転勤族のいばらきブログ

全国住み歩いたサラリーマンの目から自分の趣味を紹介します

菊花賞回顧

2009-10-25 21:50:03 | 競馬
菊花賞は1000万下を勝ったばかりのスリーロールスが優勝し、ハナ差で前走セントライト記念3着で出走権をギリギリつかんだフォゲッタブルが2着。春の勢力のリーチザクラウンはあと1ハロンで失速し5着、アンライバルドにいたっては15着、アントニオバローズは最下位18着になってしまった。

皐月賞、ダービーの上位勢力はレベルが例年より相当高いと思っていたが、実は早熟な馬が多かったのではと考えざるを得ない。

勝ったスリーロールスは内々経済コースを通って直線鋭く伸びた。2着のフォゲッタブルと共にダンスインザダーク産駒。長距離、スタミナ適正があったといってよいだろう。
ただ、スリーロールスの浜中騎手の直線の斜行はいただけない。たまたま外に馬がいなかったからセーフだったが馬がいたら間違いなく降着だ。先週のブエナビスタが降着で今日のスリーロールスがおとがめ無しというのは釈然としないものがある。


リーチザクラウンは作戦通り1頭で逃げていけた。前半の1000mが59.9秒は予想通りのゆるみのないペースだった。武豊騎手の思い通りの展開でありながら、あと200mで止まったところからみると、実力が現時点ではさほどでなかったとしかいいようがない。

アンライバルドは皐月賞の圧勝からは考えられない惨敗だ。こうなると血統からも早熟なのかなと思ってしまう。先々も見通しは明るくない。



サンデーサイレンス亡き後の現4歳、5歳世代から海外GⅠを勝てる馬が出てこないので、春から大いに3歳世代に期待していたが、残念ながら超大物はいないようだ。早くスターホースの出現を期待したい。
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菊花賞展望 と 注目レース

2009-10-24 22:40:30 | 競馬
今年の3歳馬は古馬に交じって、大いに健闘している。

このような世代は、春のトップグループも秋になっても引き続き安定して強い場合が多いが、どうも牡馬の方はちょっと怪しい。

皐月賞を勝ったアンライバルドは1分58秒7という好時計で快勝した。年によっては、皐月賞は馬場状態が良くて時計が早くなる場合もあるが、今年は皐月賞の2レース前の古馬1000万下が2分1秒7という勝ちタイムだったことからも、決して馬場に恵まれた好時計でなく、近年の皐月賞ではディープインパクトに匹敵する抜群のパフォーマンスだった。

しかし、極悪馬場で行われた日本ダービーが、多くの有力馬にダメージを残し、その後のリズムを奪ってしまったように感じる。

勝ち馬のロジユニヴァースは日本ダービーの激走の疲れがあるのか菊花賞に間に合わなかった。3着のアントニオバローズは神戸新聞杯は11着。5着のアブレザンレーヴは神戸新聞杯9着後、故障発生し引退してしまった。

皐月賞馬のアンライバルドは、不良馬場で日本ダービーは全く競馬にならず12着。秋初戦の神戸新聞杯は伸び脚を欠き4着だった。



よって菊花賞は混戦。春の勢力、夏からの上がり馬、裏路線からの馬、どこからでも狙える状況になっている。


悩んだが上がり馬イコピコを本命にした。前走の神戸新聞杯の上がり33秒7は傑出しており、決してフロックではない。出来ればスローな展開になってほしい。スローで折り合いがつけば、直線での末脚が爆発するだろう。とにかく前走のように折り合いがカギとなる。

リーチザクラウンは、気楽に逃げられるので展開には恵まれそうだ。リーチは変にためずにスローに落とさず、前半の1000mを60秒くらいでグイグイ1頭で行った方が良い。3コーナーで10馬身、4コーナーで5馬身くらい差がついていれば逃げ切り濃厚だ。ただし、何かにからまれたら、直線で失速してしまう危険性もある。

この2頭の馬連が本線だが、展開次第で両馬とも消える危険性もある。他馬よりマシという程度だ。続くのはアンライバルド、ナカヤマフェスタ、ブレイクランアウトだが荒れるかも知れない。



あと明日の注目したいレースがある。東京10R神無月ステークス。


6戦4勝3着2回の藤澤厩舎の期待馬レッドシューターに、なんと増沢(旧姓牧原)由貴子が騎乗する。

彼女の今年のJRA騎乗数はわずか9鞍。未勝利戦と500万下戦のみで6着が最高である。
2005年以降4年間勝ち星無し。結婚してからは厩舎の調教専門という彼女に57kgの負担斤量で期待馬に乗せる藤澤師の意図は?だ。


ともかく、彼女の騎手人生において、レッドシューターは一番強い馬だと思う。


初ダート、1400mは疑問だが、是非勝ってほしい。注目だ!
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秋華賞回顧

2009-10-18 21:36:18 | 競馬
逃げるレッドディザイアに迫るブエナビスタ。

桜花賞、オークスの死闘が三度再現するとは正直思わなかった。


レッドディザイアは、好枠を生かして、先行して内をじっと進む展開。4コーナー回って、あと1ハロンで先頭に立って、ブエナビスタ以下を振り切るという作戦通りの競馬が出来た。マイナス14kgで渾身かつギリギリの仕上げだった。これで、ブエナビスタに負けたら2度と勝てないだろうという厩舎の執念がハナ差勝利に結びついた。


ブエナビスタの方は状態は100点ではなかったと思うが、レッドディザイアにあそこまで迫るのだから、やっぱり強い馬である。それに、今日は最後方からでなく、内々の中段をレッドディザイアを見る形で進み、直線早めに抜け出す競馬をみせた。





しかし・・・・・

レース後、20分に渡る長い審議があり、ハナ差2着入線のブエナビスタは、3着入線のブロードストリートを妨害したとして、3着に降着になってしまった。

もし、ブエナビスタが差し切っていて「牝馬3冠達成!」が降着だったら、ちょっと大変だっただろう。


でも、JRAのHPのパトロールビデオを見たが、果たして降着にするほどの妨害だったのかと正直思う。京都内回りは、4コーナーで内のいいところを狙ってゴチャゴチャする。3、4コーナーでブエナビスタはちょっと外にふくらんだところを、ちょうど仕掛けようとしていた直後のブロードストリートが狭くなってしまった。ブロードストリートは確かに妨害を受けたが、安藤騎手も故意ではないわけだし仕方なかったのではないかと思う。

芝の状態が絶好の京都2000mは内枠が断然有利であり、馬場の内側を先行して、短い直線を早めに抜け出すのが必勝パターンである。それが分かっているから、みんなそのポジションに殺到して、今日のようなトラブルがおきてしまう。

京都2000mでGⅠ秋華賞を行うのは考え直した方が良いのではないか。オークスと同距離になるが、京都なら外回り2400mにするのがベストだと思う。枠順の有利不利もずっと少なくなるはずだ。




馬の評価に戻って、ブエナビスタは次走はジャパンカップに出てほしい。エリザベス女王杯とどちらかになるとは思うが、今日の走りならジャパンカップでも勝負になると思う。そして、ファンもウオッカとの対戦を望んでいる。

レッドディザイアは今日目イチの競馬をしたので、馬体の回復が課題になるだろう。順当ならエリザベス女王杯だがどうなるだろう。

以下の馬も、例えば外を終始回されて今日はいいところがなかった11着のハシッテホシーノにしても1分59秒2という好タイムで走破している。ブエナビスタ、レッドディザイアばかりが目立つ3歳牝馬だが、実は全体的な層は厚い。古馬の中に入っても、重賞で条件戦で各々活躍する可能性が高いことを覚えておきたい。





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秋華賞展望

2009-10-17 18:14:45 | 競馬
桜花賞、オークスに続く牝馬3冠がかかるブエナビスタの前日夕方時点の単勝オッズは2.2倍。「凱旋門賞への期待」や「ウオッカと最強牝馬はどっちか?」など熱かった札幌記念前とは様相は一変。成長力、後方一気の脚質、京都内回り2000mへの懸念材料が大きく取り上げられ、断然人気とも言い難い不思議な状態になっている。


かくいう私も今回は荒れるとみてブエナビスタは軽視してみたい。ブエナビスタについては、何よりも札幌記念のレースぶりが疑問だ。古馬相手とはいえ、さほどの相手ではなかったし(気分屋のマツリダゴッホは置いといて・・・)、52kgという恵量でありながら追い込み切れず2着。しかも、勝ったヤマニンキングリーの2:00:7というタイムは、前日の1000万下よりも遅く、レースのレベルは低かった。3歳馬は夏を挟んで急成長する馬もいる一方で、早熟な馬は成長が止まってしまう。牡馬はアンライバルドにその懸念があるが、ひょっとしたらブエナビスタも後者なのかも知れない。


確実に秋になって力をつけ、レースも先行抜け出しでスムーズに進められそうなレッドディザイアの方が上位と考える。ローテーションも理想的、調教の動きも良く、何かに負けても馬連軸には最適とみた。

上がり馬パールシャドウ、モルガナイト。2000mまでなら頑張れそうなワンカラット。大外から逃げたら面白いデリキットピース。外枠は不利だが、はまれば面白いハシッテホシーノ。



何しろ京都内回り2000mは何が起こるかわからない!
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いきものがかり  「YELL」

2009-10-13 23:09:58 | 音楽
「いきものがかり」 


今、10代、20代の若者だけでなく、老若男女、実に幅広い層に支持が広がっている。


水野良樹と山下穂尊は神奈川県西部の名門県立高校である厚木高校の同級生。特に主に作詞、作曲を担当している水野良樹は一橋大学を卒業している。2人の同級生の一つ年下の妹が吉岡聖恵。彼女は県立海老名高校出身である。3人とも県立高校出身というのが親近感を覚える。



そんな、ごく普通(というかかなり賢い)の真面目な若者が、自ら作詞、作曲し、熱く歌いあげている。










彼らが歌う「YELL」は、10月11日に全国大会が行われたNHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲だったが、NHKはこの1年間、全国の中学校で「YELL」を歌う中学生と「いきものがかり」を取り上げ続けてきた。音コンの課題曲といえども、ここまでNHKが取り上げてきた曲は初めてだろう。それだけ、NHKおよび全国の中学校からの「YELL」に対する評価が高いのだ。




実際、この「YELL」は名曲だ。


「サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らを繋ぐ YELL ともに過ごした日々を胸に抱いて 飛び立つよ 独りで 未来(つぎ)の 空へ」




「YELL」は、来年の卒業式で一番歌われる曲になるだろう。



そして、「YELL」の歌詞は、きっと15歳の少年、少女の心に刻み込まれて、心の支えになっていくと思う。




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毎日王冠 京都大賞典 回顧

2009-10-12 00:24:50 | 競馬
毎日王冠はウオッカが2着に敗れ、古豪カンパニーが優勝した。

ウオッカの敗戦については大して驚いていない。今回は逃げ馬不在で、スローペースから押し出されるように逃げることになり、直線ヨーイドンの瞬発力勝負になれば、決してウオッカ断然ではないとは予想していた。
カンパニーは8歳になって、中山記念1着、マイラーズC2着、安田記念4着、宝塚記念4着、そして今回1着。8歳になっての現役続行に結果を出している。厩舎関係者の努力、そして上がり33.0秒の瞬発力を叩き出す馬自身の成長力には頭が下がる。
こうなったら、GⅠタイトルを取らせて種牡馬にしてあげたいと思うが、チャンスは明らかに天皇賞秋よりマイルCSが高い。しかし、昨年のように天皇賞秋で激走してしまうとマイルCSでピークが過ぎてしまう可能性が高い。関係者も悩むところだろう。

ウオッカは昨年と同じような逃げを打ち、直線差されて2着。カンパニーに並ばれたところで、武豊騎手は無理して食い下がらないようにも見えた。GⅠ前哨戦としては悲観する内容ではない。
ただ、天皇賞秋も今回と同じ前半スローペースで直線33秒台の上がり勝負になれば苦しくなるだろう。今日のカンパニー、そしてドリームジャーニー、シンゲン、スマートギアあたりとは切れ味では分が悪いと思う。逆に昨年のダイワスカーレット並に前半58秒台で誰かが引っ張ってくれて底力勝負になれば経験豊富なウオッカ有利である。今のところ、これといった逃げ馬が見当たらない天皇賞秋の出走予定馬だが、ウオッカの思うような展開になるのかが勝敗のカギになると思う。



京都大賞典はオウケンブルースリが後方から差し切って見事優勝。音無厩舎が東西重賞を制覇した。最後方から飛んできたスマートギアが2着。
毎日王冠とは反対でテイエムプリキュアが前半1000mを59.1秒でグイグイ引っ張る展開で、開幕週にもかかわらず、レースの上がり3ハロンは37.1秒もかかっている。オウケンブルースリ自身の上がりは34.1秒。これで届いたのだから正直展開も味方した。ただ、これだけいきなり走れるのはさずが菊花賞馬といって良いだろう。ウオッカに続くスターホース不在の古馬勢を是非引っ張っていってほしい。
スマートギアは1600万下でありながら果敢に挑戦して2着。後方一気の脚質でなかなか勝てないが、決め味は現役馬屈指の存在である。賞金的に微妙だが天皇賞秋に出てほしい一頭である。
期待のジャガーメールは4着。このままでは目標のジャパンカップ出走は微妙だ。アルゼンチン共和国杯を使うかもしれないが何とか早く結果を出してほしい。

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スプリンターズS回顧 秋GⅠ戦線スタート

2009-10-04 19:44:07 | 競馬
スプリンターズSは、長い写真判定の結果ローレルゲレイロが春秋GⅠ連覇。

その差は、秋天のウオッカ、ダイワスカーレットの差4cmを上回る(下回る?)、1cm! まさにクビの上げ下げのタイミングで明暗が分かれた。

ローレルゲレイロは、高松宮記念1着の後、安田記念15着、セントウルS14着。逃げたら怖いのは分かっていたが人気の盲点だった。関係者の努力、藤田騎手の好騎乗で見事復活といってよいだろう。

ビービーガルダンは1cm差の2着。実力どおりの好走であり、負けたのは不運としかいいようがない。


それにしても、スプリンターズ戦線には確固たる軸馬がいない混沌とした状況だ。そんな状況がデュランダル以降、6年ほど続いてしまっている。海外遠征もドンと来いといった強力スプリンターの誕生を待ちたい。




そして、来週からは東京、京都開催。GⅠ戦線の展望をちょこっと。


まず、秋華賞。ブエナビスタの牝馬3冠がかかる。しかし、短い京都2000mの直線で春のような後方の位置取りでは厳しい。一度もやっていない先行策をとるのかがポイントだ。早めに仕掛けても果たして強い競馬を見せられるのか? そして春時点より、ライバルたちは成長している。レッドディザイア、ブロードストリート、ひょっとしたらハシッテホシーノあたりにもチャンスありとみている。

菊花賞は、神戸新聞杯で春のクラシックに出ていないイコピコが快勝し、一気に混戦模様となっている。皐月賞馬アンライバルドは、兄たち(フサイチコンコルド、ボーンキング)と同様ひょっとしたら早熟ではないかとの懸念がある。
リーチザクラウンは菊花賞で1番人気になりそうだが、マークされたら脆いかもしれない。イコピコも含めて、穴馬の台頭は十分考えられる。

天皇賞秋は、本命ウオッカに対して、ドリームジャーニー、シンゲン、スマイルジャック、キャプテントゥーレあたりがどのような競馬をするか ?私はシンゲンで行けると現時点思っている。










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