バラの花もあっという間に終わり、今は夏の花の開花を待つ季節。そんな中
近所では至る所にドクダミの花が咲きだした。憎らしいほど繁殖力の強いドクダミだが、
何ともエレガントな八重咲きの種類があるのを知っているだろうか。
あの憎まれっ子のドクダミもこうなると不思議に優雅な花に思えてくる。
昭和記念公園のみんなの広場。混植されたヤグルマギクとポピーがいい雰囲気を出していた。
こちらは花の丘のシャーレーポピー
いずれも5月の見頃を過ぎていて散りかけなのだが、それなりに見られる。
春の花たちがあらかた散ってしまった6月。公園を歩いていると樹木の花が目についた。
幹も枝も隠すほど白一色に花をつけたヤマボウシ。一本の木に一体いくつの花を
つけているのだろうか。
見たときはこれがクスノキの花だとは……。いつも見慣れている木に花が咲いて、ああこれが
この木の花だったと気づかされることが結構ある。
テイカカズラはつた性の花。大木に絡みついて、まるでその木の花で
あるかのように装って咲く。
巨木の幹に咲いているのはイイギリの花。この花は香りもよい。
大木の花はなかなか花を撮るのが難しいのだが、 珍しく低いところに咲いていたタイサンボクの花
ユリノキの花、去年の花も残っている。
とてもいい香りを放って咲いているカラタネオガタマの花はモクレンの仲間。
やや終わりかけのウツギ
他ではあまり見かけないナツロウバイ。原産地は中国。
以前皇居の庭園で見たことがあったウメモドキの花。尾瀬で見かけた真っ赤な実もきれいだったが
よく見ると花もけっこう美しい。
6月の木の花と言ったらこれを忘れてはいけない。
ア ジサイの仲間も梅雨を前に少しずつ咲き始めた。これはオオアマチャ。
ヤマアジサイ
いかにも涼しげなコアジサイの花は、多摩の低山歩きではよく出会う花だ。
イボタの花も虫をたくさん集めていた。
特有の匂いを撒き散らして咲いているのはクリの木の花
ガマズミの仲間、オトコヨウゾメは名前は変わっているが花は可憐
お終いは枝の先で休んでいたトカゲ(ニホンカナヘビ)
今日はこの辺で。