転勤族のいばらきブログ

全国住み歩いたサラリーマンの目から自分の趣味を紹介します

天皇賞 秋 回顧

2011-10-31 23:41:55 | 競馬
第144回天皇賞秋はニコラ・ピンナ騎乗の7番人気トーセンジョーダンが後方から直線力強く抜け出しGI初制覇を成し遂げた。管理する池江泰寿調教師は、菊花賞のオルフェーヴルに続く2週連続のGI勝利を達成。史上初の牝馬による秋の天皇賞連覇を狙ったブエナビスタは4着に敗れた。



逃げ馬シルポートが1枠1番に入り、今回は飛ばして逃げるとは予想されたが、前半1000mは何と56秒5という超ハイペース。
ちなみに、シルポートは前走の毎日王冠では逆に超スローの逃げとなり、前半1000mは1分1秒1だった。同じシルポートが、毎日王冠の時より1000m通過でラップ差は4秒6、距離にして約30馬身、80mくらい飛ばしていったのである。

シルポートを大逃げさせておいて、2番手が58秒5くらいで通過する展開ならば、全体の結果も大分変わったかもしれない。しかし、エイシンフラッシュ、アーネストリー、ローズキングダム、ブエナビスタ、ダークシャドウといった有力馬も、さほど差もなくシルポートについていった。これらの1000m通過は推定57秒5から58秒0。

そして、直線坂下の1600m通過が1分32秒2。このタイムは安田記念の勝ちタイムに匹敵する。残り400mはスタミナ勝負となり、外から抜け出したトーセンジョーダンが1分56秒1の日本レコードで優勝した。




勝ったトーセンジョーダンは、馬の充実に加え、東京巧者、札幌記念からというローテーション、ニコラ・ピンナの好騎乗があった。

2着のダークシャドウは誠に立派。前走の毎日王冠とは全く違う展開ながら勝ち馬を追い詰めたのだから、立派としかいいようがない。

3着のペルーサは、前半の位置どり、直線の追い込みは抜群だった。あと100mのところではペルーサが差し切るかに見えたが、あと一歩だった。状態は良かったが、半年ぶりのレースが最後の詰めを欠いた要因だと思う。

ブエナビスタは4着。直線内に包まれ、馬群をかき分けて伸びてきたが及ばなかった。ウオッカとは異なり、不運な女王の称号は簡単には取れない。

エイシンフラッシュ、ローズキングダムは、最近、前半は超スローで直線だけのヨーイドン競馬ばかりだったので、今回完全に馬が対応できなかった。しかし、どんな競馬でも最低掲示板にのらなければ超一流とは言えないだろう。


それにしても、これだけのタイムで激走し、次走にダメージが出そうな馬もいるだろう。ジャパンカップ、有馬記念は状態を良く見てから判断したい。


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経堂の熊本ラーメン 「夢亀」

2011-10-25 22:59:25 | 食べ物
経堂で美味しい意ラーメン屋さん見つけました。

経堂駅から歩いて3分程度と近く、今年1月に開店した熊本ラーメン専門店の「夢亀」さんです。



私が大学を卒業して、最初の4年間社会人生活を過ごしたのが熊本。

熊本には楽しい思い出がいっぱいあります。

熊本ラーメンの味も思い出の一つ。今でも熊本ラーメンが食べたくなったら、東京にも進出している「桂花ラーメン」に行っています。

そんな熊本ラーメンの店が近くにあるとのことで行ってみました。


熊本出身の上品な脱サラのご主人とお手伝いの女性でやっているこじんまりとしたお店ですが、とてもきれいな店。


おなかがすいていたので、ご主人に「夢亀スペシャルラーメン 850円」を注文。

白濁したスープ、薄めのチャーシュー、キャベツのトッピング、食欲を誘うマー油。うーん熊本ラーメンの味です。

スープは塩辛さと豚骨スープ、キャベツの甘さが混じって、不思議なクリーミーな味。美味いと思います。


食べログの「口コミ」もチラリと見ました。、熊本ラーメンの知らないと思われる輩の意見で「スープが薄い」だの「パンチがない」だの「ラーメンのタレを置けば?」とかありましたが、全くそんな意見に耳を貸す必要はありません。

これがこの店の熊本ラーメンの味。わかってくれる人に来てもらえば良いのです。


東京で食べられる本場の熊本ラーメン。自分はおすすめです。
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菊花賞 オルフェーヴル3冠達成

2011-10-23 23:52:25 | 競馬
第72回菊花賞は池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴルが3分2秒8で完勝。史上7頭目の三冠馬に輝いた。2馬身半差の2着に2番人気ウインバリアシオン、さらに1馬身3/4差の3着に3番人気トーセンラーが入った。



前半の1000mは60秒6。サンビーム、フレールジャックが先行し、平均ペースで流れたことで、伏兵の入る余地のない力勝負の競馬になった。オルフェーヴルは3、4コーナーの坂の下りで自分から動いて、4コーナーを回って外からまくって堂々の先頭。3分2秒8というタイムも優秀であり、全く文句の無い競馬だった。


オルフェーヴルの3冠達成に対して、他の馬が弱すぎたから、世代に恵まれたという指摘もある。しかし、オルフェーヴルの強さは際立っており、なおかつ一戦ごとの成長が素晴らしい。今日の馬体重は466kg。前走からプラス6kg。日本ダービーからプラス22kgである。3歳夏のパワーアップは過去の3冠馬と比較してもNO1だと思う。

精神的に未だやんちゃであるが、だからこそ伸びしろがまだあると思う。父ステイゴールドも母父のメジロマックイーンも兄ドリームジャーニーも4歳から5歳にかけて活躍した。オルフェーヴルの本当の完成はおそらく来年だろう。

オルフェーヴルはジャパンカップか有馬記念のどちらかは出走して古馬と対決するだろう。しかし今のオルフェーヴルなら強力な4歳勢やブエナビスタらの古馬相手でも勝てるのではないか。そして気が早いが、来年はドバイワールドカップ、香港クイーンエリザベスⅡ世S、凱旋門賞と世界を相手に戦ってほしい。


ウインバリアシオンは最後方から競馬を進め、よどみない流れで作戦通りの展開になったと思う。直線他馬をかきわけ、2着までは来たが、オルフェーヴルは強すぎた。ダービー、神戸新聞杯、菊花賞とオルフェーヴルに完敗の2着続きになったが、この馬も相当強くなっている。今後の活躍も十分期待できる。


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菊花賞 展望

2011-10-23 00:50:24 | 競馬
2歳の8月新潟でデビューし、3歳2月時点で5戦1勝。今年春、大混戦といわれていたクラシック戦線の穴馬の1頭に過ぎなかったオルフェーブル。

その後、スプリングS、皐月賞、日本ダービー、神戸新聞杯とレースを重ねることに強さをみせつけている。

そして、明日は新たな3冠馬が誕生することは間違いない。オルフェーブルは3000mの距離を苦にするタイプではない。2歳当時の折り合い難はすっかり解消した。馬場が悪化すれば、オルフェーブルにより優位に働く。また、前走の神戸新聞杯は残り600m、究極の上がり勝負も経験した。



明日は3冠馬誕生を見るレース。私は銀座ウインズでその瞬間を見守りたいと思います。
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南部杯 回顧

2011-10-10 23:25:35 | 競馬
東日本大震災で被害を受けた盛岡競馬の代替開催が、10日東京競馬場で行われ、メーンレースの交流GIのマイルチャンピオンシップ南部杯は今年のドバイWC2着以来となるトランセンドが1分34秒8で快勝した。2着は3番人気ダノンカモン。3着は7番人気シルクフォーチュン。2番人気エスポワールシチーは4着に沈んだ。



エスポワールシチーが果敢に飛ばした前半1000mは57秒8のハイペース。スピードよりスタミナ、底力が要求される競馬だった。そういう中、トランセンドは休み明けということもあり、直線追い出しの反応はいま一つだったが、あと100mで猛然と盛り返し、ダノンカモンを内からアタマ差抜け出した。

トランセンドはかつてはムラっ気があったが、今はしぶとく、いつでも確実に走れる馬に成長した。ここを使われて、ジャパンカップダートはやはり最有力だろう。

ダノンカモン、シルクフォーチュンも一戦ごとに成長し、共にダートでは完全に一線級といって良いだろう。引き続きトランセンドの強敵となる。

エスポワールシチーは残念ながら4歳から5歳春までの力から大分衰えてしまっている。それでも今日はハイペースで逃げて、レベルの高いレースを作ってくれた。



ところで、今日の南部杯は交流GⅠとはついているが、1着賞金は4500万円で中央重賞のGⅢとほぼ同じである。しかし、中央GⅠ並みに盛り上がりレースの質も高かった。岩手競馬復興として盛り上がっていたこともあり、トランセンド騎乗の藤田騎手は負けられない覚悟で臨んだという。

残念なのは今日のレースにスマートファルコンがいなかったことだ。JRA所属でありながら地方競馬の交流競走を走り続け、3歳の8月から3年余り中央競馬を走っていない。トランセンドとの対決をジャパンカップダートで見せてほしい。

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毎日王冠・京都大賞典 回顧

2011-10-09 18:50:44 | 競馬
今日は本当に久しぶりに東京競馬場に出かけました。






久々の東京開催。連休中日で気候もさわやか。観客は結構多かったです。秋のGⅠ開幕ですから盛り上がるのはいいことです。


今日は東京競馬場で毎日王冠、京都競馬場で京都大賞典が行われた。

 
毎日王冠は、福永祐一騎手騎乗で1番人気に支持されたダークシャドウが快勝。クビ差の2着には今年のNHKマイルCを制した2番人気リアルインパクト、クビ差の3着には5番人気ミッキードリームが入った。

ダークシャドウは、ここを勝たなければ賞金的に天皇賞秋の出走は危うい。しかし、その強敵が同じ堀厩舎のリアルインパクトだった。岩田騎手騎乗のリアルインパクトもしっかり勝ちにいったが、ダークシャドウがきっちりクビ差差し切った。堀厩舎にとっては、最も望んでいた結果だった。

それにしても、レース展開は極端なスローペース。逃げたシルポートはいつもは平均ペースで引っ張ってくれるのだが、今日は他の馬が全く牽制しなかったこともあって前半1000mは1分1秒1。ちなみに3歳以上500万下の最終レースも同じ芝1800mだったが、こちらは前半1000mが59秒3である。絶好の馬場状態であることを考えると、オープン馬なら前半58秒0程度が平均ペースで、56秒台でもおかしくない。



まさに直線入るまではジョギングであり、直線600mだけのヨーイドンだった。ダークシャドウは直線前が詰まり、苦しかったが上がり3ハロン32秒7という鬼脚を繰り出して勝利した。それでも、勝ちタイムは1分46秒7。最終レースのエチゴイチエは1分46秒3であり、500万下より遅かったことになる。

ダークシャドウとリアルインパクトは順調なスタートは切れたとは思うが、今回のレースで過大評価は出来ないと思う。



京都大賞典は後藤浩輝騎手騎乗の1番人気ローズキングダムが快勝。2着には4番人気のビートブラックが食い込み、3着には3番人気オウケンブルースリが入った。



京都競馬場も開幕週で土曜日は3歳以上1600万下の芝2000mで1分56秒8というとんでもない時計がでてしまう馬場。よって、京都大賞典の勝ちタイム2分24秒1はオープンとしては遅いくらいで、毎日王冠ほどではないが直線の切れ味勝負の競馬だった。

ローズキングダムは直線の差し脚比べになれば、今回のメンバーでは一日の長がある。勝負ところの残り200mで一気に抜け出し、2着のビートフラッグを1馬身1/4退けた。

今年になって勝ち星から遠ざかっていたローズキングダムだが古馬GⅠ戦線の有力馬の一頭と考えて良いだろう。底力勝負でなく、今回のように直線の差し脚勝負になれば、やはり有力だ。

オウケンブルースリ、ジャガーメイルもまずまずの走りは見せた。次のステップまで順調にいってほしい。





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AKB48 コラム  第7回 「SKE48」人気は本物 ③

2011-10-09 00:51:07 | 歌謡曲
③SKE48の今後の課題
人気、注目度急上昇のSKE48だが、今後の課題、問題点、懸念材料もある。



(1)名古屋地元指向を守るべき
「パレオはエメラルド」はCD売上げ50万枚を突破。オリコン初登場1位にもなった。
活動も名古屋ローカルに留まらず、全国放送のテレビ出演や雑誌掲載もより増えていくことだろう。
しかし、名古屋という拠点を大事にしてほしい。「あくまでもホームグラウンドは名古屋」というスタンスは変えるべきではない。
名古屋は東京、大阪に次ぐ都会であり、文化、情報を発信する十分なパワーがある。しかし、東京ほどの大都会でないため、テレビ番組にしても自由度が高く、自由でクリエイティブな環境だと思う。客観的に見て、名古屋はとても良い都市だと思う。
今後も、まずは名古屋、東海地区の人たちに愛されるアイドルであることを忘れずに活動していってほしい。


(2)AKB48との差別化
SKE48の魅力、AKB48との違いは、厳しい競争環境である。
SKE48とAKB48は秋元康プロデュースの姉妹グループであるが、SKE48は現在、全員運営主体のプロダクションに所属しており、松井珠理奈や松井玲奈にしても移籍は認めていない。
全員が同じ事務所だから、運営サイドは公平な立場で彼女達を評価し、個々の適正に応じて育成することが出来る。
研究生への降格もありえるし、CDシングルの選抜メンバーは運営の一存で大胆に入れ替えを行っている。これは、今のAKB48ではありえないことだ。
そんな体育会系で厳しいところがSKE48の魅力である。AKB48運営との統合も囁かされているが、それではSKE48の良さが失われてしまうだろう。どうか、現在の体制、ポリシーを継続していただきたい。


(3)運営プロダクションへの不安
運営プロダクションの「ピタゴラス・プロモーション」は、サンシャイン栄を運営する京楽栄開発株式会社の子会社であり、その親会社はパチンコ事業を展開する京楽産業である。
実際、SKE48はKYORAKUのパチンコPRもやっているし、イベントにも駆り出されている。
しかし、パチンコは18歳未満は禁じられているギャンブルであり、パチンコで身を滅ぼす人は昔も今もいるわけで、そんなパチンコ事業大手の企業がアイドルSKE48の運営を行っていることに正直違和感がある。
現在、それで大きな問題があるわけではないが、将来的に安定した芸能マネージメント事業が出来るのか心配である。



11月9日に、7枚目のシングル「オキドキ」が発売される。
選抜は、チームSの大矢真那、小野晴香、木崎ゆりあ、木下有希子、桑原みずき、須田亜香里、平松可奈子、松井珠理奈、松井玲奈、矢神久美、チームKⅡの小木曽汐莉、高柳明音、秦佐和子、チームEの金子栞、木本花音、原望奈美の16名。
「パレオはエメラルド」の選抜から、石田安奈、古川愛李、向田茉夏が外れて、小野晴香、金子栞、原望奈美が入った。
外れた3人は人気がなかったわけでなく、特にエース級の扱いだった向田茉夏が外れたことは驚いた。
選抜メンバーから外れると、シングルCD歌唱メンバーから外れるだけでなく、アメブロのSKE48選抜メンバーブログからも退場しなければならない。SKE48の公式ブログは別にあるが、公式ブログは会員制で閲覧は有料である。一方、アメブロは勿論閲覧フリーで、コメント欄でファンのメッセージを受けることが出来る。なかなかシビアである。

運営は選抜メンバー入れ替えについて理由を説明しないが、それなりの考えがあってのことだろう。私は、これだけ人気が出ても現状に満足せず、メンバー全員にチャンスを与えられているところが健全だと感じる。


↓↓ クリックすると「オキドキ MV(Short ver.) 」を見ることが出来ます。





3回に分けて、SKE48について書いてみました。以下の記事も読んでいない方は是非一読ください。
皆さんの意見もコメントしてくれたらうれしいです。

第5回 「SKE48」人気は本物 ①

第6回 「SKE48」人気は本物 ②

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スプリンターズS 凱旋門賞 回顧

2011-10-04 23:11:41 | 競馬
スプリンターズSはカレンチャンが優勝。


5連勝でGⅠ制覇はお見事としかいいようがないが、今回は何とも後味が悪い。

ゲート入りしてからビービーガルダンが放馬し、全速力で馬場2周してしまった。
これで多くの馬はテンションが狂ってしまっただろう。
正直、見ているファンも気が抜けてしまった。

注目のロケットマンは、4コーナーですでに脚色は怪しくなってしまった。今までの実績からすれば、あのような凡走はちょっと考えにくく、やはり発走前のアクシデントの影響があったとしか思えない。

残念ながら盛り上がりに欠けるGⅠだった。



一方、フランスロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞は、3歳牝馬のデインドリームが優勝し、2着も3歳牝馬のシャレータ、3着は4歳牝馬のスノーフェアリー。日本のヒルノダムールは10着、ナカヤマフェスタは11着と結果を残せなかった。

時計の早い馬場はヒルノダムール、ナカヤマフェスタには有利なはずだったが直線伸び切れなかった。

残念な結果だったが、このようなことになるのも競馬。今回は結果が出なかったが挑戦していかなければ栄光はつかめない。めげずに凱旋門賞には日本馬が挑戦し続けてほしい。そして来年はオルフェーブルが凱旋門賞に挑戦することを願っている。

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スプリンターズS 凱旋門賞展望

2011-10-02 11:39:52 | 競馬
10月になり、いよいよ秋のGⅠシリーズがスタート。
年末まで、来週10日の交流GⅠ南部杯も入れれば、11月6日以外は毎週GⅠレースが行われる。


第一弾はスプリンターズS。

スプリント路線については、ずっと言っているが日本馬のレベルはここ10年で全く上がらず、世界との差はどんどん広がっている。実際、約15年前に活躍したサクラバクシンオー、タイキシャトル、アグネスワールドが、今年そのまま出走しても十分勝負になるだろう。

加えて、今年は国際GⅠで快走を続けるロケットマンが出走してきた。この馬の実績は過去のスプリンターズS出走の外国馬でダントツであり、まともに走れば大楽勝、1分6秒台の日本レコードもあるとみている。

相手も休み明け、初遠征の59kgでもセントウルSで2着に好走したラッキーナインが有力。

日本馬は後方差しにかけるフィフスペトルが一番妙味ある。いずれにしても、見るレースだ。



そして、フランスロンシャン競馬場では、日本時間23時15分発走予定で世界最高峰レースの凱旋門賞がスタートする。

今年のメンバーは昨年より粒揃いで、愛チャンピオンS優勝のソーユーシンク、前哨戦フォア賞優勝のサラフィナ、昨年の凱旋門賞馬ワークフォース、愛チャンピオンS2着で昨年のエリザベス女王杯圧勝のスノーフェアリーなどが有力だ。

日本から遠征したヒルノダムール、ナカヤマフェスタにもチャンスはあるだろう。

ヒルノダムールは前哨戦フォア賞でサラフィナの2着。休み明け、初コースを克服して好走した。馬場も最近雨が降らず、凱旋門賞のロンシャンにしては大変硬い、時計の出る馬場らしい。時計勝負、切れ味勝負はヒルノダムールの望むところだ。

ナカヤマフェスタは、フォア賞で故障から1年ぶりの競馬を使っての本番なので期待は控えめに応援したい。もし、昨年の状態になっていたら一発があっても不思議ではない。


テレビ中継はグリーンチャンネルに加え、BS11とBSスカパーのフジテレビchではノンスクランブルで中継される。




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AKB48 コラム  第6回 「SKE48」人気は本物 ②

2011-10-02 03:07:15 | 歌謡曲
SKE48について語る2回目は、その人気上昇の背景についてです。



② SKE48の何が支持されているのか

(1) AKB48には無い実力主義
SKE48は実力主義であり、「昇格」や「初選抜」までのスピードはAKB48よりも格段に早い。その全て判断は運営の独断であり、歌唱力やダンススキル、そしてアイドル性、ルックスも考慮されている。昇格後も力が無いと判断されれば、降格させられ再び研究生からやり直さなければならないとされており、AKB48より厳しい環境といえる。
今のAKB48は、不祥事を起こさない限り降格がないこともあり、AKB48という肩書きに安住しているメンバーも見受けられる。アイドルファンもSKE48の方がスリリングで面白いし、応援のし甲斐があると感じ始めているのではないか。

 
(2) 先輩・後輩は絶対!?
SKE48では、合格時期による先輩、後輩関係が厳しい。2期生以降のメンバーは、20歳以上でも松井珠理奈を「じゅりな」さんと呼ぶのは有名。松井珠理奈だけが特別なのではなく、年下でも先輩は「さん」づけのようだ。大人が中学生を「さん」づけで呼ぶのは、正直異様な感じもするが、それだけ、規律、けじめが厳しいということだろう。
今の若者は結構保守的であり、SKE48の結束力や礼儀正しいところに好感を持っているのだ。


(3) ダンススキルはAKB48より相当上
「バンザイVenus」や「パレオはエメラルド」のダンスはAKB48の曲より激しく、難しい。メンバー全員のコンビネーションが要求されるダンスであり、メンバー全体のレッスンに相当時間をかけ、鍛えられているのがよくわかる。AKB48にもダンスの上手なメンバーもおり、AKB48よりSKE48の方が、ダンススキルが高いとは言い切れないが、最近のAKB48は人気メンバーを中心に個人の仕事が忙しく、全員そろって時間をかけて難易度の高いダンスを習得することは出来ないのだろう。


(4) 全員黒髪! 清潔感がグッド
見た目でAKB48との一番の違いは全員ほぼ黒髪であることだ。若干茶系が入っているメンバーもいるが、AKB48とは全く違う。明らかに髪を染めることは禁止になっている。
別に18歳を過ぎたら、髪を染めても構わないのだが、そうしないところがSKE48のポリシーなのだろう。
一般の男性は、女性は黒髪の方が絶対好きである。


(5) 全員同じプロダクションに所属
メンバー全員が同じ事務所(ピタゴラス・プロモーション)に所属し、現時点、移籍は認められていない。AKB48がメンバーの個性、個々の仕事を尊重し、昨年3月時点でAKB運営以外のプロダクションに移籍させたのとは大いに異なっている。しかし、AKBメンバーの事務所移籍については、事務所の力関係やAKB48に対するプロモーションの巧拙がはっきり出て、メンバーの格差が一層広がり、AKB48の結束力低下になってしまったように見える。その反省から、AKB48も9期生以降は運営プロダクションのAKSからの移籍を認めていない。
SKE48の場合、メンバー全員が同じ事務所であるため、外野からの圧力がかかることも少なく、選抜メンバーを決めるのも全て運営の一存である。実際、シングル曲の選抜メンバーは結構入れ替わっており、実力主義を踏襲できる要因となっている。


(6) 「松井珠理奈」という呪縛
松井珠理奈はSKE48発足オーディションで、秋元康がAKB48のシングル選抜にも大抜擢した。


松井珠理奈

松井珠理奈本人も、周囲の期待を背負い、スターとしての自覚と自信、またSKE48のエースとしての責任も感じ、小学生でありながら、ずっと年上のメンバーも一切気にせず、時には叱り飛ばしていたという。
まさに発足時は、「SKE48」=「松井珠理奈」であり、運営も松井珠理奈のスターとしての成功あってのSKE48と考えていただろう。
しかし、ファンの方が先に「松井珠理奈あってのSKE48」という姿に違和感を感じ始める。そして、ファンから推し出され、松井珠理奈に対抗するSKE48のシンボルとなったのが松井玲奈である。


松井玲奈

松井珠理奈に比べ、清楚で地味な松井玲奈がなぜこんなに支持されたのか、運営もなかなか理解出来なかったのではないか。
結果的に、松井珠理奈の対抗軸に松井玲奈を据えたことによって、とかく生意気と誤解されがちな松井珠理奈への偏見も和らげる効果もあった。
しかし、松井玲奈の人気が全国区になっても、SKE48のイメージは「松井珠理奈」から「W松井」に変わっただけだった。


(7) 第3のエース「高柳明音」で流れが変わった
松井珠理奈が今でもSKE48のエースであることは変わりないが、運営が「松井珠理奈あってのSKE48」というこだわりを振り切ったのは、最新作「パレオはエメラルド」からだ。
「パレオはエメラルド」は、松井珠理奈、松井玲奈、そして高柳明音という3トップという戦略で売り出した。ダンスも3人が最前列、ジャケット写真も3名のみのバージョンを作った。


高柳明音

高柳明音は松井珠理奈、松井玲奈とは異なり2期生であり、チームKⅡという違うチームで活動してきた。天性の努力家で明るさがあり、AKB48でいえば大島優子タイプだろう。
高柳明音を表舞台に出したことが、SKE48にとって大成功だった。高柳明音本人は勿論、高柳を通して今まで一般的に知られていなかったSKE48メンバーへの関心が一気に高まった。



(8)個性豊かなメンバー
松井珠理奈、松井玲奈、高柳明音以外のメンバーも、最近、テレビ、ラジオ、雑誌等への登場が増えている。注目メンバーを紹介します。


木崎ゆりあと矢神久美は週刊AKBの「おバカ対決」で特集された。「バカ」で注目されるのもいかがなものだが、番組ではAKB48を完全に食ってしまっていた。特に木崎ゆりあはなかなかの美少女であり、バラエティ番組でのはじけっぷりとのギャップが面白い。


木崎ゆりあ


矢神久美


同じく週刊AKBで見出されたのが秦佐和子。見た目は銀行か旅行会社の窓口にいるOL。芸能人に全く見えないところが逆に個性的だ。


秦佐和子


不思議系美少女は平松可奈子。萌えルックスで声もアニメ声。しゃべりも達者で名古屋だけでは勿体ない逸材である。


平松可奈子


同じくアニメ声を持つ二次元アイドルは古川愛李。優等生キャラだが漫画の才能はプロ級でアニメの世界で成功しそう。


古川愛李


小顔な美少女だが、バラエティも出来る小木曽汐莉。腹黒、不思議キャラで人気上昇の須田亜香里も注目だ。


小木曽汐莉


須田亜香里







次回は、「SKE48の今後の課題」について書いてみます。

更新は近々。でも気が向いたときです。




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