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帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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2013年03月22日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

コメント欄から ダッジのPCM(エンジン制御コンピューター)の事を聞いてこられた方がいまして、

まあ、僕がスペアとして持っているのはROM型番は違うわけですが、幸運?なことに車屋さんの方で、しかも近くにあるお店。

 

なんでも、納車予定の車で相当困っているらしくて、人のいい?僕はPCM片手に テストをかねて試してみたらどうか?と訪ねることにしました。

 

車屋さんから出てきたその方、 何とも人のいい気の優しいおじさんで、 話を聞くと 納車予定の車のエンジンがかからないとのこと。

PCMを手渡すと おじさん早速 交換し、 IGNキーを回したのですが 肝心の CHECK ENGINEの スタンバイランプが点灯しない。

 

やっぱり型番違いは駄目か~?と思ったのですが、 年式は1992で家の車と基本的に同系のPCM制御システム使っていて、

排気量も同じ5200CCなので、CHECK ENGINEのランプくらいは点いてもおかしくはないのだが・・・・

と、しばらく様子を見ていたのですが、あれ?と気付いた事が有った。

 

古いPCMだと 燃料ポンプリレーとシャットダウンリレーの動作音がしない、でも自分の持って来たのだと、きちんと動作音がするんです。

 

そこで車から 自分で分かりやすく書き直したシステム図を持ってきて(おじさんにあげるため)、始めてしまったのがトラブルシューティング。

きっかけは 「自動車専門の 電気屋さんが全く歯が立たずに 逃げ出してしまった」という一言。

 

プロが逃げてどうする?と ”力有る者は 困っている人に対し無償で助けるのが 人のあるべき道”というのが、僕の基本ポリシーであり、

親から譲り受け、 子供達にもそのまま手渡した(教育)した思想です。

*家の娘がボランティアを多くやってきたのは、そうした背景があるんです。

 

その道のプロが逃げ出したと聞いて そうですか!と 自分も簡単に居なくなる様なまねはしませんね、けして・・・  

 

まず元のPCMと、僕のPCMを何度か相互に載せ替え(接触不良ということもありますから)てIGNキーを回すと 明らかな違いが出る、

上に書いたように古いPCMは本来あるべきキーを回した際に出るはずの上記二つのリレー音が出ない。

ハイ! これ、単純に壊れているんですね、PCMが。

 

もちろん通電チェックと電圧チェックをコネクタ部分で調べ、そちらには問題が無いことを確認しての事です。 

 

で、僕のPCMを載せると リレーが動作する、 基本がクリアーされているということなのでCHECK ENGINEのランプがつかないのは 

単にメータパネルのランプ切れの可能性が高いと、  一応そう推測して故障診断を続けます。

 

*アメ車の場合、 IGNキーを回した瞬間に 燃料ポンプが回り始めるという方式を取っていて、クランクしてから燃料ポンプが始動する

日本の車とはシステムが違います。

 

で、燃料ポンプは動きますか?とおじさんに聞くと、これが動かないらしいのですね。 

おじさんも相当に困っていたらしく、燃料ポンプの不良かもしれないと思い、タンクを降ろしてポンプを外してあった状態だった、なんともラッキーですね。

エンジンの点火要素は 燃料 圧縮 点火 の3つですから、 圧縮はもともと問題なく走っていた車で有る事と、正常にクランクするので問題ないと

みて大丈夫ですね、この場合。

 

点火はPCMが壊れていと火花が絶対に飛ばないので、 PCM交換すればきちんと点火火花が飛びますので これも一応クリアー。

あとは燃料が来ているかどうか?だけとなる・・・・

 

そこで、エンジンが始動しない原因が ポンプそのものの問題なのか? それともそこまで行っている配線の問題なのか? 調べることに切り替えます。

タンクのところへいそいそ移動すると、外してあった燃料ポンプのコネクタを抜き、明るいところへポンプを出し、 ポンプ本体のコネクタから燃料ゲージのラインと 

ポンプモータのラインを テスターで調べ、次に接続コネクタの電圧を一つ一つ調べて行きます。

あれれ?? 電圧が来ていない・・・・ 

 

燃料リレーは動いているのに、電圧が来ていない?????    こうなると配線のトラブルか 燃料ポンプリレーの不良となる。

 

そこで再びエンジンルームを見て、リレーを調べてみると 電圧は来ているのに動作しても出力しない。 おおおおおお

内部接点の焼き付きか接触不良の可能性大。

フムフム・・・  「こうなりゃ必殺 直結だ~~~~!」 

 

で、おじさんに針金を持ってきてもらい、 コネクタを抜くとダイレクト接続。   同じことをおじさんに やってもらって、僕は後ろに移動して

様子を見ていると 燃料ポンプがきちんと動作している。

 

故障の原因の一つ 「発~見!」(笑)。

 

燃料ポンプリレーの明らかな不良という事ですね、これは。   このリレーがダメなら、その隣にある シャットダウンリレーも駄目な可能性が高い。

交換するのがセオリーです。  両方ともPCMに関係しますから。

 

あとはインパネ外して電球を交換して エンジンチェックのランプが点くか調べれば一応はOKなのですが、これはおじさんに任せます。

 

以上、ここまで 約1時間半程度の作業。

あとは 上記の二つのリレーを新品に交換して、燃料タンクをきちんと戻せばエンジンはかかると思います。

問題はテストのために僕が持っていったPCMが はたしてROM番号違いで使えるか?という事だけになりますが・・・・

 

しかし・・・・、おじさんに聞いたら、新潟の業者から一応PCMの図面をFAXでもらっていて、その図面が有った。

そうでありながら、店を構えてお金もらって商売しているプロフレッシュナルが 外車は・・・・で逃げ出すというのはいかがなものか?  

自動車電機整備士 という国家資格が泣きませんかね? 

 

?軍の極?最大の 最先端****システムを守る 、マルチスキルエンジニアが無料技術奉仕のこの一件、 本来なら英文翻訳と解析含めた

時間単価?万円の作業なんですね。    でも~軍なので給料安いけど   だ~っはっはっはっは! 

 

 


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