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帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

PCM(ECU)廻りの配線 DODGE RAM VAN 1994

2009年05月21日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
昨年車の制御用コンピュータが壊れた話はしたかと思いますが。
その時に調べた配線の手書きがこれ。

自分のは1994年式 DODGE RAM VAN V8 5200CCですが、1992年から1996年に行なわれた大きなシステム変更までの車種はこれを使えるかと思います。
年式により多少の違いは有りますが、真ん中のPCMへの接続部品やコネクタの
配線番号などは共通です。
ちなみにバッテリーからヒューズ、イグニッションキー廻りの配線はいたずらに図面を複雑化させるので、この図では省いています。
一番トラブルの多いエンジン廻りだけです。

DODGEで検索して来る方がそれなりにいるため、あくまでも参考ということですが、使って下さい。


ちなみにバッテリーからイグニッションSWやヒューズを通過して帰ってくる辺りはかなり省略してあります。 
その理由ですが、車の電装系はエンジン制御廻りだけでは有りませんので、それらが絡んだものをこの狭い図面に書くとやたらと煩雑になるためにかなり簡素化しています。

誰も見ないサイトをシコシコと・・・

2008年12月02日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
って別にいやらしい意味ではありません。
自分の趣味の一つであるキャンピングカーのホームページ原文を作成しています。
記憶って駄目なようで正確、でも正確と信じていると足をすくわれますから、
自分の場合は何かしらに記録しておくことが多いのですが。
その一つとしてやっているという感じです。

日記やブログも何年か蓄積して見直すと、その時の記憶や思い出が鮮明によみがえって来ます。
結局それがよくてこうしたブログなどを書いているのかも知れません。

ダッジラム エンジンコントロールユニットPCM(ECU)の修理後編

2008年11月21日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

あっという間に部品が到着。

早速修理開始を開始します。

といってもやる事は簡単、とりはずした部分に新しいコンデンサを半田ゴテでつけるだけ。

腐食によるコンピュターボードのプリントパターン切れは、新たに迂回するような感じで配線を廻して取り付けます。

作業は30分もかからず終了。

仕事が終了したあとに早速車へ取り付けてエンジンを始動、しばらく様子を見て何の問題も出ない事を確認したらいよいよ道路に出ます。

十分にエンジンが温まった状態からエアコンをフルに効かして(寒い・・・)約30分間の走行。

迷惑にならないところに車をとめ一度エンジンを切ってすぐにイグニッションキーを廻すとCHECK ENGINEのランプが点等し、正常である事がわかります。

そのまま続けてDTCコードを読み出すと、やはり異常はなし。

とりあえず問題は出ませんから、再度エンジンを始動し、再び10分程度走行してと同じ事を数回繰り返しました。

これで修理は完了です。ただ、真夏の高温時にテストをしていませんので、100%とは言い切れませんが、同時に二つ三つのところに故障が起きる事などまず無いのが電子回路。

修理完了と自分勝手に判断しました(笑)

後はシリコンで適当に開けた穴をふさいで完了です。

しかしPCM(ECU)が二つ有ると故障修理が楽なのですね。電子装置のメンテナンスなどやった事のある方ならお分かりになられるかと思います。

最後にPCMが故障して新しいのを注文するときに必ず必要になるのがこの写真のROM番号、これがないとえらい時間がかかると同時に全く違う物が送られてきたりもしますので、とても重要です。

 


ダッジラム エンジンコントロールユニットPCM(ECU)の修理

2008年11月19日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

そんなわけで、不要となったPCMを修理開始。

「なぜいままでなぜ修理をしなかったの?」と疑問を持つ方も多いかと思いますが、PCM(ECU)は基本的にコンピュータ。

もし故障修理をして駄目だった場合、道路上でエンコし大迷惑。

さらに普通のコンピュータと異なって、結構大電流を制御するパワーFETやトランジスタ、ICなどが乗っている事から、それ自体が駄目な場合に回路図がない事から修理のしようがない。

もっとも仕事の関係で大体分かるわけですが、ペイレースをやってもばからしいし、さらに言うなら自分で修理している間に緊急で車を使用せねばならなかった場合に対応できないわけで、

こんな危ない条件でやる事はバカで有ることを証明するようなものでして・・・

ただ、新しいPCMがくれば上記の問題はすべてクリア、なにより修理に失敗しても誰も文句言いません。

普通だと交換したPCMは整備工場の廃棄ルートで捨てられてしまうわけですが、やたら物を捨てないのが僕ですから、当然に再生を試みます。

さてどうでも良い話はここまでにして、実際に修理を行いわけですが、一番怪しいのがコンデンサ。

家の車のばあい、コンデンサが3つ載せられており、二つは25V 220μF で聞いた事ないメーカー名、あと一つは35V 470μFでこちらは日本の物。

ボード本体は上面にシリコンが流し込まれ、コンデンサの半分くらいから上だけは姿が見えております。

これには理由があり、万一爆発した場合の逃げ道を造る、そして加熱しても出来る限り放熱が良いようにということになっています。

結構大きめのコンデンサが使われているという事は、そこで何らかの出力電圧制御が行われていると推測でき、家の車の場合は安定した電圧制御として5Vそして8Vを出す事から、

220μFはおそらくそれに使われているものと考えられます。となると後一つの470μFはほかの出力回路の12V系の大本であると推定可能。

車のトラブル症状からすれば、どうも220μの二つが怪しい・・・そこで何をするかというなら、先の細いラジオペンチなどでコンデンサ周りのシリコンを慎重にぶちぶち引き剥がしていくわけでして、

少しずつはがしていき、最後にコンデンサそのものペンチなどでつかんで(つぶさないように注意、つぶすと中の電解液が漏れて新たな故障の原因となります)左右にもぎもぎ動かすとコンデンサ内部の電極を残してすっぽり抜けてくれます。

ニチコンだけは基板のホールから配線が抜けてくれましたが、これが結構冷や汗物。

多層基板の場合、スルーホールが抜けてしまうと「ハイ!それでお終い」ということになります。

そんでもってコンデンサを抜いた基板を良く見ると、薄黒い汚れのようなものがある「やっぱり・・・・」明らかに電解液が漏れ出しプリント配線を腐食させているときの状態です。

漏れていたのはやはり私の知らないメーカの二つ、一つは漏れ始めという感じで、もう一つはかなり汚れている。

ニチコンの法はまったく問題なく、極めて綺麗な状態となっています。腐食の激しいほうのプリント配線をテスターで測るとなんか抵抗が高い。

そこで次にやるのはPCMを逆さにしてアルコールをスプレーなどで吹きかけ、ブラシで電解液を綺麗に洗い流し、最後に良く乾かします。

腐食している部分は汚れを先の細いトライバーなどでこりこりと剥がしていき綺麗な胴色が出るまで行って、最後にもう一度アルコールで洗浄完全に乾燥後にテスターで腐食部分の動通をはかってみます。

すると抵抗が無限大(断線という事です)。  (@@;)

 

結論としては、コンデンサ不良?で液漏れ、そのためにボードの配線が腐食してほとんど切れかかった状態だったということ。

おそらくエンジン制御に必要な5Vか8V系が動作不安定となり、それがエンジン加熱時にトラブルを引き起こし、冷えているときに収まる症状として出ていた。

完全に断線すればまったく走行不可能になるぎりぎりの状態であった事が推測できます。

「あーらら」ということで、取り外したコンデンサは特殊なものではないために、もちろんその辺の電子部品屋さんへ注文、一個130円が二つ、210円が一つで計470円で修理完了といきそうです。部品が着たら修理して取り付け、実装テストを行って、問題無ければスペアとして保管しておく予定です。


水温センサー

2008年11月18日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

アメリカからキャンピングカー(ダッジ)の部品が到着しました。

今回のトラブルの原因であるPCM(パワートレインコントロールモジュールの略で日本ではECUという事が多いです)、ついでだからと注文のサーモスタット&ガスケット、あと1つはトラブルシューティング&予備部品としての水温センサーの合計4つで送料なんだかんだ込みで総額約5万円。

これを日本で頼むとPCMが10万、サーモスタットが2500円、ガスケットが250円、水温センサーが1万3千円ななんぞというとんでもない金額になります。

 部品がきてまず何をやったのかというなら水温センサの抵抗測定。

というのは理由がありまして、実はネットで調べた資料では平温で500から1100オームとなっており、エンジン運転時で1340オーム以上。

 ところがHAYNESのマニュアルでは17900から10800オーム(平温)でエンジン運転時に1170-820となっており、 当然のことながら

「いったいどちらが正しいんや?」 ということになるわけです。

ちなみに自分の車についている現物を測定すると平温時で約9500オーム、エンジン運転時は500オーム程度で、これも書かれている数値と違います。

 これでは何が正しくてどれが間違いなのかさっぱり分からないわけで、へタスりゃ正常な部品を壊れているとおもって交換する様な羽目になってしまう。

 そんじゃ困るというわけでして、スペアという事もかねて新品の部品を取り寄せて、どれが正しいか判断する事にしたわけです。

テスターを持ってきて真新しい水温センサの抵抗を測ると平温時(約20℃)で9500オーム。

、そしてなべに水を入れて沸騰直前まで温度を上げて(約80℃)、「あちち」とか言いながら抵抗を測ると500オーム、結果車についていた水温センサが一番正しく(あたりまえか~?)、それ以外の資料がまちがっていたということ。

 まあ、アメちゃん製品の世界ではよくある話で、ついでにHAYNESマニュアルの最大弱点である電装系資料としてのいい加減さを再度露呈したような感じになってしまいました。

 ふー (――;) ため息

 やっぱり信じられるのは自分だけということでしょうかね~? こうした事があるから、人の言うことをそのままず素直に受け取らず、逐一考えて処理する癖がついてしまったのでしょうか?

・・・・なんちゃって (^^)

 さて同梱?されていたPCMのほうですがすでに交換してテスト済み、こちらは当然に問題なし。

 ただ、季節が冬に入りかけていてエンジン室内が高温になりにくいために完全にOKとはいいがたいのですが、交換した故障PCMを修理するために手をつけた事から原因が特定でき、そこからほぼ100%修理完了と判断しています。

P CMは当たり前ですが、ただのエンジン制御用コンピュータで、今のパソコン等に比べればシンプルな構造。

 基本的に普通の使い方をしている分には壊れる事はまずありませんが、それでもいかれるとすればたいていは品質の問題、特にこの車の年式である頃に某国の某メーカーがコンデンサ内部に入れる電解液を間違いえるというとんでもない事をしでかし(一部の人たちは知っていると思いますが)、さらにそこでつくられたコンデンサがパソコンから家電製品、こうした車の重要部品にいたるまで使われまくってしまい、ただしそれによりおきる故障は数年立たないと分からない事もあってか、それとも隠蔽していて分からなかったのか?

またメーカーもこうしたことは封印したがる上に食べ物とは異なり命に直接結びつくようなものでもないためにそ知らぬ顔をしているのか?

とにかく世界中に流れてしまった・・・ 当然こうした車の部品としては高温にさらされる傾向があることから、ただでさえ駄目になる事の多いこの部品に品質の問題が加われば当然におきるものは起きる訳でして、そんなわけで不要となったPCMを修理開始、 その模様は後日詳しく報告します。


原因確定

2008年10月23日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
昨日の結果をこれまで蓄積した結果と照らし合わせて原因確定。

PCMである事はほぼ100%となりました。
後はいかに安くこれを手に入れるかということになりますが、
アメリカ本土で250ドルくらいの品物、日本の悪質な
業者(というかこれが普通)に見積もらせると平気で10万円等とか言い出すの
で、そうした値段を受け入れることが敗北と考える僕はやはりダイレクトに
注文することになりそうです。

ほぼ100%原因特定

2008年10月22日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
そんなわけで、図面との整合は完了したものの、やはりトラブルは発生せず、
トラブルシューティングするにはどうしてもエアコンを効かせた状態で、エンジン
室内の温度が上昇する条件が必要。

そして今日の帰りですが、意図的に長く乗って適度な温度とトロトロ走り条件を作
ったところ出ました。

というか正確には半分出たような状態になってくれ、それが逆にPCMのトラブル
であることを決定つけてくれたのですが・・・。 (^^)

丁度自宅の近くが下水工事で、それが終わるのが結構遅いために、広いホームセン
ターでやる事にしました。

たっぷりと加熱した?であろうことを見計らってイグニッションキーをOFF
そしてON、「あれれ?」 (``;)

CHECK ENIGNE ランプが点灯してPCMが始動スタンバイのサイン。

これが出るとPCMのほうは準備OKといっているので、トラブルが出る事はあり
ません。

そこで、何かしらトラブルコードが書き込まれているのではないか?とDTCコード
読み出しをしてみると「およよ???」 (@@;)

PCMが変、普通ならありえない反応を示しています。

こりゃ~と思い、そのままエンジンを始動、すると吹け上がりが変でエンジンが
ストールしそうになっています。

「出て出た」 (^^)

とそのままエンジンを吹かしてどんどんと加熱させます。

10秒位してエンジンを停止、再再度イグニッションキーを廻すとCHECK E
NGINEランプが点灯しない。

今度は完全にトラブルが発生しています。
「よっしゃー!」と喜んではいけませんが、即座にPCMのコネクタをはずして全
ての配線の状態をチェックしていきます。

イグニッションキーがOFFのとき、ONのとき、それぞれのデータを書きとめていき、
記録として残たものを正常時の値と比較します。

もし論理的な値変化にそぐわないものがあれば、その部分にトラブルがあることが
わかります。

一通りの調べは完了、ただしPCMが以前異常なためにエンジンはかかりません。
仕方がないのでホームセンター内をぶらついてエンジンルームの温度が下がるのを
待ちます。

約1時間後に再始動、「なんとなくやばいかな?」という感じでエンジンがかかっ
たので、そのまま窓を開けて室内のヒーター全開。

ラジエータからの放熱を出来る限り減らしてエンジン内のPCMが冷えるようにします。
しばらく車を走らせずにエンジンをあおっていると、ユニットが冷えたのか調子が
良くなってきます。

恐る恐る車を出し、すでに真っ暗になりかけている中を自宅まで帰りましたが、症
状が出るたびに確実に状態が悪くなっています。

一番初めは結構外気温が高い時、しかもかなりエンジン室内温度がかなり高いとき
に出ていたものが、、乗るたびにだんだんと低い温度でも発生してきているのが明

らかにわかります。

一度冷えてしまえばエンジンはかかるものの、その状態ではPCMがいつ完全にい
かれてしまうかわかりませんから、早めの対処が必要です。


外車は面倒

2008年10月20日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
HPからダウンロードした図面を元に、それが本当に自分の車と適合しているかを
調べました。

というのは、日本と異なり、回路が違っていたり、配線の色が違う、取り回しやそ
の他が平気で異なる事があるのが、外車でして。

トラブルシュートの前に図面自体が本当にあっているのかを疑わねばならず、当然
にその調査。

図面を見ずに一本つづ配線をレポート用紙に書き出してはそれを図面と比較する、
かなり忍耐のいる作業。

案の定違うところを発見、ただ重要な部分ではないのでこれはパス。

つぎに違うのがIAT(吸気温度センサー)とCTS(冷却水温度センサー)
の抵抗値、常識的な数値及び変化と全く異なります。

冷温(大気温度)700-1100オーム エンジン運転時1300オーム以上と
の事ですが、自分で測ると冷温時に9000オーム、温まっているときに500
オームとまったく逆。

こうした違いは別に驚くに値せず、というか自分の仕事もこうした間違いやいい加
減情報が当たり前で、その中から正しい数値を見つけ出しているわけで、慣れっこというか・・・?

仕事終了後の薄暗いなかで、それを記録、自宅に帰って図面に書き出してまともな
ものを作成、やっとここから修理開始という事です。

外車は面倒です(^^)

朝から良風らしい

2008年10月19日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
今年ずっと風に恵まれていない僕、
「やはり天は見放していたか」・・・・と思わされたのが今日の風。

実は娘の中間テストが近い事と、なんかお疲れ気味の家内の静養?をかねて今日の
ウインドはお休み。

しかしこうしたときに限って吹くんですよねーこれが (ーー;)

イラついても仕方ないので、余りある時間をまだ来ない整備書の替わりになるもの
はないだろうかとアメリカのホームページを片っ端から調べていきます。

すると一般公開しているHPが一つあり

http://www.autozone.com/home.htm

そこからPCM関連のデータをいただきました。
これを使って再度調査してみるつもりです。

小春日和ですが

2008年10月18日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
朝から天気がよく、そんじゃ不調のキャンパーを修理するべと思うわけですが、
走らないとトラブルが出ませんので、万一走れなくなっても困らない場所
(職場)へ向かいます。

この季節の朝は本当に気持ちが良いものですが、
とちゅうでエンコはしないかと正直ビビッテいたこともあり、すがすがしさを楽し
む余裕なんてありません。

約45分ほどで到着、早速エンジンを切り、期待を胸にイグニッションキーを廻す
とトラブルの症状が出ません。

「でたよ~!」(笑)、「これだもんな~!」と、出てほしいときに出てくれないトラブル。

こうなるとまず診断すらできませんので、とりあえずボンネットを開け、
コンピュータ(PCM)の配線カプラをはずします。

この年式は60本のピンを持っており、それぞれの配線が各センサーや制御装置へ
と向かいます。
約1時間かけて細かなデータを収集、後はトラブルが出た時のデータを集めて比較
する事で異常のある部分を見つけ出します。

お金に余裕があれば湯水のごとく部品を注文して片っ端から交換していけば楽なの
ですが、そんな事をしていたら破産してしまう。

貧乏でそれなりに楽しむには頭と根気、努力が必要なのですが、それって自分に
あるのかな~?

さて調べが終わると、職場ではここまでにして、というかほかにやりようがないの
で帰宅、駐車場へ車を停め、今度こそはと再度トライすると

「お!」(^^)出た出た。

早速朝と同じ事を始めますが、PCMの起動パワーを擬似的に入れていたところ途
中でカチンとリレーの音。

「おりょりょ」(@@;)、こうなると正常。

「15分くらいだったな~」 (^^;)

とにかく、エアコンをかけ、エンジン室内がそれなりの温度にならないと出ない
トラブル、今日はここまでで終了です。



トラブルの原因はエアコンがらみ?

2008年10月15日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
先週末に始動不可能で整備工場行きとなった、ダッジ君。
工場での点検では異常なしという事で、日曜日にウインドへ行ったのですが、
また始動不可能になりまして (^^;)汗
おりしも駐車場であった事から騒ぎにはなりませんでしたが、
前回の状況から時間がたてばかかるのでは?と、車放りっぱなしでウインド
サーフィン

例のごとく風に見放され、早々帰ることにしたのですが、やはりエンジンは
一発始動。

このあたりから、トラブル発生時に本来付かねばならないSES(サービス
エンジンスーン)ランプが点灯しない事が分かってきました。

*エンジンを始動するときには通常このランプが点灯し、エンジンがかかれば
消えます。

クランクしてもSESランプが点かないと言うことは、エンジン制御コンピュターへ
電源が行ってないと言うことなのですが、でも一度エンジンが掛ればその後はOK。

本来ならトラブル発生時SESランプを点灯させて警告し、それをコンピューター
のデータとして保管しておくわけですが、どうなのだろうか?

今日はDTC(トラブルコード)一覧を持ってきていないので、明日調べてみる事にして
今日は帰宅。

こんな状況ですから、途中でエンジンを止めることなく帰宅して車を止め、イグニッションキーをOFF。

出るだろうなと半分確信してエンジンをクランクすると思ったとおりかかりません。

やはり (ーー;)

翌朝、DTCコードを車のコンピュータから読み出してみると、何の問題もないと
言ってきますので、これはエンジン本体とは別のトラブルと考える方が良く。
そうなると補記類が何らかの影響を与えていることが考えられます。


ここでとりあえず疑ってみたのはオイル粘度監視システム、
クライスラーは1996年頃の車からエンジンオイルの粘度をコンピュターが
監視するシステムを導入しており、

*現在もダッジナイトロや300Cなどは完全にこの制御下におかれています。

家の車の年式は丁度1995年モデルで、仕様がカナダでなんかしりませんが
特別なところが多々あり、

もしかするとある時期からこのシステムを取り入れはじめている可能性があるのですね。

だから一度エンジンがかかれば問題ないわけで、しかしながら粘度の違うオイルを
入れているのはコンピュータが知っており、念のために警告をうながしている。
そう考えてもみたわけです。

実はトラブルの起きた金曜日の早朝(仕事開始前)、エンジンオイルを交換してお
り、指定の10W-30ではなく、化学合成オイルの10W-40を入れてたわけ
ですが、

交換して一番初めの走行が例の市役所へ行ったときで、そこまでいく途中でなんと
なくエンジンのふけ上がりが悪いような感じはしていたのですが、

その影響だろうか????

監視システムがついているのだろうか???

とりあえず月曜日の午後にオイルを指定のものへ交換、

そして昨日、今日の朝と走ってみたのですが、やたらとエンジンの調子がいい、お
まけに例の始動不良も起きませんし、DTCコードにエラーのメッセージもありま
せん。

なんだよー!・・・・・ (――;)もしかしてそうした物が付いているわけ?

と思うわけですが、実はこの車の生まれた国では、間違えたり、もしくはわかって
いながら、平然と種別や目的違いのオイルをエンジンにぶち込んだりすることがあ
ります。

ほとんどディラーや整備工場、などで交換されている日本とは異なり、こうしたこ
とをやりかねない訳で、「オイルが足らなきゃその辺りのものを入れちゃえ!」で
やってしまう国民性?から

さりげなくエンジンを守るように出来ている。
いうなれば国民性の違いから来る、ハイテク満載のエンジンシステムを守るための
メーカの工夫なわけです。

やはりエンジンオイルだろうか?と首をかしげながら帰宅したのですが、思わぬ事
が分かってきました、それはエアコン、補記類のトラブルかもしれない?とは思っ
ていたのですが。

どうやらその予感が的中しそうな感じ・・・

というのは、今日帰ってきて車を駐車場に止めたところ例の症状が発生。

ウヌヌヌ?(ーー;)

よーく思い出してみると、先週の金曜日は気温が高かったためにエアコン付けていたよな?

日曜日は海へ行く途中一度ガソリンスタンドへ寄って、その時は寒かったので
トラブルが起きなかった、ところがその後海辺の駐車場でトラブルが起きた・・・
このときは途中からエアコンを入れていた。

火曜日の朝はエアコン入れてないし、帰りも雨のために使っていない。
トラブルは無かった。

今日の朝はもちろんエアコン等使わないのでノントラブル。

しかし今日の帰りは車内の温度が高かったためにエアコンを付けていたのは間違
なく、そしたらトラブルが出た。

もしかして・・・・

この可能性が高いかも、金曜日の日に何となくエンジンの調子が悪かったのは
エアコンの、特にコンプレッサー内部でトラブルが起きていたのかも知れない。

段々と分かってきたのですが、そうなると、エアコンシステムとコンピュータの
リンクが分からない。

とりあえずサービスマニュアルをオーダーしているので、それが来てから
詳しく調査してみようかと思います。









異常なし?

2008年10月11日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
昼前に整備工場からダッジキャンパー連絡がありまして、異常ないとのこと。

工場が始まる時間に会わせて一度電話し、おそらくと思われる部分を含めて
どうせならと点検してもらったわけです。

リフトがあると普通出来ない作業が容易に行なえますから・・・

菓子折持って引き取りに言った際に友達(工場長)と2人で「う~ん」と頭
をかしげて「なんでだろ~」と連呼。

問題がないのではやりようもありませんし、とりあえず近い内に燃料ポンプの
交換を検討しようということで今回の騒ぎは幕引きとなりました。

爆弾抱えたままで居るようで不安ではありますが、起きてもいない事を必要
以上に心配しても仕方ないし、とりあえず明日のウインドサーフィンに
いけることは間違いないので 「♪~」

次から次へと

2008年10月10日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
住民票を取りに行き、駐車場から出ようとしたところエンジンが掛らない・・・

(ーー”)ウリャ?

バイクがオシャカのために、仕方なくでかいキャンピングカーでここ数日
通勤をしていたのですが、市役所の駐車場でトラブル発生。

5月から始まってまあ、いろいろぶっ壊れてくれるのなんの、
体がぶっ壊れなかったから良いのですが、ウインドもまだ3回しか
やってないし、やたら腹立つ事ばかり。

外車でそれなりの走行距離ですから、ボーナスごとにセンサーやら消耗部品やらを
交換していくつもりでいただけに、なんというか・・・

真っ昼間ならそのまますぐに修理開始をしますが、5時を回ってしまいましたので
とりあえずレッカーを手配し、来るのを街ながら同時に症状を確かめていき、
その場で直せるようなら応急処置します。

ここまでは走ってきましたから圧縮に問題が無いのは間違い有りません。
不思議なのはコンピュータが異常を検出して点灯するはずの
エンジンチェックスーンランプが点灯していなかった。

年式から考えて、ダイアグノーシスの範囲は今ほど広くはありませんので、
トラブル原因として考えられる範囲は狭くなります。
おそらくはローカルトラブルだと思いますが、症状としてはクランキングしても
初爆が起こりませんから、点火系統か燃料系を疑います。

ただ、これが問題だと先ほどの警告ランプがつくんだけどな~。

早速車内のお釜(アメ車のバンは室内のフードをあけてエンジンを整備します。
雨の中でも作業可能になっているのが特徴)をはずします。
配線の切れや目で見てわかる破損が無いかチエック、次にエアクリーナを見ましたがこれは綺麗。

次は本格的に点火系か燃料系。
前のシェビーはスロットルボディにインジェクターが搭載されているタイプだったので噴射をみるのは容易でした。

しかしこれはマルチポートインジェクション。
噴射を調べるには少しコツが入ります。

そこで点火系をまず確認、クランクしてみると火花は綺麗に飛んでいます。

そうなると後は必然的に燃料系となります、走行距離が8万7千キロくらいですから、
運が悪けりゃポンプがいかれてもおかしくはないわけでして。

まずはキーをオンにして車外に出て、燃料タンクに耳を近づけてポンプの動作音を聞きますが、

聞こえない・・・(ーー;)

というか、正確には近くを走る車の音がうるさくてよく分からないというのが正解。

もしポンプだともうここでは直せません。

さらにシェビーの時とは異なり、車高が微妙に低く、リフトがないとタンクがおろせない問題もありますし部品もないし。

やはりレッカー移動と判断し、お釜を被せて戻します。

エンジンが掛らなくなってから約1時間半、そろそろレッカーが来るころですが
燃料ポンプだと加熱してアウトでも、冷えてくると動くことがあるので、

もしかしてと再度クランクすると、「グオン!」という音と供にエンジンが
かかりました。

しかしエンジンを煽ってアクセルを戻すと息付きするので、これは燃料
フィルターかも知れないとすぐに頭をよぎります。

これが原因だとエンジンチエックランプはやはりつかないことがある。
しかしダイアグノースティックは燃圧も見ているのが普通だから理論的に矛盾
もあるし、「なんだろ?」

一応原因らしき物はわかりましたので、一息ついているとレッカーが到着。
今回は友達の経営する整備工場に運びました。

もし原因が燃料ポンプだと、この車で自宅整備は不可能だからです。

しかし・・・・・・・・・・・・(ーー;) ふ~



マフラー修理後の排気改造

2008年08月14日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
「爆!」(――;)重い排気パイプでクラックしたマフラーを修理したわけですが、
同じことが起こるのがわかっているのに再度それを取り付けるほど愚かな事はしません。
しかしこれが無ければ発電機のエンジンから排出される有毒ガスが車の下に溜まるわけで、
下手すれば一酸化炭素中毒で天国行きなんてこともありえるわけですから、効率的で消音効果が高く安全性の高い方法に改造をせねばなりません。
図を見てもらえるとわかるかと思いますが(手書きだよ~ん!)、左の図がはじめの状態、右の図が改造後です。
まず車に取り付けられている“ONAN社のMICROLITE発電機”は、基本的にフルカバー構造でエンジンのクランクシャフトと連動した大型の冷却ファンによりAIRINTAKE(吸気口)から取り入れたエアで各部を冷却しつつマフラー下の排出口から出す構造になっています。
*一部はENG(駆動エンジン)の内部燃焼空気として取り入れられます。
エンジンに取込まれた空気はエンジン内部を通り燃焼ガスとしてマフラーと排気パイプで、図のように車外放出されます。
マフラーの先に取り付けられる“問題の排気パイプ”は有害な燃焼ガスを車の外にまで誘導する重要な役割を担うわけですが、これが無ければ排ガスはバンパーやストレージ水タンクなど、キャンピングカーならではの設備に阻まれて車の下によどみますし、再びAIRINTAKE(吸気口)に吸われれば、さらに有害性が強まります。
そこで改造のポイントですが、
1、 有害排気ガスの危険性の遮断
2、 排気騒音の低減
3、 メンテナンス性
4、 とにかく安いこと
5、 簡単にできること
という点に注意して行うことになります。



さて、実際はどう改造したのか? いうならとても簡単で、
まず発電機下部で、車体の床に開いているエアの放出口は結構大きなサイズで、測ると大体90mm四方程度、発電機運転中は内部冷却をしていることから相当量のエアが排出されています。
これを有効利用しない手はありませんね (^^)
このエアは発電機エンジンの燃焼ガスよりはるかに大量で、しかも勢いよく出ているわけですから、このエアに排気ガスを混ぜて有毒性を薄めながらまとめて外部へ出してしまえばよいわけです。
このときに普通の鉄製Lパイプを使う方法もありますが、以下の理由によりアルミの蛇腹チューブにしています。
というのはLパイプだと管内の音響反射がよく、ほぼ全ての音はパイプ内を反射しながら外部に出てしまいます。
これが結構大きな音でして (^^;)
これを無くすには蛇腹のパイプかチューブを使い、しかも90度曲げられていることが理想的なのですね。
理由を話すとずらずらと長くなり流体論や材料工学、音響工学、物理等々相互に絡んで説明しなければならないわけですが、
と、こうした事をネットで公式や計算式などずらずら並べ、さも自分は頭がいいんだと言いたげなホームページを見かけますが、見ているほうはただ不愉快なだけですから、こうした事が大嫌いな私はそうしたことを一切やりません。
感覚的に理解してください。
 
説明すると、不快を引き起こす高音はまずグラス繊維布のチューブに吸収させます(一次消音)、当然に全部は吸収し切れませんので、グラス繊維布を通って放散した音エネルギーはチューブの側面にあたって反射します。
もしこの時、ただのつるつるパイプだと反響音は反射しながら排気口へ気に向かいます。
車のエキゾーストやバイクなどはこの反響をうまく利用して特徴的なエンジン音を作り出しているわけですが、発電機の場合はとにかく音が不快要因ですからひたすら消しさるのみで、こ
のときに蛇腹構造(しかもアルミ)が役にたつわけです。
蛇腹の壁面は見てのとおり山の連続、ゆえにこの山にあたった音波は乱反射を繰り返して内部を駆けめぐり、振動としてチューブ全体に吸収されます。
さらにチューブを90度曲げてあることから一方向へ音が進んでいくことを阻止すると同時にチューブ表面の凹凸角度に変化を与えさらに効率的に内部へ音を閉じ込める構造体になります。
行き場を失った音エネルギーは蛇腹チューブの振動エネルギーに変化しますが、一部は熱エネルギーとして最終変換(二次)されていくことになります。
なんか偉そうですね~・・・ (^^;) でもちゃんと理論があるのです。
と、うでもよい説明はこのくらいにして、実際に工作します。
まずマフラーの排気取り出し部分に高音消音用と排気ガスがエアと柔軟に混ざっていくようにFRP工作に使われるグラス繊維布を棒などを使って多層巻きを造りマフラーにクランプで取り付けます、大体4回から5回巻いてある程度で十分。
*運転しているとグラス繊維が始めはほどけて出てきますが、ある程度たつと落ち着きます。
グラスウールですから以前の馬鹿みたいに重い排気パイプよりはるかに軽いことからマフラー本体にクラックが入る事はありません。
次に蛇腹混合排気チューブを取り付けるわけですが、発電機の構造と回転数等から混合された排気温度は150度にもなりませんから特別高価な材料は不要。
チューブは発電機本体ではなくて車体の床に空けられた車体側に取り付けるため、振動ですぐに駄目になるということはありません。 
ただ何かしらの原因で破れる事と基本的消耗部品と考えて2年にいっぺんくらい交換することがベター(メンテナンス上の問題)、そして何より安価で材料入手が容易でなければなりませんから、ホームセンターなどで売っている75mm径のアルミ蛇腹チューブとジョイントパイプ、クランプに決めました。
材料代総額千円くらいでした。
多少工作する必要があったものの取り付け作業自体は3時間ほどで完了。
早速発電機を始動しますが、まず驚いたのは排気音の静かさ。
もっとも、この発電機そのものはHONDAのインバータ発電機EU16i等と比較して騒音が大きめですが、上記の相互作用が適度にうまくはたらいて(けっこううまくいかないこともあるのですが・・・)、車の反対側に回って少し離れると「あれ?止まっちゃった?」と思わせるほどです。
感覚的には以前の5分の1くらいに感じます。
チューブからの最終排気温度ですが、排気口に手をかざしてもしばらくそのままいられる位で、これも予想以上にOK、
エンジン部の排ガスはエアとまざってかなりの勢いで排出されており、排気パイプ単体よりはるかによいことはすぐにわかります。
この勢いだとまず危険な排ガスが車内に入ることは考えられないために、その点でも思った以上に効果がありました。
ただ、理論と現実は常に何らかの矛盾を抱えているのが理系の人間ならすぐに分かることですが、最後には実際の使用する条件を作って実験、(エアコンを稼動し外気温34度の中でCO測定)しないことには現状で十分使用に耐えるのかはわかりません。
一番気温の高い時間に4時間ほど実験を行いましたが、まったく危険性はありませんでした。

そんなわけで排気パイプの問題は解決したわけですが、先に書いたようにこの発電機は車体に固定されているために、メカニカルな騒音は消せずにダイレクトに車体へ伝わります。 もっとも普通に静かな声で車内会話が出来るていどですから、ストレスをかんじるほどではありません。
これをかなり低減する方法もないわけではありませんが、発電機が静かになれば今度は居住スペースにあるエアコンの動作音が気になるというわけで、いちいち気にして追及していけば際限がない・・・ (^^;)
基本的に僕が発電機を使用するのは高速道路のパーキングでの宿泊など騒音の影響が少ない場所ですからこのままでも十分で、また別の面からあまり車内騒音が小さくないほうがよい場合もあります。
というのはサービスエリア等で寝ていると、隣に止まった車のエンジン音から始まってドアがバタンと閉まる音や、トラックのカラカラエンジン音、最悪なのは人の話し声や笑い声の大きさで、これは発電機どころの騒音ではないことがよくわかります。
発電機とエアコンをかけているとこれらの騒音がうまくかき消され、逆によく眠れることが多いことから、静か過ぎないことがよい面もあるのです。