アケビ科 アケビ
つる性でほかの木に巻き付いて伸びます。5枚葉の間から花序を出して先端に丸い雄花をたくさんつけます。
基部に8本の花柱を出した淡い紫色の雌花があります。つるはかごや細工物、はやりであるリースの輪っかになります。
アケビ科 ミツバアケビ
その名の通り葉が3枚です。葉の腋から花序を垂らして、先端に雄花が房のように集まってつきます。
基部には濃い赤紫色の雌花がつきます。秋には実った果実の皮がパックリと開き、白い果肉が現れます。トロリとした甘さがこたえられませんが、小さな黒い種が邪魔になります。残った皮に肉や野菜を詰め込んで揚げ物にして食べると舌鼓を打ちたくなること間違いなしです。
アケビもミツバアケビもどちらの花も良い香りがします。私にとってはいい香りとしか言いようがありません。区別をつけることなど考えもつきません。
虫でなくて良かったなと思います。
果実に筋目が入り、パックリ割れて白い果肉が現れはじめるころ、暫くたちますと「何処へ?」という状態になります。「早く採っておけばよかった」と思いながらも手元に残らない毎年です。