野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

春先の野鳥

2018-03-13 16:40:33 | 散歩

 最近知ったのだが、「デジタルタトゥー」或いは「ネットタトゥー」なる言葉があるのだという。

タトゥーはもちろん刺青のことで、肌に彫ってしまうと後から消すのが難しいことから、

ネット上で公開された書き込みや個人情報、写真などは一旦拡散してしまうと

後から消すことが極めて困難だという警告を含んだ比喩表現のようだ。

 一例として産経新聞の記事にリンクを張っておこう。

 

 また昨日は渋谷でユーチューブに投稿して金を儲けようとしたバニーガール姿の

女子高生とその仲間が「フリーおっぱい」と称して、不特定多数の通行人に胸を触らせる

という事件が報道されていた。結局は都の迷惑(誰が迷惑するのかな?)条例違反で書類

送検されたのだが、ユーチューブ上にはその子の顔写真がしっかりと映っている。

やがては名前と個人情報が特定され、一生消えない負のデジタルタトゥーを背負って

いくのかもしれない。若気の過ちとはいえ、将来に禍根を残すことになると思うと不憫でならない。

 それでもまぁ本人たちは至って能天気なのだろうが……。

 

 さて今日は比較的身近な鳥をいくつか撮り上げよう。

雨が続いた翌日のある河川敷の公園。シジュウカラを中心とした混群が飛び交っていた。

林の中は急造の池となっていた。

 

 シジュウカラは水の上に浮いた枯れ枝や木の枝に止まって頻りに下を見ている。

 

 このシジュウカラも水際を見て

 

 忙しなく飛び回っている。

 

こちらでも慣れない細い枝につかまって一心不乱に下を見ている。

 想像するに、水没したので普段は隠れている昆虫類が見つけやすく

なっているのではないだろうか

 

 でも普段しないことをしているせいかすぐにバランスを崩してしまう。

 

  こちらでも

 

 

 同じ群れの中にいたエナガ。

 

 エナガは普段からシジュウカラより用心深いようで、この日も水の傍には近づかない。

 上にいた仲間とアイコンタクトしている。

 

 上にいたのはこのエナガ。雌雄同体なので見分けは付かない

 

 普段はとてもすばしっこいので、こんな寛いだ姿はなかなかお目にかかれない。

 

 同じ群れには日本最小のキツツキであるコゲラもいた。

 

 

 同じ公園だが少し離れた見晴らしの良い場所に移動した。

久しぶりに最近野焼きの行われた場所にタゲリを見つけた

 

 いつもは群れでいるのだが、この日はこの一羽だけ

 

少し離れているので 美しい冠羽と美顔が良く見えないのが残念だ。

 

 本当はアリスイを期待してきたのだが、アリスイにはこの日は出会えず。

 タゲリもアリスイと同じように。焼け残った茎の中の虫(たぶん蟻?)を食べていた。

 

 もう10mも近づければ、貴婦人のような顔(かんばせ)が拝めるのだが…。

尤も♂かもしれないので貴婦人と決めつけるわけにはいかない。

 

 少し離れた枝先で休んでいたアオジ。

 

 羽色がだいぶ鮮やかになってきた。もうすぐ山地へと繁殖のため移っていくのだろう

 

 原っぱの枯れ枝の上ではホオジロが囀っていた。ホオジロの囀りの

聞きなしは「一筆啓上仕り候」というのだが、何度も聞いていると不思議に

そう鳴いているように聞こえてくる。

 

 囀って口を開けた瞬間を撮りたかったのだ、警戒されてしまった。

 

 今日はこの辺で。

 


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