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帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

8月14日

2008年08月14日 | 旅行等

4時に起床、盆ですが平日ですから、有る程度の渋滞を予想しての早起き。

まずは国道129号線を使って厚木まで移動、箱根新道をへて晴天の伊豆スカイラインに入りますが、

ここまでまったく渋滞がなかった事、そしていかにも夏という快晴の為に気分はうきうき。

天城高原インターを出て、あまりの順調さに「こりゃラッキーと?」と油断していたら、そのすぐ後で渋滞

  (― ―;)やっぱり・・・

 原因は白浜海岸の混雑で、距離にしてわずか10km程度なのですが、なかなか進まない。

あまりの気温に車内容積のでかいキャンピングカーのエアコンはいまひとつ効かず、約1時間のノロノロ運転&うんざり。

時間を見ると昼なので路端の展望台&休憩所で昼食を取ることに決め、でかい車体を駐車場へ入れます。

マフラーを修理&改造したての発電機を始動し、エアコンをつければそこはリゾートに♪

なんてわけはありませんが、とりあえず家内の握ってくれたたおにぎりとカップヌードルを頬張ります。

その後15分ほどノロノロ運転した後、やっとこさ白浜海岸を通過、そんでもって渋滞の原因はなに?と思われるでしょうが、単に浜の前にある横断歩道が原因。

別に変な信号があるわけじゃないのですが、一度車が止まると次から次へと人がわたりはじめなかなか発進出来なくなります。

「これじゃ仕方ないか・・・」と半分苛立ちますが、自分の数台まえの車が停車して横断歩道の人を渡しているのをみて、「俺はとまらないぜ!」と思っていたのにしっかりと停止する自分がそこにいました。

 なんだかんだと白浜を抜けたとたんに道がすき、あっという間に下田へ到着、とりあえずは資料館が併設された道の駅に入り、観光資料を収集しつつ旅行プランを作成します。

とりあえず最上階にある資料館へ行き、下田の歴史に関する基礎知識を身につけます。

というのは歴史に関する知識の有る無しが旅行の楽しさを左右する大きなファクターであると思っていて(多分僕の場合ですが)、様々な知識と結びついた「なぜ?」というのが紐解かれるのがとても楽しい思い出になるからです。

「ほ~♪」とか「そ~なんだ♬」なんて言いつつ、にわか知識をたっぷりと?身につけて車へ戻りますが、以外だったのは豊臣秀吉の小田原責めの際に下田も戦場になっていたこと、下田に結構な規模の城が有った事にも驚きましたが、さらにこれが水軍同士の戦いでもあり、脇坂。長曾我部そして毛利の軍師でもある安国寺 恵瓊(あんこくじ えけい)という早々たる兵の名前と軍の書状が残されていた事はまったく想定外であり、まったく知られたいない歴史の一幕を発見したようで、とても得した気分になりました。

大規模な陸戦ばかりが取り上げられる小田原攻めですから、北条のもっていた水軍はほとんど活躍しなかったのかとばかり思っていたこともあります・・・

http://www.city.shimoda.shizuoka.jp/shougaikyouikuka/Kyouiku_Bunka_Sports/Kyoudo_Bunka/Bunkazai/City/S_bunnkazai_53.jsp

一通り資料館を見終わると車へ戻りますが、外はおそらく35度オーバーで、うんざりするほど暑い、これで風が無ければ熱中症で病院は満杯だろうな・・・

と思ってしまいます。 午後1時半頃から下田の歴史散策とおまつり見学ということで家内と準備。

サンダルをスニーカーへ履き替え、カメラと地図、タオルをリュックに投げ込み、焼け付く下田の町へと繰り出します。

 

お祭りの提灯が町の活気を思わせ、なんとなく懐かしく感じる下田の町を歩いて名所を巡りますが、とにかく暑い・・・・

(― ―;)うううう

とりあえず半分ほど名所を巡り、最大?の目的となった先の下田公園(下田城跡)へ登ります。

豊臣軍が一月かかっても力攻めで落城させることの出来なかった天然の要害の遺構等を見ながら山道を歩き、途中の展望台から海を眺めては一息。海を多いつくす圧倒的な数の軍船と、陸に配置された軍勢をみて当時の城主はなにを思って戦いに挑んだのだろう、と思いをめぐらします。

やがて天守台跡に到着、真夏の太陽が木々に程よくさえぎられ、海風の気持ちよいこと・・・このまま一眠りしたい気分になるも、まだまだ見るところは多々あるので草々に下山。

下りる途中で小さなお稲荷さんがあり、ところが石が倒れていたり、木が横たわったり、湯のみがひっくり返っていたりと荒れていたのを家内と2人で簡単に掃除し、お賽銭を投げてこの旅行の安全を祈願します。

山を下りると長楽寺傍を流れる雰囲気抜群できれいな川沿いを歩きつつ残りの名所をまわり、最後に国道から道の駅へと戻りました。

さて、今日は下田で祭りがおこなわれています。 

 

案内所で聞いたところでは夜7時半ころに太鼓の打ち鳴らしが行われてそれがピーク、まだ1時間半ほど時間がありますので、街中にある銭湯へいくことにしました。

日も落ちて涼しい風が吹き始めた下田の町は太鼓や三味線、お囃子の音があちらこちらで鳴り響き、それがまたなんともいえない雰囲気をもたらしてくれます。

銭湯をでると、さすがに日中一緒に歩いた家内に「夕飯を作ってくれ」という気にならず、近くの大型スーパーに入りすし詰めなんかを買いました(やたらと外食、特に馬鹿高いすし屋に入るなんて贅沢を私は絶対にやりません)。

二人でのんびり歩いて(汗かくのが嫌なので)祭りの最終会場へ向かいますが、すでに地元の人や観光客が集まってきていて時間的にジャスト。

やがて日中街中を移動していた山車が明かりをたくさんつけて会場へ次々と集まってきますが、その明かりがとてもきれいで、太鼓の音と横笛、三味線の単調なリズムが夏の夜風に溶け込みます。約15台の山車並び、やがて始まった太鼓の打ち鳴らし、

しかし・・・・・僕の想像とは大きくかけ離れたのんきなリズムでして、正直なところしらけてしまったというのが正直な感想。

それでも4つのパートすべてを終了するころに祭りのハイライトである花火が上がり始め、混雑をさけるために少し早めに移動を始めた僕と家内は、花火を見ながら岸壁沿いを歩き、時々立ち止まっては空に咲く大きな花火を楽しみます。

車に到着するころちょうど最後の花火が打ち上げられましたが、それを見終わるとやたらとおなかが空き始め、そくさくと車に入ると発電機とエアコンを始動して冷蔵庫からビールを取り出して乾杯。

炎天下に4時間近く歩いて疲れていたこともあり、やたらと早く回ったアルコールにすっかりいい気分、朝までぐっすりと寝てしまいました。


下田旅行記 

2008年08月14日 | 旅行等
下田旅行 2008年8月14日~17日


休みといえばいつもウインドサーフィンがらみ、
「たまにはウインドをはずした旅行をしようよ!」と以前から繰り返し言われていた私。
こんなに天気がよければ西湖はいい風が入っているだろうな・・・と多少後ろ髪をひかれる気持ちでしたが、普段色々やってくれている家内に感謝せねばならないということで、「たまには・・・」と気持ちを入れ替えて下田を目的とした旅行をすることにしました。

マフラー修理後の排気改造

2008年08月14日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
「爆!」(――;)重い排気パイプでクラックしたマフラーを修理したわけですが、
同じことが起こるのがわかっているのに再度それを取り付けるほど愚かな事はしません。
しかしこれが無ければ発電機のエンジンから排出される有毒ガスが車の下に溜まるわけで、
下手すれば一酸化炭素中毒で天国行きなんてこともありえるわけですから、効率的で消音効果が高く安全性の高い方法に改造をせねばなりません。
図を見てもらえるとわかるかと思いますが(手書きだよ~ん!)、左の図がはじめの状態、右の図が改造後です。
まず車に取り付けられている“ONAN社のMICROLITE発電機”は、基本的にフルカバー構造でエンジンのクランクシャフトと連動した大型の冷却ファンによりAIRINTAKE(吸気口)から取り入れたエアで各部を冷却しつつマフラー下の排出口から出す構造になっています。
*一部はENG(駆動エンジン)の内部燃焼空気として取り入れられます。
エンジンに取込まれた空気はエンジン内部を通り燃焼ガスとしてマフラーと排気パイプで、図のように車外放出されます。
マフラーの先に取り付けられる“問題の排気パイプ”は有害な燃焼ガスを車の外にまで誘導する重要な役割を担うわけですが、これが無ければ排ガスはバンパーやストレージ水タンクなど、キャンピングカーならではの設備に阻まれて車の下によどみますし、再びAIRINTAKE(吸気口)に吸われれば、さらに有害性が強まります。
そこで改造のポイントですが、
1、 有害排気ガスの危険性の遮断
2、 排気騒音の低減
3、 メンテナンス性
4、 とにかく安いこと
5、 簡単にできること
という点に注意して行うことになります。



さて、実際はどう改造したのか? いうならとても簡単で、
まず発電機下部で、車体の床に開いているエアの放出口は結構大きなサイズで、測ると大体90mm四方程度、発電機運転中は内部冷却をしていることから相当量のエアが排出されています。
これを有効利用しない手はありませんね (^^)
このエアは発電機エンジンの燃焼ガスよりはるかに大量で、しかも勢いよく出ているわけですから、このエアに排気ガスを混ぜて有毒性を薄めながらまとめて外部へ出してしまえばよいわけです。
このときに普通の鉄製Lパイプを使う方法もありますが、以下の理由によりアルミの蛇腹チューブにしています。
というのはLパイプだと管内の音響反射がよく、ほぼ全ての音はパイプ内を反射しながら外部に出てしまいます。
これが結構大きな音でして (^^;)
これを無くすには蛇腹のパイプかチューブを使い、しかも90度曲げられていることが理想的なのですね。
理由を話すとずらずらと長くなり流体論や材料工学、音響工学、物理等々相互に絡んで説明しなければならないわけですが、
と、こうした事をネットで公式や計算式などずらずら並べ、さも自分は頭がいいんだと言いたげなホームページを見かけますが、見ているほうはただ不愉快なだけですから、こうした事が大嫌いな私はそうしたことを一切やりません。
感覚的に理解してください。
 
説明すると、不快を引き起こす高音はまずグラス繊維布のチューブに吸収させます(一次消音)、当然に全部は吸収し切れませんので、グラス繊維布を通って放散した音エネルギーはチューブの側面にあたって反射します。
もしこの時、ただのつるつるパイプだと反響音は反射しながら排気口へ気に向かいます。
車のエキゾーストやバイクなどはこの反響をうまく利用して特徴的なエンジン音を作り出しているわけですが、発電機の場合はとにかく音が不快要因ですからひたすら消しさるのみで、こ
のときに蛇腹構造(しかもアルミ)が役にたつわけです。
蛇腹の壁面は見てのとおり山の連続、ゆえにこの山にあたった音波は乱反射を繰り返して内部を駆けめぐり、振動としてチューブ全体に吸収されます。
さらにチューブを90度曲げてあることから一方向へ音が進んでいくことを阻止すると同時にチューブ表面の凹凸角度に変化を与えさらに効率的に内部へ音を閉じ込める構造体になります。
行き場を失った音エネルギーは蛇腹チューブの振動エネルギーに変化しますが、一部は熱エネルギーとして最終変換(二次)されていくことになります。
なんか偉そうですね~・・・ (^^;) でもちゃんと理論があるのです。
と、うでもよい説明はこのくらいにして、実際に工作します。
まずマフラーの排気取り出し部分に高音消音用と排気ガスがエアと柔軟に混ざっていくようにFRP工作に使われるグラス繊維布を棒などを使って多層巻きを造りマフラーにクランプで取り付けます、大体4回から5回巻いてある程度で十分。
*運転しているとグラス繊維が始めはほどけて出てきますが、ある程度たつと落ち着きます。
グラスウールですから以前の馬鹿みたいに重い排気パイプよりはるかに軽いことからマフラー本体にクラックが入る事はありません。
次に蛇腹混合排気チューブを取り付けるわけですが、発電機の構造と回転数等から混合された排気温度は150度にもなりませんから特別高価な材料は不要。
チューブは発電機本体ではなくて車体の床に空けられた車体側に取り付けるため、振動ですぐに駄目になるということはありません。 
ただ何かしらの原因で破れる事と基本的消耗部品と考えて2年にいっぺんくらい交換することがベター(メンテナンス上の問題)、そして何より安価で材料入手が容易でなければなりませんから、ホームセンターなどで売っている75mm径のアルミ蛇腹チューブとジョイントパイプ、クランプに決めました。
材料代総額千円くらいでした。
多少工作する必要があったものの取り付け作業自体は3時間ほどで完了。
早速発電機を始動しますが、まず驚いたのは排気音の静かさ。
もっとも、この発電機そのものはHONDAのインバータ発電機EU16i等と比較して騒音が大きめですが、上記の相互作用が適度にうまくはたらいて(けっこううまくいかないこともあるのですが・・・)、車の反対側に回って少し離れると「あれ?止まっちゃった?」と思わせるほどです。
感覚的には以前の5分の1くらいに感じます。
チューブからの最終排気温度ですが、排気口に手をかざしてもしばらくそのままいられる位で、これも予想以上にOK、
エンジン部の排ガスはエアとまざってかなりの勢いで排出されており、排気パイプ単体よりはるかによいことはすぐにわかります。
この勢いだとまず危険な排ガスが車内に入ることは考えられないために、その点でも思った以上に効果がありました。
ただ、理論と現実は常に何らかの矛盾を抱えているのが理系の人間ならすぐに分かることですが、最後には実際の使用する条件を作って実験、(エアコンを稼動し外気温34度の中でCO測定)しないことには現状で十分使用に耐えるのかはわかりません。
一番気温の高い時間に4時間ほど実験を行いましたが、まったく危険性はありませんでした。

そんなわけで排気パイプの問題は解決したわけですが、先に書いたようにこの発電機は車体に固定されているために、メカニカルな騒音は消せずにダイレクトに車体へ伝わります。 もっとも普通に静かな声で車内会話が出来るていどですから、ストレスをかんじるほどではありません。
これをかなり低減する方法もないわけではありませんが、発電機が静かになれば今度は居住スペースにあるエアコンの動作音が気になるというわけで、いちいち気にして追及していけば際限がない・・・ (^^;)
基本的に僕が発電機を使用するのは高速道路のパーキングでの宿泊など騒音の影響が少ない場所ですからこのままでも十分で、また別の面からあまり車内騒音が小さくないほうがよい場合もあります。
というのはサービスエリア等で寝ていると、隣に止まった車のエンジン音から始まってドアがバタンと閉まる音や、トラックのカラカラエンジン音、最悪なのは人の話し声や笑い声の大きさで、これは発電機どころの騒音ではないことがよくわかります。
発電機とエアコンをかけているとこれらの騒音がうまくかき消され、逆によく眠れることが多いことから、静か過ぎないことがよい面もあるのです。