「ちのわ」というものだとは、恥ずかしいことに終ぞ今まで知らなかった。
今までも見たことがないわけではないが、ちょっと変わったものが
あるという程度で深く考えもしなかった。何のことはない。「茅の輪くぐり」
の茅の輪のことだ。 「茅」とは萱(かや)、芒(すすき)のことで、それを
材料にして大きな輪に編み上げたものが茅の輪。
その輪を旧暦6月30日の夏越しの祓(なごしのはらえ)の際にくぐることで
無事息災を願うという神事らしい。興味のある方はここで。
神社だけではない、ここ竹寺では本殿登り口の鳥居に茅の輪があった。
さて話は戻って、今日は奥武蔵の紅葉B級スポット探訪第2弾の竹寺。
3年ぶりに訪れたら寺の入り口にも茅の輪が設けられていた。
境内への入り口には石燈籠の形をしたものが二つ。
右にはトーテム像のような木彫がある。
紅葉となる木はそれほど多くはないが竹とのバランスがいい。
神社札の沢山貼られた建物。
傍の池
瑠璃殿と呼ばれる本地殿。神仏習合の竹寺ならではの建物か。
竹寺の竹眼鏡には「凹ばった下界を〇くみてください」と書いてあった。
名前のように本坊の周囲には竹林がうっそうと茂る。
奥武蔵観音霊場第33番結願所となっているお堂。
随分と厳めしい顔をした牛頭明王像。
境内至る所にある木彫の像。普通のお寺ではなかなか見られない。
本坊、納経所にもなっている。奥座敷には炬燵が置かれ、わずかに人の気配がした。
人が潜り抜けられる廊下にはぶら下げてあるのは松ぼっくり。向こうには
少しだけ生活臭が垣間見られる。ここは山岳信仰の道場でもあるようだ。
紅葉とサザンカ
本坊脇の階段を上ると茅の輪のある鳥居が見えてくる。
いろんな看板や注意書きが書かれていた建物
黄葉したイチョウの先が本殿
登りきった先にあるのが本堂の「牛頭天王堂」
今回はこの辺で。