転勤族のいばらきブログ

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ドバイワールドカップデー 回顧

2011-03-27 11:51:26 | 競馬
現地時間26日、ドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイワールドカップは、M.デムーロ騎手騎乗のヴィクトワールピサが、スタートは最後方追走もレース途中で先団に取り付くと、直線逃げたトランセンドとの叩き合いを1/2馬身差制し優勝した。










ヴィクトワールピサは、いつもよりスタートが悪く、2コーナーではブエナビスタと最後方の展開。しかし、ペースが相当遅いと判断したデムーロは向こう正面で外を回りながらもトランセンドの2番手まで上がっていった。結果的には、この判断がヴィクトワールピサを勝利に導くことになった。完全に直線ヨーイドンの競馬だったので、4コーナーまで中段より後方にいたら、とても届かなかっただろう。

このような大胆な競馬が出来たのも、父ネオユニヴァースも知るデムーロがヴィクトワールピサの実力を信じ、日本競馬のレベルを知っていたからこそだろう。そして何よりも、昨年秋以降ヴィクトワールピサ自身、物凄く成長、進化していた。

また、ウオッカ、カネヒキリ、シーザリオ、デルタブルース、ポップロックなどで海外遠征を行い、成功も失敗もしてきた角居調教師のノウハウも大きかった。



そして、2着のトランセンド。ダートでしか実績がなかったのだが、男藤田が果敢に逃げて、見事にオールウエザーにも対応した。外国馬もブエナビスタ、ヴィクトワールピサは警戒していたが、トランセンドは甘く見ていただろう。トランセンドがいてくれたことがヴィクトワールピサの勝利にも貢献した。



一方、ブエナビスタは、スローの展開に全く実力を出し切ることが出来なかった。先行して押し切る競馬も身につけているブエナビスタだけに、もっと積極的に先行してほしかった。

ブエナビスタの今後については難しいところだ。ヴィクトワールピサを筆頭に、ローズキングダム、ルーラーシップ、トゥザグローリー、ペルーサ、ダノンシャンティ、エイシンフラッシュの4歳勢は強敵だ。昨年秋のように圧倒的な競馬は出来ないだろう。そしてブエナビスタ自身、ピークを過ぎたかも知れない。個人的にはこれで引退してもいいと思う。ブエナビスタにとって子孫を残すことも大切な役目だ。





また、ドバイシーマクラシックに出走したルーラーシップは6着。完全に折り合いを欠いて、向こう正面でC.スミヨンが逃げの決断をしたが、直線力尽いてしまった。今回の結果は全く実力ではない。ルーラーシップはヴィクトワールピサと同等以上の能力があると思っているので、是非、巻き返してほしい。




ドバイワールドカップ実況(グリーンチャンネル)


ドバイワールドカップ実況(関西テレビ)

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