高橋尚子、今後も夢追う 「引退はない、北京へ頑張る」
冷たい雨に打たれ、重い足取りでゴールを目指す姿が東京・国立競技場の大型画面に映し出されると、場内の観衆は静まりかえった。来夏の世界選手権(大阪)代表選考会を兼ねた19日の東京国際女子マラソンで高橋尚子選手(34)=ファイテン=が初マラソンだった1997年の大阪国際以来となる日本選手への敗北で3位に終わった。
レース後の記者会見。限界説の噴出を封じるように「1回の失敗であきらめず、北京五輪まで頑張りたい。引退はないです」と笑顔で自ら切り出した。だが再起の道は平たんではなさそうだ。
小出義雄氏から独立し、専属スタッフ3人と「チームQ」を結成した。昨年の東京国際マラソンは右脚の故障を乗り越え優勝。今回も実は大会直前に左ふくらはぎを痛め、痛み止めを飲んでの出場だったという。だが、この最終調整のミスが響いた。
日本陸連の金哲彦女子長距離・マラソン部長は「指導者がいれば客観的に判断できるが(独力は)調整のさじ加減が難しい」と指摘した。
世界選手権を経て、2008年北京五輪代表を狙うシナリオだったが、五輪への新たな道筋を練り直すことになる。ただ、今までなら高橋選手の出場する大会は、強さのあまり、日本選手は対決を避けてきた面があったが、今回の惨敗でこうした流れに変化が出てきそうだ。金部長は「今後はきつくなる」。それでも高橋選手は「今回をバネに北京五輪を目指したい」と、夢を追い続ける構えだ。
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今日の東京はとても寒かったです。
用事があって会社に行っていたので、東京国際女子マラソンを観ることはできませんでしたが、ネットで結果を知りました。
土佐選手が優勝候補筆頭であることは事前にわかっていたので、今回の高橋選手の3位に驚きはありません。
たしか昨日の日経新聞のスポーツ欄での、東京国際女子マラソン展望は、予想が当たりましたね。日頃感じるのは、日経新聞のスポーツ欄は結構イケテルことです。記者の目が肥えていると感じます。
日経新聞にはスポーツよりも株式欄で読者の期待を上回る記事を期待したいものですね。
さて、高橋選手、36歳での北京はあるのでしょうか?
ロサンゼルス・オリンピック(1984年)の男子マラソンで優勝したポルトガルのカルロス・ロペスが確か37歳だったと思います。ロペスはモントリオール・オリンピック(1976年)の1万メートルの銀メダリスト。1985年には、38歳でロッテルダムマラソンで当時の世界最高記録を樹立しています。
過去の例からも、36歳でのメダルは、あまりないことなのですが、ロペスをケーススタディすると、ひょっとしたら高橋尚子の北京オリンピック金メダルの可能性が見えてくるかもしれません。
また、カール・ルイスがアトランタ・オリンピックで走り幅跳びで金メダルに輝いたのは36歳のとき。
可能性は高くはないと思いますが、ないわけではない。
高橋選手の「北京を目指して」、応援したいと思います。
冷たい雨に打たれ、重い足取りでゴールを目指す姿が東京・国立競技場の大型画面に映し出されると、場内の観衆は静まりかえった。来夏の世界選手権(大阪)代表選考会を兼ねた19日の東京国際女子マラソンで高橋尚子選手(34)=ファイテン=が初マラソンだった1997年の大阪国際以来となる日本選手への敗北で3位に終わった。
レース後の記者会見。限界説の噴出を封じるように「1回の失敗であきらめず、北京五輪まで頑張りたい。引退はないです」と笑顔で自ら切り出した。だが再起の道は平たんではなさそうだ。
小出義雄氏から独立し、専属スタッフ3人と「チームQ」を結成した。昨年の東京国際マラソンは右脚の故障を乗り越え優勝。今回も実は大会直前に左ふくらはぎを痛め、痛み止めを飲んでの出場だったという。だが、この最終調整のミスが響いた。
日本陸連の金哲彦女子長距離・マラソン部長は「指導者がいれば客観的に判断できるが(独力は)調整のさじ加減が難しい」と指摘した。
世界選手権を経て、2008年北京五輪代表を狙うシナリオだったが、五輪への新たな道筋を練り直すことになる。ただ、今までなら高橋選手の出場する大会は、強さのあまり、日本選手は対決を避けてきた面があったが、今回の惨敗でこうした流れに変化が出てきそうだ。金部長は「今後はきつくなる」。それでも高橋選手は「今回をバネに北京五輪を目指したい」と、夢を追い続ける構えだ。
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今日の東京はとても寒かったです。
用事があって会社に行っていたので、東京国際女子マラソンを観ることはできませんでしたが、ネットで結果を知りました。
土佐選手が優勝候補筆頭であることは事前にわかっていたので、今回の高橋選手の3位に驚きはありません。
たしか昨日の日経新聞のスポーツ欄での、東京国際女子マラソン展望は、予想が当たりましたね。日頃感じるのは、日経新聞のスポーツ欄は結構イケテルことです。記者の目が肥えていると感じます。
日経新聞にはスポーツよりも株式欄で読者の期待を上回る記事を期待したいものですね。
さて、高橋選手、36歳での北京はあるのでしょうか?
ロサンゼルス・オリンピック(1984年)の男子マラソンで優勝したポルトガルのカルロス・ロペスが確か37歳だったと思います。ロペスはモントリオール・オリンピック(1976年)の1万メートルの銀メダリスト。1985年には、38歳でロッテルダムマラソンで当時の世界最高記録を樹立しています。
過去の例からも、36歳でのメダルは、あまりないことなのですが、ロペスをケーススタディすると、ひょっとしたら高橋尚子の北京オリンピック金メダルの可能性が見えてくるかもしれません。
また、カール・ルイスがアトランタ・オリンピックで走り幅跳びで金メダルに輝いたのは36歳のとき。
可能性は高くはないと思いますが、ないわけではない。
高橋選手の「北京を目指して」、応援したいと思います。