野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

赤城自然園ー自然生態園

2016-04-19 20:19:55 | 散歩

<前回からの続き>

 セゾンガーデンからナナフシ橋を渡り、自然生態園と抜ける。

 風景は一変し、派手な色彩は消えて雑木林の静かな茶色の世界が広がる。

 

 足元にヒトリシズカが出迎えてくれた。

 

枯葉の間からは可愛らしいヒナスミレの花が覗いている。

 

 花よりもはるかに葉が大きいオオバキスミレ

 

 数が多いのはキクザキイチゲとカタクリ。4月中旬のこの時期は林床はカタクリでおおわれる。

 

まだ開花したての色の濃いカタクリ

 

キランソウやニリンソウも見える。

 

 

 

 濃い赤紫色の花をつけている、この草は猛毒のハシリドコロ。

 

 シュンランも咲いている。

 

フタバアオイの花はおおきい葉に隠れてひっそりと咲く

 

地を這うように咲く低木のクサボケ

 

オシダの若芽は小さくても凶暴な顔を持つ

 

春の舞台を飾る草花たちが次々から次へと顔を見せてくれて飽きない。

 

ここの標高は700m位、新緑はまだ始まったばかりだ。

ハルトラノオ

 

ヤブレガサ

 

 これは植栽されたものか、イチリンソウが一株だけ咲いていた。

 

30分ほど歩いたところで昆虫館の建物が見えてきた。

 

まだ葉の生えていない木が多いものの、キブシやオオカメノキはとうに花をつけている。

 

 

その木の下にきれいなスミレを見つけた。複葉であるところからエイザンスミレかヒゴスミレかと思ったら、

園芸種でベニバナナンザンスミレというものがあるらしく、どうやらそれに似ているようだ。

 

 

ミズスマシの池にやってきた。

 

水面に輪を描いているのがミズスマシ

 

正体はこの小さな甲虫

 

 誰かが切り株で作った小オブジェ

 

 スミレサイシンだろうか

 

 イカリソウも花をつけ始めていた。

 

 

日当たりのよい昆虫広場でアマナを見つけた

 

フデリンドウはこれから

 

ニオイタチツボスミレ

 

四季の森に戻ると、シラネアオイが蕾を綻ばしはじめていた。

 

サンカヨウやユキザサもこれからといったところ

 

 

 春の匂いに包まれながら、ゆっくりと静かな散策を楽しむことができた。

 この辺で。

 

 

 

 


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