宝塚記念回顧 ～至極想定内の決着～

宝塚記念は池添謙一騎乗ドリームジャーニーが快勝。２着はサクラメガワンダー、ディープスカイは３着に敗れた。

馬券はサクラ１着固定にしたので取れなかったが、２２００ｍ前後がベストであり、調子も良かった１～３番人気の決着であり、全く意外性はない決着だったように思う。この組み合わせで３連単１０６．３倍は、的中した人にはおいしかったのではないか。

このレースのポイントは、ディープスカイが単勝１．５倍というだけの絶対的本命馬なのかどうかだった。実際、それだけの評価を各紙でされていたし、四位騎手も厩舎も自信満々だったのでそのような人気になったが、私は昨日書いたように、現時点そこまで抜けた馬だとは思っていなかった。

天皇賞秋、ジャパンカップと古馬相手に健闘し、この馬の評価は上がったが、大阪杯、安田記念を見る限り、４歳になっての成長が今一つなのは明白だった。案の定、堅実には走ったが、ドリームジャーニー、サクラメガワンダーとの瞬発力勝負で後塵を拝した。レベルの低い４歳馬で孤軍奮闘状態だが、このままでは秋もウオッカ、ドリームジャーニー、サクラメガワンダー、シンゲンといった年長馬やロジユニヴァース、アンライバルドといった生きのいい３歳馬に挟まれ、相当苦戦するだろう。


勝ったドリームジャーニーは、朝日杯を勝って以降、父ステイゴールドそっくりの善戦マンだったが、関係者の努力で５歳にして一皮むけ強くなった。まだまだ今後も期待したい。

サクラメガワンダーはドリームジャーニーには敗れたがよく頑張った。秋は京都のマイルＣＳあたりでＧⅠ奪取が期待できる。

宝塚記念展望

まさか出走するかもと思われたウオッカが回避し、ほっとした春の古馬中距離ＮＯ１決定戦。毎年思うが、この宝塚記念というレースは位置づけが難しい。


まず、春シーズン、このレースを最大目標にする馬はほとんどいない。多くは春の天皇賞、もしくは安田記念、またはドバイや香港遠征からの転戦である。調子が１００％からやや下がってこのレースというパターンがほとんどである。

一方、ＧⅠ以外のレースから挑戦してくる上がり馬もいる。金鯱賞からサイレンススズカ、エイシンデピュティのように結果を出しているケースも多い。

また、気候的にも急に暑くなり、体調も変化しやすい。そして、梅雨時期であり、馬場が悪化することも多い。



前日オッズでディープスカイは単勝１．６倍。明らかに売れすぎ、かぶりすぎだ。父アグネスタキオンが急死したこと、ここを使って凱旋門賞挑戦と宣言している陣営の自信のコメントが人気を引き上げているのだろう。

しかし、そもそもディープスカイという馬、陣営が言うほど、果たしてこのメンバーでも抜けて強いだろうか？


２走前の大阪杯は休み明けとはいえドリームジャーニーに差し負けた。そして前走安田記念は、やや適正より短い１６００ｍとはいえウオッカには言いわけ出来ない完敗だった。ディープスカイは堅実に上位にくると思うが、スローペースで目標にされてしまう。直線ヨーイドンの切れ味勝負になる。混戦と考える方がいいだろう。


上がり馬サクラメガワンダーが本命。無理のないローテーションも好感持てる。
ディープ、アルナス、ドリーム、マイネルが相手だ。


夢を持って、たまには３連単で８番固定。１、７、９、１１のフォーメーション　で勝負！

エプソムカップ回顧 ～期待馬シンゲン～

春競馬、関東最後の重賞「エプソムカップ」は、シンゲンがヒカルオオゾラに１馬身１／４差をつけ圧勝した。


シンゲンはパドックでは６歳馬なのにちゃかちゃかうるさく、汗だらだらかいていた。馬体重は１０ｋｇ減で、輸送でいれこんでいたのではと思われた。

一方のヒカルオオゾラは、ハードな調教をやって東上したにもかかわらず、馬体重は４ｋｇ減で落ち着きもあり、絶好調にみえた。パドック前は２頭が単勝２．８倍程度で並んでいたが、テレビ、ラジオの解説者が一斉にシンゲンに？と評価したのであろう。直前の評価はヒカルオオゾラが１．８倍程度、シンゲンは３．３倍程度に一気に開いた。

シンゲンに期待している自分も「今日はだめかもなぁ？」と思った。


藤田騎手は何とかシンゲンの入れ込みを落ちつけようと、直前の輪乗りでも馬群から離れていた。


レースはシンゲンも引っかかることなく順調に進んだ。ヒカルオオゾラの武豊騎手も相当勝つ自信があったのだろう。手応え絶好で直線入り口ではもう先頭にたった。実際、キャプテンベガ以下とは差がついたがシンゲンには完敗だった。武豊騎手もちょっとショックだったのではないか。


シンゲンの勝ちタイム１分４５秒５は少し荒れ気味の馬場では優秀だ。天皇賞秋は当然意識すると思う。次走は、札幌記念か新潟記念か毎日王冠だろう。


馬券もバッチリ馬単８－１２の１点勝負でいただきました。


関東期待の星シンゲン、いよいよ目が離せなくなってきた　

保和苑のあじさい祭り

水郷潮来あやめまつりから帰ってきた。あやめの開花ピークは過ぎていて、ちょっとがっかりした。


そうだ、自宅から徒歩５分、水戸市末広町の保和苑のあじさい祭りに行ってみよう！


徳川光圀公が愛したと言われている保和苑のあじさい祭りは有名だ。なのに、水戸に住んで３年、近くにあり過ぎて、逆にちゃんと見たことがない。昨日からあじさい祭りは始まったばかりで７月５日までやっている。



水戸観光協会ＨＰ↓

http://www.mitokoumon.com/maturi/ajisai/ajisai.html


祭りといっても、ちょうちんを飾って、静かに観光客を迎い入れているという感じだ。なおかつ、自分は１８時少し前に行ったので、観光客らしい人はほとんどいなかった。












とてもあじさいは美しく、色とりどりでした。開花はピークという感じです。見ごろはせいぜい来週までではないでしょうか？



ぜひ、お早めに行ってみてください。

水郷潮来あやめ祭りに行ってきました

６月１４日日曜日、水戸から鹿島臨海鉄道に乗って１時間半、潮来駅で下車してすぐの水郷潮来あやめ祭りに行ってきました。

水郷潮来あやめ祭りは５月２３日から６月２８日まで行われています。


水郷潮来観光協会ＨＰ　↓
http://www.e-tabi.org/ayame.html

水郷潮来観光ガイド　↓
http://www.city.itako.lg.jp/cgi-bin/kanrisystem/kaview.cgi?no=103



前川あやめ園は、東京から来る観光客も結構いて賑わっていました。







肝心の花ですが、ちょっと盛りは過ぎていますね。しおれている花も多く。週末は今日までという感じでした。

映画「ハゲタカ」 期待が大きかっただけに・・・・

昨日、公開から１週間たった映画「ハゲタカ」を見に行った。

http://www.hagetaka-movie.jp/index.html


この映画への期待は自分のブログにも１ヶ月前に書いた。
↓↓

http://blog.goo.ne.jp/fukufuku1218/e/174932c996f50e92a99d40bca6025fc6



見終わった感想は、「テレビドラマの続編を映画にするのは難しかった。特にこのドラマは」という感じだ。期待が大きすぎたので失望感が大きい。



４年前、ドラマ化された「ハゲタカ」の大森南朋演じる鷲津政彦は、まさに小泉政権下の堀江貴文、村上世彰そのものであり、良くも悪くも彼らは社会の主役だった。リアルさとドラマ（虚像）の絶妙なバランスが心を揺さぶった。

しかしこの４年で、ファンドマネージャー「ハゲタカ」は表舞台から去った。また、時代が呼び戻すかも知れないが、少なくとも現在は主役ではない。
アメリカがサブプライムローン問題を引き起こし、世界中が大不況に陥った。その中で、社会主義政権下で自由主義経済を推し進める中国の存在とどう世界が付き合うかが今の問題だ。


「ハゲタカ」を取り巻く環境は余りにも変わってしまったことは、制作者も十分認識していて、リアルタイムな社会情勢に何とかストーリーを合わせようとした。
しかし、今起こっている大不況に対し、現実は「ハゲタカ」の出番はないのだから無理があるのだ。



あとアメリカドラマ「２４」も同じだが、中国という国を仮想敵国にしてしまうストーリーには決して感心しない。中国という国は根が深いのだ。「国家権力と１０億人人民により経済政策を推進している」なんて簡単には語れない複雑な国だ。日本にとっては、戦争、侵略の歴史があり、短絡的にドラマで取り上げるのは気分的に良くない。



俳優陣、スタッフはテレビ版のメンバーだったので期待は大きかったが、はずれになるかなとも思っていた。残念ながらそちらの予想があたってしまった。主役である「ハゲタカ」がいない今、映画にせよドラマにせよ続編を作ってはいけなかった。周囲の期待に押し上げられて映画化に踏み切ったと思うが、残念ながら失敗だったと思う。

エプソムカップ展望

春の中央開催は今週が最終戦。来週からは福島、札幌が始まる。
先週の安田記念で府中のＧⅠ開催は終わり、今週はおまけの２日間という感じもある。

しかし、今年のエプソムカップ、なかなか面白いメンバーがそろった。この１年、１６００ｍから２０００ｍにおいては、ウオッカ、ダイワスカーレットに手も足も出ない、牡馬にとってはだらしないとも言える状況が続いている。秋の天皇賞、マイルＣＳあたりに向け、飛躍しそうなメンバーもおり、しっかり見ておきたい一戦だ。


シンゲンは秋には大きなところを狙える馬だ。６歳馬だが、身体が弱く、３度の骨折があり１３戦しかしていない。休み休み使って７勝しており、東京コースは６戦５勝である。
前走の新潟大賞典はオースミグラスワン、オペラブラーボ、アドマイヤフジ、ミヤビランベリとかなりメンバーが揃っていたが、直線３馬身突き放す圧勝だった。今が充実期であり、このレースを経て中距離のエースに駆け上る可能性十分だ。


２番手もヒカルオオゾラで、馬単８－１２、単勝８の１点勝負したい。

安田記念回顧 ～ウオッカの今後～

ウオッカは凄い


こんなレース見たことのない　　　そんなレースだった


あとゴールまで１００ｍ。２馬身先にいるのはダービー馬ディープスカイである。それをあっという間に差し切ってしまったのだから、もう恐れ入ったとしか言いようがない。


ウオッカという馬にとって府中コースは特別なのだろう。日本ダービー、２度の安田記念、前走のヴィクトリアマイル、そして去年の天皇賞秋。強すぎるレースをしている。



昨年秋の天皇賞が能力のピークと思われたが、なおかつ強くなっているように感じる。
そうなると、天皇賞秋、ジャパンＣの２戦で引退という予定がよいのかどうか陣営も揺らいできているようだ。


でも、５歳牝馬である。
子孫を残すことが絶対の使命である。


自分は今年の現役続行も反対だったが、それはこれだけ強い競馬を見せられれば「参りました」と認めざるを得ない。でも、一部報じられている宝塚記念挑戦はやめた方が良い。


ウオッカはオーナーの馬ではない。もうファンの馬である　


有終の美、ハッピーエンドのウオッカ、ジャパンカップ制覇を見てみたい

安田記念展望

安田記念は馬場状態がどうなのか？　内外どちらが有利なのか？　そこが大きなポイントだ。


先々週までの馬場は、明らかに内が有利で前残りの競馬だった。


それが、先週の不良馬場で相当芝コースは傷んでしまったらようだ。



おそらく良馬場にはなるだろう。そして先週内が特に傷んだ結果、内外の有利不利が少なくなって、前残りも追い込みもどちらも決まりそうだ。



ウオッカの前走はドバイで期待を裏切った後で、走る気力がまだあるのかどうか非常に心配だった。しかし、牝馬同士で相手が弱かったとはいえ見事なレースをした。中２週も去年の安田記念、天皇賞秋で共に結果を出しており、全く問題ないだろう。馬場も回復して、凡走の可能性は少ない。


しかしディープスカイを上位に考えたい。昨年秋の天皇賞でウオッカ、ダイワスカーレットと差のない３着。手薄な現４歳では抜けた存在である。ウオッカも強いが、凱旋門賞を目指す陣営の気迫はディープスカイの方が高い。ウオッカに負けても２着を外す可能性は一番少ないと見た。

アブソリュート、スマイルジャック、スーパーホーネット、サイトウィナー、スズカコーズウエイが続く。　　　



馬連で１－６、２－６、３－６、６－８、６－１３、６－１８