第144回天皇賞秋はニコラ・ピンナ騎乗の7番人気トーセンジョーダンが後方から直線力強く抜け出しGI初制覇を成し遂げた。管理する池江泰寿調教師は、菊花賞のオルフェーヴルに続く2週連続のGI勝利を達成。史上初の牝馬による秋の天皇賞連覇を狙ったブエナビスタは4着に敗れた。
逃げ馬シルポートが1枠1番に入り、今回は飛ばして逃げるとは予想されたが、前半1000mは何と56秒5という超ハイペース。
ちなみに、シルポートは前走の毎日王冠では逆に超スローの逃げとなり、前半1000mは1分1秒1だった。同じシルポートが、毎日王冠の時より1000m通過でラップ差は4秒6、距離にして約30馬身、80mくらい飛ばしていったのである。
シルポートを大逃げさせておいて、2番手が58秒5くらいで通過する展開ならば、全体の結果も大分変わったかもしれない。しかし、エイシンフラッシュ、アーネストリー、ローズキングダム、ブエナビスタ、ダークシャドウといった有力馬も、さほど差もなくシルポートについていった。これらの1000m通過は推定57秒5から58秒0。
そして、直線坂下の1600m通過が1分32秒2。このタイムは安田記念の勝ちタイムに匹敵する。残り400mはスタミナ勝負となり、外から抜け出したトーセンジョーダンが1分56秒1の日本レコードで優勝した。
勝ったトーセンジョーダンは、馬の充実に加え、東京巧者、札幌記念からというローテーション、ニコラ・ピンナの好騎乗があった。
2着のダークシャドウは誠に立派。前走の毎日王冠とは全く違う展開ながら勝ち馬を追い詰めたのだから、立派としかいいようがない。
3着のペルーサは、前半の位置どり、直線の追い込みは抜群だった。あと100mのところではペルーサが差し切るかに見えたが、あと一歩だった。状態は良かったが、半年ぶりのレースが最後の詰めを欠いた要因だと思う。
ブエナビスタは4着。直線内に包まれ、馬群をかき分けて伸びてきたが及ばなかった。ウオッカとは異なり、不運な女王の称号は簡単には取れない。
エイシンフラッシュ、ローズキングダムは、最近、前半は超スローで直線だけのヨーイドン競馬ばかりだったので、今回完全に馬が対応できなかった。しかし、どんな競馬でも最低掲示板にのらなければ超一流とは言えないだろう。
それにしても、これだけのタイムで激走し、次走にダメージが出そうな馬もいるだろう。ジャパンカップ、有馬記念は状態を良く見てから判断したい。
逃げ馬シルポートが1枠1番に入り、今回は飛ばして逃げるとは予想されたが、前半1000mは何と56秒5という超ハイペース。
ちなみに、シルポートは前走の毎日王冠では逆に超スローの逃げとなり、前半1000mは1分1秒1だった。同じシルポートが、毎日王冠の時より1000m通過でラップ差は4秒6、距離にして約30馬身、80mくらい飛ばしていったのである。
シルポートを大逃げさせておいて、2番手が58秒5くらいで通過する展開ならば、全体の結果も大分変わったかもしれない。しかし、エイシンフラッシュ、アーネストリー、ローズキングダム、ブエナビスタ、ダークシャドウといった有力馬も、さほど差もなくシルポートについていった。これらの1000m通過は推定57秒5から58秒0。
そして、直線坂下の1600m通過が1分32秒2。このタイムは安田記念の勝ちタイムに匹敵する。残り400mはスタミナ勝負となり、外から抜け出したトーセンジョーダンが1分56秒1の日本レコードで優勝した。
勝ったトーセンジョーダンは、馬の充実に加え、東京巧者、札幌記念からというローテーション、ニコラ・ピンナの好騎乗があった。
2着のダークシャドウは誠に立派。前走の毎日王冠とは全く違う展開ながら勝ち馬を追い詰めたのだから、立派としかいいようがない。
3着のペルーサは、前半の位置どり、直線の追い込みは抜群だった。あと100mのところではペルーサが差し切るかに見えたが、あと一歩だった。状態は良かったが、半年ぶりのレースが最後の詰めを欠いた要因だと思う。
ブエナビスタは4着。直線内に包まれ、馬群をかき分けて伸びてきたが及ばなかった。ウオッカとは異なり、不運な女王の称号は簡単には取れない。
エイシンフラッシュ、ローズキングダムは、最近、前半は超スローで直線だけのヨーイドン競馬ばかりだったので、今回完全に馬が対応できなかった。しかし、どんな競馬でも最低掲示板にのらなければ超一流とは言えないだろう。
それにしても、これだけのタイムで激走し、次走にダメージが出そうな馬もいるだろう。ジャパンカップ、有馬記念は状態を良く見てから判断したい。