したい人はすればいいと思います。
しかし、どんなメディアであれ、無批判にメディアの内容を受け取って、その意味や裏にあるもの、そしてその文章自身は真実かどうかを考えない人々は、きっとメディアをそして、国のあり方を蝕んでいくだろうと思います。

今は、TVや新聞の内容を無批判に受け取る人が多すぎます。
知的で思慮深い批判精神はきっと世の中をよくして、正義をなすためには必要なことだと思います。
一度、そうした視点で朝日新聞を見ていただければと思います。