野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

吹雪の三内丸山遺跡

2019-01-21 21:51:13 | 旅行

 正月以来、のんべんだらりと生きてきて、これじゃいけないと一念発起した。

 大人の休日俱楽部パスを使い青森まで吹雪を体験しに出かけてきた。

昼前に出て、4時間足らずで新青森駅に到着。何と早いものだ!

 電車を降りるとねぶたのミニチュアが出迎えてくれた。

 

 駅を一歩出ると本物の銀世界、吹きすさぶ風に情け容赦は全くない。

 

バス停にはバス一台もなく、人の姿もまったく見えない。

 

10分遅れでやってきた市内観光バスねぶたん号に乗って、念願の

三内丸山遺跡へ。(私は三内丸の山だと思っていたのだが、本当は三内地区にある

丸山遺跡ということらしい。つまり 三内 丸山 遺跡となる。)10分少々でバスは到着。

 

 周囲はすべて雪

 

建物の中に入るとやっと人心地がついた。

 

人の背丈より大きい土器がお出迎え。

 

 建物は時游館と呼ばれぐるりと一周するつくりになっている。

 

  遺跡入り口に従って左に入る。遺跡全体のミニチュア模型があった。

 

 その先外に出ると吹雪が待ちかまえていた。

 

 振り返った入り口はかまくらの入り口のようにすっかり雪に覆われている。

 

 しばらく進むと日本最大級といわれる縄文集落が見えてきた。

 

 あまりの寒さと強風で外に出ている観光客は少ない。

 

 

 

 三内丸山遺跡のシンボル 大型掘立柱建物が見えてきた。

 

 そばにある建物は復元された大型竪穴式住居

 

 軒先にできた氷柱もマンモスの牙のように大きかった。

 

 近づくと圧倒的な大きさが実感できる。5000年前にこんなものが作られていたとは……。

 

 

 

そばにある大型竪穴式住居に入ってみる、かなり広い。百人以上は

楽に収容できるようだ。

 

 囲炉裏のそばでどんな会話が交わされたのだろう。

 

 竪穴住居はこの遺跡だけで550棟以上!見つかっていて、規模の巨大さに驚かせれる。

 この遺跡ではそのうちの15棟が復元されている。

 

 高床式の建物もある。

 

 

 このドームのような建物がいくつかあってその中には遺跡が保存されている。

 

 大型掘立柱建物跡

 

 

 南盛り土。千年分の遺物がこの地層から発掘されたとのこと。

 

 建物のなかに戻って、さんまるミュージアムを見学

 

大型板状土偶

 

発掘された土器群

 

 

 

  思った以上の文化の豊かさにすっかり圧倒されてしまった。

 

 新青森駅まで戻って青森までの電車を待ったのだが、

吹雪はますます激しくなってきた。吹雪にさらされるホーム。

 

 やってきた電車も顔面が一面雪化粧だ。

 

 駅の外は一面の雪吹雪。その中で働く人たちがいる。

 

 今日はこの辺で。

 

 

 


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