転勤族のいばらきブログ

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世襲に甘い世の中とは

2008-10-18 23:40:24 | くらし
元首相小泉純一郎が次期衆院選に出馬しないことを突然表明し、27歳の次男小泉進次郎が神奈川11区から立候補することととなった。

この小泉進次郎の学歴を見てみると国立大、早慶あたりは箸にも棒にもかからなかったのであろう、ラグビーだけは有名なローカル私立の関東学院大学出身である。そこからコロンビア大大学院なるところにコネ留学している。能力、実力を学歴で判断するのは正しいとは思わないが、少なくとも頭はかなりよろしくないようだ。


しかしあの偉そうなことを言っていた小泉純一郎が、27歳の青二才にいきなり衆議院議員を譲ってしまう。もし世襲でない人物が国会議員になるには、一流大学を出た後、官僚を経験し、地方議員か秘書を経験してからだろう。そういうのも問題かも知れないが、小泉進次郎や小渕優子みたいのはどう考えてもおかしいのではないか。


しかし、世襲、親のコネなるものに甘いのが不思議と今の世の中だ。

なぜだろう? 私は20代、30代の子供を持つ60歳前後のいわゆる団塊の世代の考え方にあると思う。


団塊の世代は、終戦前後のごたごたで生まれ、復興の中で子供時代を過ごし、学生時代はフォークソングを歌いながら、反米、安保反対を叫んでいた。しかし、大人になってからは、右肩上がりの経済成長、バブル景気、バブル崩壊の中、社会の歯車になって何も言わずに働いてきたように見える。
そして今、不況や社会不安が深刻になり、子供世代が生きていくのも困難ななか、成功を遂げそれなりの富がある親達は、子供たちに無償の愛、財産を譲っている。


すなわち、今の大人自体が子供に甘いから、政治家の世襲も否定しきれないのだと思う。


しかし、それでは政治家は2世ばかりになり、知性も覚悟も胆力もない国になってしまうのではないか。


あの松下電器産業の創業者、松下幸之助は、30年前に日本の危機的状況を予見していた。新しい国家経営を推進していく指導者育成に私財70億を投じ財団法人松下政経塾を設立した。松下政経塾からは民主党の野田佳彦、前原誠司、神奈川県知事の松沢成文など期待の人物を輩出している。


日本を担っていく指導者を選び、育てていくのは我々国民だ。自民党も民主党も出来る限り世襲議員でなく、若くても本物の人物を抜擢してほしい。親バカでタカ派の小泉純一郎や石原慎太郎らの発言に傾きすぎている世間の空気も少々恐ろしい。

私達が冷静に正しい判断をすることが大事だ。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-10-26 04:16:57
アメリカなんか実力主義なんと大嘘で、有力子弟が有利なようにできてっからね

一種のコネ社会


日本もコネがわるいとは言わんせめて政治にコネはやめろ
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