２０２０年東京オリンピック決定

２０２０年の夏季オリンピックの開催地が東京に決まりました。
なんやかんや、朝４時に起きて、テレ東を除く各チャンネルをザッピングしながら開催地決定を見守りました。

イスタンブールはイスラム圏初めての開催を目指していましたが、自国の内戦と間もなく起こる隣国シリアにおけるアメリカの軍事行動のさなかでは無理でした。マドリードは経済破たんから脱却していない国内状況ではオリンピックを今やる資格はなし。東京が良かったというより、相対的評価で東京しか無かったというのが実情でしょう。

理由はともかく、あと７年後に東京にオリンピックが来ることになったのは本当に良かったと思う。４年前は「オリンピックに金をかけるより先にやることがあるだろう」と消極派だったが、昨年の安倍自民党政権誕生以降、「何か景気がよくなりそうだ」というムードだけで、株価は上がり、為替レートも常識的なものとなり、経済全体の歯車が回り出した。２０２０年にオリンピックがやってくることによって、雇用は創出され、社会インフラは整備され、大企業、特に家電業界は自信を取り戻し、経済状況が大きく回復することを期待したいし、きっとそうなるだろう。東日本大震災の復興もスピードが上がることを期待したい。
そして、次世代を担う子供たちにとって、東京オリンピックという夢の舞台が身近に与えられたことは日本にとって何よりもプラスになる。

別の見方だが、今回の投票で日本にアフリカ、南米などの発展途上国が大いに支持してくれたことは喜ばしいことだ。それは、一党独裁国家でありながら、圧倒的な資金力で世界の秩序を乱している中国の暴走に対して、東日本大震災でも決してパニックや憎しみ合いを起こさなかった日本に、今一度アジアのリーダーになってほしいという希望があるのではないかと思っている。

力強い日本再生の起爆剤になる東京オリンピックまでの７年間になってほしい。