転勤族のいばらきブログ

全国住み歩いたサラリーマンの目から自分の趣味を紹介します

真央ちゃんは長い目で・・・

2010-10-23 22:29:12 | スポーツ全般
グランプリシリーズ第1戦のNHK杯女子フリー。


全てをやり直している浅田真央は、昨日の滑りを見るとまず上手くいかないことはわかっていたが、ほんのすこしだけ期待して観戦した。


結果は残念ながら思ったとおり最悪の演技だった。


最初のトリプルアクセルは抜けて1回転。トリプルフリップも着氷に失敗。トリプルルッツはシングル。コンビネーションジャンプも決まらず。トリプルサルコウ、トリプルループはなんとか成功した。終わった後の表情にもちろん笑顔はない。フリーの得点は85.45。合計133.40点でGP自己最低の8位に終わった。






バンクーバーオリンピックの昨シーズンはロシアのタラソアコーチのもと、苦しみ、悩みつつも最後は世界選手権優勝という結果を残した。
しかし、昨シーズンの浅田真央はトリプルジャンプのうちルッツジャンプが跳べず、サルコウも不安定、3回転-3回転も跳ばなかった。トリプルアクセルが跳べても、ジャンプのバリエーションではキム・ヨナには劣り、オリンピックは銀メダルに終わった。


誰にも負けないためには、全てのトリプルジャンプを跳び、トリプルアクセルと3回転-3回転をショートとフリーの両方で入れる。そのためには、銀メダリストの栄光もプライドも忘れて、ジャンプの基礎を一から見直すことを決断した。



しかし、トリプルルッツジャンプと3回転-3回転を克服するために、今まで難なく出来ていたジャンプもここまで崩れてしまうとは、真央本人も佐藤コーチも想像できなかっただろう。




私たち素人には、浅田真央の悩み、苦しみは計り知れない。今日の結果でグランプリシリーズ出場2戦の得点で決まるグランプリファイナルへの進出は絶望的。次戦予定は11月26日からのフランス大会だが果たして立て直せるだろうか。




復活には少し時間はかかると思う。ひょっとしたら今シーズンは無理かも知れないが、今まで以上に凄い浅田真央に成長してくれると信じて待つこととしたい。






一方、シニアデビューの村上佳菜子は3回転倒したが、出場選手全体の得点が伸びず3位に入った。


彼女も普段はこんなに転ぶことはないと思うが、相当緊張したのだと思う。たぶん、尊敬する浅田真央の無残な姿を直前に見てしまったのも精神的によくなかっただろう。








村上佳菜子はとにかく失敗してなんぼの15才。今日は緊張してしまったが伸び伸びと楽しく滑れば、すぐに大きなご褒美を手にすることが出来るはずだ。

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