FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

キッズコンペ「神奈川カップ」2013 ②

2013-12-10 13:37:59 | コンペティション参加報告
さて、リードの部。

リードを始めて間もないコージン、りょーた、タイゴの3人。
決勝には残れなかったけれどよく頑張ったと思うよ
何より、リードを始めたばかりなのに「リードの部」で出ようと思うチャレンジ精神が良い
今後この時の気持ちを忘れずに、大会でしっかり力を出せるように「練習の質」を大切に考えて、普段の練習を頑張って行ってくれると強くなるんだけどな~
ただ、リードで強くなるためには「登り込み」が必要だよ
小学校も高学年になって来たら、最低でも週に2回以上は集中した質の良い練習をするチャンスがほしいところだね

たけくんはボルダーだと実力が出せて良い登りが出来るのだけど、何せ怖がり
ルートも嫌いではないようだし、いつも前向きにチャレンジするのだが、いったん「怖い」と思ってしまうともう動けない
とても真面目で地道な努力をコツコツと重ねられるたけくんは、将来この「怖くて動けない病」を克服出来たら、良いアスリートになりそうなのだが。。。
怖がりな子がこれを克服するためには、もう少し大きくなるまで辛抱強く待たなければならないのかな~?
それまでに心が折れないように、しっかりサポートしなければ
今日もハングの付け根で急に動きがあやしくなり、動けなくなっちゃった
実力通りの登りが出来れば、決勝に残れたと思うんだけど…残念


予選が終わり、FCCの中で決勝に残れたのはユキちゃんとのんちゃんの2人だけとなった。
2人とも自分の力を出し切る登りが出来るといいな~

予選は「フラッシュ」形式で他の選手の登りを見たり、自分の登りの前にどれだけルートの下見をしても構わないのに比べ、決勝は「オンサイト」方式と呼ばれ、他の選手の登りを見ることは出来ない
「オブザベーション」と呼ばれるルートの下見も、「オブザベーションタイム」と言って制限時間内にみんな一斉に下見をする時間以外は許されない。
予選が終わると決勝のルートを作成するのだが、その時に決勝ルートがファイナリストに見られないように、決勝進出者は「アイソレーション」と呼ばれる別室に隔離される。


決勝に進んだ子どもたちがアイソレーション(今日は山スポの食堂)入りしたのを見計らって、決勝のルート作成
予選のテープをはがし、決勝用に作ったルートのホールドにテープを貼り替える。
今回はコーヘイが「ルート上部のテープを貼りたい」と張り切っていたので、任せることに。
人手があれば、トップロープ用のロープで誰かにビレイしてもらって作業出来るのだが、ネコの手も借りたい今回はみんな各自のするべき作業に追われてビレイヤーがいない。スリングで確保しながらの自己責任作業だが、昨日から見ているとコーヘイは安全に出来ている
一応変なことをしないように私は彼から目を離さず、ジャッジの方との打ち合わせをしたり、ルートをチェックしたり
安全に手早く動くことが出来、昨年より10倍近く手早く作業が出来ていたよ
コーヘイ大活躍の巻き、だった

決勝に進めなかったリードの部の子どもたちやトップロープの部の子どもたちも、広い芝生の会場で駆け回ったり、虫を探したり、ピクニック気分でお昼ご飯を食べたり、神奈川の岳連のおじさんたちが催してくれた竹ひごおもちゃ手作り体験をしたり。
思い思いに楽しんでいた