帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

遺伝子(DNA)のリレー

2011年05月12日 | 僕という人間 その他

 

だんだんとお腹が大きくなってくる息子の嫁さん。 明らかに妊婦という感じになりつつあります。

月数から言ってそうですが、お腹の孫は元気に動いているようで、といっても「見せてくれ!」なんて言えるはずないし(笑)

 

なんというか、不思議な感覚です。

 

自分が生きている今、その遺伝子は当然息子や娘に伝えられているわけで、言うなれば人の設計図が僕と家内から子供たちに受け継がれているわけで、

今度はその設計図に嫁さんの設計図が加わって生まれてくる子へと受け継がれていく。

46対の染色体に存在する情報が過去から未来へどう受け継がれていくのかまで僕は知らないけれど、

息子や娘を見ていると、僕の親や、家内の親の遺伝子もきちんと受け継がれているのが身体的特徴はじめとして部分的に現れているので解る。

 

ではそれがどのくらいの代まで遡って現れているのかと考えるに、自分が知っていのはすでに無くなった祖父(僕の親父の親父)の特徴までで、それより前は知るよしもないわけでして。

しかし・・・ 身体のDNA情報が受け継がれているのなら、大脳内における人間性を司る部分、すなわち脳幹とそこへ作用して感情を作り出すホルモン分泌含めて重要な部分も受け継がれている、と考えるのが妥当なのだと思うけれど、

娘と息子を見ていると、有る部分は僕に似ていて、有る部分は家内に似ていて、でもそれがどちらかにだけ偏るわけでもなく。

ただし、全体的にどちらに似ているか?と言われれば娘は僕、息子は家内に似ている。

おもしろいのが、頑固という面で僕に性格が似ているはずの娘が、根本的なところで柔らかく家内似。

息子は非常に大胆な行動を取ることがあり、過激で攻撃的な面をもちあわせているので家内(もとスポーツ選手)に似ているのかと思えば、根本的部分でおとなしくて理論派。

これを自分の家系で考えると、僕は祖父にそっくりだし、息子は僕の親父に似ている(でも似ていない?)。

僕の祖父は有名な 野田醤油労働争議 で組合の中核で戦った一人で、やくざを雇って攻撃(下手すると殺されたり重傷追わされました)をしてくる経営者相手にドスを懐に隠し持って職場へ向かっていた。

そんな祖父に僕は、有る部分でうり二つだし、逆に全く似ていない部分も持つ。

家内の父親は理論的で、落ち着いた考え方をする人でしたが短気な面を持ち合わせていて、その短気なところが家内にそのまま来ているのだけれど、一見それが息子へ言っているようにみえて、実は娘に行ってたりする。

まあ、なんだかんだと秋には生まれてくる命に何を伝えられるだろうか? なんて考えることは多々あるが、それ自体どうなんだろうか?とも思ったりもして。

およそ北関東で 戦国時代に騎馬将兵の一人として兵達を従えていた記録が残る遠いご先祖様、そして20世紀初頭に日本で初めての労働争議を命懸けで戦いぬき勝ち残った祖父。

僕は何一つ出来ない弱輩の身なれど、生まれてくる孫の遺伝子のなかに、そのDNAは受けつがれているのだろうか・・・

ぼくには足らないことだらけでまったく生かせない 信、義、仁、智、情、意  これ全て人の上に立って大衆を導いていける力、 それをなにがしかの形ですこしでも孫へ授ける事が出来るのなら、そんな幸せな事は無いだろうと思うけれど。