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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

イキガミ

2011-11-12 | おもろい
松田翔太主演であるということと、マンガ原作のなんとなくなあらすじを聞き覚えしたことがある程度の認識で観てみた。要は「あと1日で死ぬって決まったら、お前どーする?」な映画らしいということで。


映画としてはよくある題材だ。ブログ的には「死ぬまでにしたい10のこと」あたりを思い出すな。あとは有名どころで「ディープ・インパクト」や「アルマゲドン」や何やら、生き死にの狭間での人の絆とかそんな類の物語は枚挙に暇がない。



マンガ原作なだけに、これも翔太が最終的にデスノートのライトみたいなマジキチっぷりにならなきゃいいなと思うばかりな気分で観賞。てか大体翔太は何の役なんだ?






なるほど翔太は「お前あと1日で死亡確定なwwww」な通知(逝紙)を粛々と渡す係の人か。翔太が死ぬワケじゃねーのか。





つまり翔太はこの映画では狂言回しのような、MCのような、そんな役回り。

しかしうつむき加減に演じるだけで妙に雰囲気出るよな。これが血筋というものか、ライアーゲームの時のダークヒーローな役とは違う、また別の翔太の魅力を感じます。




眺めてみると、なるほどこれは感動的だ。

感動的なのだが、物語が感動的過ぎて「感動的なストーリー」の教科書に書いてあるような話だ。判で押したような感動に、若干興ざめしつつも、まぁそれはそれで素直に感動しておいた方がトクなんじゃねーかと思ってある程度感動しておく。



なんつーか、一通り観終えて最後スタッフロールで主題歌「みちしるべ」が流れるのが一番の感動ポイントかも知れない。序盤~中盤にかけての翼くんの「みちしるべ」についてのくだりは、確かに感動的だったが、最後もう1回同じ歌流されるとそりゃ感動する。

スタッフロール観終えたところで、直後にもう1度翼くんが「みちしるべ」歌うところ観なおすとかなりヤバい。泣ける。いい歌だなちくしょう、俺を泣かすなこのバカ。



山田孝之もかなり良かったが、やはりこの映画のMVPは金井勇太と塚本高史、「コマツナ」の2人で決まりだろう。



それにしても、この国家繁栄維持法?これなんで成立したんだろうな。成立前にちゃんと国民に信を問うプロセスを経たのだろうか。まさか国内でのコンセンサス無しに一足飛びに国際公約してきちゃったんじゃないだろーか。昨今の消費税10%へ増税大宣言と同じノリか。大体何だっけ、あのCO2削減25%のなんとかイニシティアティブ。あんなの実現できんのかよ。勝手な宣言すんなよ。あれからもう2年以上経っちまったぞ。引っ込みつかなくなるぞ。何でか知らないけど政権交代してからこのかた日本オワコンな要素が多すぎんぞ。どーなってんだよ日本。


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