転勤族のいばらきブログ

全国住み歩いたサラリーマンの目から自分の趣味を紹介します

ジャパンカップ 回顧

2009-11-29 17:17:13 | 競馬
ウオッカが勝った。しかも、2分22秒4という素晴らしいタイム。本当に恐れ入りましたとしかいいようがない。


予想通り、リーチザクラウンがペースを落とさず逃げた。というか、スタートして、アサクサキングス、エイシンデピュティがいく構えを見せたため、2ハロン目が10秒5。それを1、2コーナーでかわしてリーチザクラウンが先頭に立ったので、ペースを落とすところはなかった。結果、前半1000mは59.0秒。次の400mが24.3秒。後半1000mが59.1秒。1ハロン12.0秒前後をゆるむことなく刻み、直線ヨーイドンでもない底力勝負となった。その展開で早めに抜け出し、しのぎきったウオッカ。2400mは適正より長く、勝ち負けは厳しいと思っていたが間違いだった。武豊を降ろして、ルメールに依頼した関係者の勇気にも敬意を表したい。まさに瞬発力と底力を両方兼ね備えた希代の名牝である。


ウオッカは有馬記念はやめて、これを花道にして引退するべきだろう。秋3戦全力で走った。さすがに余力はないはずだ。怪我でもしたら大変である。


オウケンブルースリもさすがだった。父に匹敵してきたと言ってよいだろう。来年はハーツクライのように、ドバイやヨーロッパを目指してほしい。


レッドディザイアには驚いた。体調が良ければ有馬記念に出てほしいし有力馬だろう。こうなるとブエナビスタはなぜここに出なかったのかと思う。前にも書いたが札幌記念以降のブエナビスタはやることなすこと裏目である。秋華賞からここを目指したら、ウオッカ、オウケンブルースリともいい勝負だったかもしれない。


コンデュイットはこんなものだろう。アメリカでのBCターフからイギリス経由で中2週で勝てるほど甘くない。
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ジャパンカップ 展望 

2009-11-29 09:41:27 | 競馬
心配された雨も降りそうになく、良馬場でレースを迎えることになりそうだ。2開催最終日で、馬場もところどころ荒れてきているが、昨日のキャピタルSも1分32秒7という好タイムが出ているように、例年並の速く時計の出る馬場状態だろう。

とは言っても、決してスピードだけでは乗り切れないのがジャパンC。リーチザクラウンが作る速い流れを、早めに各馬仕掛けていき,直線はスタミナ勝負になるだろう。

逃げるのはリーチザクラウンだと思うが、楽には逃がさないと思う。エリザベス女王杯、マイルCSで人気薄の逃げ馬が残ってしまったばかり。騎手心理的にも「逃げ切りはさせないぞ」と3、4コーナーでは後続がどっと仕掛けてくるのではないか。穴人気にもなっているリーチザクラウンだが、厳しい競馬になると思う。


オウケンブルースリが一番期待持てるだろう。天皇賞秋はスピード、切れ負けしたが、今回は底力勝負になる。この馬が今日勝てないとしたら父親並みの能力は無かったということだろう。その可能性も否定はできない。

昨年の覇者スクリーンヒーローは、前走さすがの走りを見せた。調子が上がっており、今回も好走必至だろう。

ウオッカだが、この秋2連敗でピークはやや過ぎた感がある。それでも、スランプの時のようなことはなく、上位にきているのだから本当にエライ馬である。ただ、2400mに距離が延びるのは決してプラスではない。今のこの馬は1600~1800mがベストだ。凡走はしないと思うが、勝ち負けまではどうか? 有馬記念は使わないと思われ、このレースがラストランになる可能性は高い。応援馬券は勝ってみたい。

スタミナ勝負でマイネルキッツ、ヤマニンキングリーは浮上する可能性はある。

あと、外国馬はわからない。今回の日本馬が、イギリス、フランスに遠征してコンデュイットに勝つとは思えない。しかし、今までヨーロッパのチャンピオン級がジャパンカップに来て、どれだけ裏切られたことか。外国馬が馬券に絡んだら、素直にあきらめるしかない。

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マイルCS 回顧

2009-11-22 20:33:22 | 競馬
マイルCSはカンパニーが快勝! 見事有終の美を飾った。


毎日王冠、天皇賞秋を中2週で連勝し、ただただ疲れが心配であったが、結果的には今日の他馬との能力差は歴然だった。ラストランでもちゃんと仕上げた厩舎スタッフには敬意を表したい。


3歳1月にデビューし丸6年。ほぼ一線級で走り続けたカンパニー。GⅡは勝ってもGⅠには届かなかったが、8歳秋の3連勝は、決して相手に恵まれたものではなく、カンパニー自身の成長、実力である。


今日のレースは、直前で雨が本降りになり、やや時計がかかる状態でありながら、1分33秒2は優秀なタイムである。歴代の名マイラーと比較しても全く遜色のない馬である。


父ミラクルアドマイヤという地味な血統ながら、自らの力、実績で種牡馬になるカンパニー。両親にサンデーサイレンスが入っていないこともあり、是非、いいお母さんと交配して、いい仔を出してほしいと思う。




一方、カンパニーに全く歯が立たなかった他の馬は正直情けない。今のマイル、スプリント路線の層の薄さは深刻だ。



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マイルCS 展望

2009-11-22 15:04:30 | 競馬
マイルCSは難解だ。

実績圧倒的上位のカンパニーだが、秋2戦の激走からまた中2週。当然疲れもあるだろう。

これがラストランで目一杯仕上げたというのもあるが、GⅠを奪取し目標は達成した。無事終わればいいというのもある。カンパニーは当然勝つ可能性は一番高いが、負けても文句はいえないという感じだ。

そのカンパニーに天皇賞で一秒以上負けたスマイルジャックやキャプテントゥーレも狙いにくい。府中専用のアブソリュートも然り。



前走、不振から立ち直りの気配を見せたマルカシェンク、最強牝馬世代のザレマとカンパニーの馬連ボックスを少しだけ買ってみる。つぎ込むのは見送るのが正解だろう。
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東京スポーツ杯2歳ステークス 回顧

2009-11-21 21:40:50 | 競馬
故障休養中のリルダヴァル、リディルを除き、デビューした2歳牡馬の有力馬が集結した東京スポーツ杯2歳ステークス。来年のクラシックを占う意味でも興味深い一戦だった。

勝ったのはローズキングダム。2戦目とは思えない競馬センス、勝負根性を見せ、トーセンファントム以下を下した。父キングカメハメハに母ローズバドという馴染みの両親。2400m程度なら距離に不安はない。怪物級とはいえないが、早くもクラシックの主役といってよいだろう。朝日杯はたぶん使わず、ラジオNIKKEI賞2歳S、弥生賞、皐月賞、日本ダービーの王道ローテーションを進むはずだ。

2戦2勝で臨んだトーセンファントムが2着。これもなかなか強い。スミヨン騎手が前半我慢させ、直線繰り出した上がり3Fが33.4秒。あと100mでは完全に勝ったと思われたが、ローズキングダムの差し返しに敗れた。やはり来春主役の1頭だろう。

札幌2歳ステークスを3戦無敗で制したサンディエゴシチーは4着。向こう正面で引っかかるように先頭に立ってしまったが、それでも4着にとどまるのだから、これも能力は高い。どんな展開、相手でもきちっと実力を出し切るタイプのようなので、能力比較基準の馬として今後も考えたい。



最下位でも1分49秒5で走破しており、今回着順が下だった馬でも十分巻き返す可能性はある。レベルの高い一戦だった。
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エリザベス女王杯回顧

2009-11-16 22:16:53 | 競馬
クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの逃げ残り。GⅠでこういう競馬は何年かに1回はある。

でも勝った田中博康君には悪いが、レースとしては凡戦というか最悪だ。こんな競馬にしてしまったのは、田中博、熊沢以外の全騎手の責任である。


このレースがいかにお粗末かは、ラップを確認すればすぐわかる。


勝ったクィーンスプマンテのラップは、
1000m 1:00:5
1600m 1:36:8
2200m 2:13:6
である。

クィーンスプマンテの前走京都大賞典(2400m)9着のラップは、
1000m   59:1
1600m 1:35:7
2200m 2:12:5
2400m 2:25:3
である。

京都大賞典は開幕週で馬場が良かったとは思うが、全ての通過が1秒以上遅い。

クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの今回のペースは、ちっとも速くない平均ペースよりやや遅いくらいのペースであった。


そのクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアに3コーナーで20馬身以上突き放されたブエナビスタ達の1600m通過は驚愕の1:41:0という遅さ。前と何馬身離れているかでなく、こんなスローペースはおかしいと向こう正面で後方集団が誰もペースを上げなかったのが不思議でしょうがない。


クィーンスプマンテは直線でそれなりにくたびれて、上がり3Fが36:8。勝ちタイムの2:13:6はとても平凡だ。


直線1頭だけ猛然と追い込んで3F32:9だったブエナビスタ。さすがという強さだったが、こういう競馬をして競馬生命を断ってしまった名馬が過去どれだけいたことか。今後が心配だ。
故障をしていないまでも、ツキに大いに見放されている感が強い。凱旋門賞に行くと言ってとりやめ、ファンの期待もよそにウオッカとのJC決戦も避けたことへ競馬の神様がそっぽを向いたようだ。


私見だが、ブエナビスタは有馬記念はやめた方が良いだろう。いい結果が出る感じがしない。流れを変えるためにも、騎手を変えて来春ドバイでも行ってみたらどうだろう。それも無事で順調ならばであるが。


ブエナビスタ以下の馬達も、こんなレースの後、リズムが狂ってしまう心配がある。注意して見守りたい。



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エリザベス女王杯展望

2009-11-15 10:52:40 | 競馬
秋華賞から中3週となり、3歳牝馬トップクラスがほぼ出走するようになったエリザベス女王杯。


ここのところ3歳馬が優勢だが、今年の3歳牝馬はかなりレベルが高いといえる。

春のヴィクトリアマイルで、ウオッカに持ったまま7馬身突き放された馬達にブエナビスタやブロードストリートが負けるとは思えない。

希望通り外枠を引いたブエンビスタ。秋華賞の頃と違い、外からの追い込み差しが届く馬場状態になっている。小細工せずにブエナビスタらしい競馬に徹すれば、負けても2着はなずさないだろう。

ブエナビスタの懸念材料は、情緒的な表現になるが、多くのファンが期待した「凱旋門賞遠征」、「ウオッカとのジャパンカップでの対決」をある意味裏切って、秋華賞、エリザベス女王杯という「名より実」を厩舎・オーナーサイドが選んだことに対して、競馬の神様が味方しないのではないかということである。秋華賞降着しかり、運気が下がっている感じがするのは気になる。



ジェルミナル、ブロードストリート、ミクロコスモスの他の3歳勢、外国馬のシャラナヤ、4歳では上がり馬のメイショウベルーガだけは怖いところだ。




馬連 16から2、4、10、12、15の流し
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アルゼンチン共和国杯回顧

2009-11-08 22:05:25 | 競馬
人気のジャガーメイルとスマートギアは、共に伸びず5着と12着。GⅠ級と戦っても互角のレースぶりから、このメンバーでは抜けていると思っていたが、そうはいかないのが競馬の難しいところだ。


スマートギアは、いつもより前で競馬をした判断は決して間違っていなかった。ペースはスローで、もし4コーナーでいつもの最後方にいたら、上がり3F32秒台で上がってこないと届かない展開だった。しかし、いつもの差し脚は全く見られず、直線でズルズルと下がって12着に惨敗した。最後方からいかないと実力を出せない馬なのかも知れないし、長い直線の東京コースが向いていないのかも知れない。いずれにしても良く言えば個性的だが難しい馬だ。これからもこの馬には悩まされるだろう。

ジャガーメイルは5着には来ているが、何とも物足りない。勝ち身に遅いといえばそれまでだが、これでは目標のGⅠ出走もままならない。一皮むけなければ善戦マンで終わってしまう。


勝ったミヤビランベリは、札幌記念の前は、目黒記念、七夕賞と連勝していた馬。いかにも人気がなさすぎた。晩成型のオペラハウス産駒で今後も活躍が見込まれる。
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アルゼンチン共和国杯展望

2009-11-07 23:32:48 | 競馬
天皇賞秋の翌週のハンデ戦重賞であり、一昔は実力馬もさほど出走せず、GⅡの中では冴えないレースだったが、近年は、実力がありながら賞金不足で天皇賞を除外になった馬や一夏越えて急激に強くなった上がり馬が出走し、ここをステップに超一流になる馬が出てきている。昨年は勝ったスクリーンヒーローが次走のジャパンカップを制し、一昨年の覇者アドマイヤジュピタは翌年の天皇賞春を勝った。

今年も面白いメンバーが揃い、ジャパンカップ、有馬記念も期待できる馬が出てくるかもしれない注目の一戦だ。


ジャガーメイル、スマートギアの2頭は、賞金不足で天皇賞秋を除外になったが、出走していれば特にスマートギアは結構人気になっただろう。今回は府中の2500mで能力は5分5分、ともに賞金を上積みして次走はGⅠに出るためにも何が何でも勝ちたいはずだ。スミヨンへの乗り替わりでジャガーメイルがやや有利とみた。

実力馬のサンライズマックス、トーセンキャプテン、前走準オープン完勝のアーネストリー、トウショウウェイヴも侮れない。
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武蔵野S回顧

2009-11-07 23:07:15 | 競馬
サクセスブロッケンか3歳勢を中心とした新興勢力か? 底を見せていない3歳勢で今一番強いのはどの馬なのか? 

JCDを占う意味でも興味深かった今日の武蔵野S。3歳ワンダーアキュートが完勝し、フェブラリーS馬のサクセスブロッケンは10着に惨敗した。


勝ったワンダーアキュートは前走に続いての重賞制覇で本物だろう。スタミナタイプでレコードが出るような軽いダートより、今日のような乾いた少し時計のかかる馬場が合っているだろう。JCDは向いた展開になるかどうかだが、有力馬の1頭であることは間違いない。

期待したトランセンドは6着。夏の新潟の疲れが出ているのか、調子が落ちていると思われる。JCD出走はたぶん賞金的に無理であり、休んで立て直してほしい。

そして、サクセスブロッケンだが、59kgを背負っていたとはいえ負けすぎだ。調子に問題があるのかも知れない。JCDでの巻き返しは極めて困難だろう。


これで、JCDはエスポワールシチーと3歳ワンダーアキュートを軸とみてよいだろう。ヴァーミリアンはJBCクラシックを勝ったとはいえ、あのレースぶりではエスポワールシチー、ワンダーアキュートとは差がついた感がある。今日は負けてしまったが、テスタマッタ、マチカネニホンバレあたりは巻き返しもありそうだ。
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