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78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』感想……ルビィの成長とSaint Snowの本気を見た

2019-01-08 22:19:50 | ほぼ週刊サンマイ新聞

※壮大なネタバレがあります。

『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie ~Over the Rainbow~』を劇場で観た。2回も観てしまった。

 感想については色々と言いたいことがあるが、全体的には素直に感動したので細かい部分の批判や突っ込みはやめておく。以下の2点に絞ろう。

(1)黒澤ルビィの輝かしい成長
(2)Saint Snowのライブシーン

 まず(1)だが、TVシリーズを1期から追いかけてきた視聴者の多くは、ルビィの成長に驚かされたことだろう。1期1話では他者との会話すらままならない人見知りだったのに、Aqoursの活動を通して少しずつ話せるようになり、2期8・9話の函館回での成長にも感慨深いものがあったが、劇場版ではそれを更に上回っていた。イタリアでのライブ会場を決め、沼津のライブでは衣装を制作。そして何よりも、姉・鹿角聖良の卒業により一人で新たな仲間を探すこととなったSaint Snow理亞を気遣う発言の数々には、他人を思いやる聖人の心を感じた。

 それにも関連するが、(2)は本当にやばい。ラブライブ予選敗退を悲しむ理亞の為に実現された『ラブライブ決勝・延長戦』だが、Saint Snowの『Believe again』のパフォーマンスは本当に格好良すぎて痺れた。楽曲はもちろん、鹿角姉妹が初めて3DCGでモデリングされたことで、2D作画だった1期8話の『SELF CONTROL!!』を遥かに上回るステージ演出も見応えがあった。問題はその弊害として、直後に披露されたAqoursの『Brightest Melody』が何の印象も残らなかったことである。2回視聴したにも関わらずだ。

 これが何を意味するのか。そもそもSaint Snowはラブライブの地区予選で理亞がコケてさえいなければ予選を通過し、決勝戦でAqoursのライバルと成り得ていたかもしれなかった。そのifルートが今回の劇場版での仮想対決だとすれば、Saint Snowの優勝は間違いなかったと思えるほど、劇場版での両者のパフォーマンスには雲泥の差があった。それでもAqoursがラブライブで優勝した事実は変わらないが。

 では今後はどうか。Aqoursは6人で再スタートを切った。一方Saint Snowは姉の卒業で活動終了したものの、理亞がメンバーを集め新たなユニットを結成することが本編で示唆されている。
 その両者が今後のラブライブでもし激突したらどうなるか……当方はそれを見てみたい。Aqoursの物語なのにSaint Snowに尺を割きすぎだと思った人は多いだろうが、今後の展開を期待させてくれるという意味では、その通過点としてこの劇場版は完璧なストーリーだと当方は思っている。

 あとは続編が制作されるかどうかだが、ED後のエピローグを観る限り、これで完結になってしまうのかもしれない。それはとても惜しいことなので制作陣には今一度ご検討いただきたい。

(#29:1199字)


◎Paravi版『中学聖日記』で悲報……最終話の重要なシーンが改変されてしまう

2019-01-08 21:04:00 | ほぼ週刊サンマイ新聞

※壮大なネタバレがあります。

(関連記事:◎小野と芋子(11)ドラマ『中学聖日記』5話まで(中学生編)の感想を今更語る

 主にTBSとテレビ東京の番組をネット配信する『Paravi』初月無料なので試しに加入し、連続ドラマ『中学聖日記』を今更ながら全話視聴した。

 誤解しないでいただきたいのは、当方はこの作品、間違いなく感動した。高校生編で多少の中だるみはあったものの、最終話まで観ればそれも無駄ではなかったと思っている。

 教師と生徒、それも未成年という禁断の恋を、地上波で全国放送、しかも22時という子供も観ている時間枠でPTAの魔の手からどう逃れるのか、その結末は興味深かった。そして迎えた最終話、末永聖先生は誓約書にサインをするというクレーム回避の決断を下した。

 誓約書というのは、黒岩昌の母・愛子の代理人の弁護士が聖に渡したもので、『聖が今後一切晶と連絡・接触しない』と誓う為の書面だった。日付と署名を記入すれば、愛子が警察や教育委員会への訴えを取り下げるという、聖の決断が迫られる重要なアイテムである。サインしたということは、昌とは二度と会えないことを意味する。理由は「黒岩君にとって大事なのは未来」だから。昌はその後の観覧車のシーンで「聖ちゃんに幸せになって欲しいからもう会わない」と応える。

 そこで終わりにしても良かったくらい感動したが、本当のラストシーンは5年後。
 バンコクで日本語学校の講師をしている聖のもとに、23歳になった昌が現れ、誓約書を聖に返し、夕陽をバックに笑顔で見つめ合う2人をラストカットに物語は幕を閉じる。
 このラストシーンだが、調べていくうちに本当の意味が隠されていることを知り、衝撃を受けた。

 

 

 お気づきだろうか。誓約書に印刷された「平成」と「年」の間に、聖は「2018」と書いた。西暦ではなく「平成」の2018年であれば、遥か遠い未来に効力を持つことになるので、2018年だろうが5年後の2023年だろうが、余裕で二人は会うことが出来たというギミックだったのだ。

 もちろん聖は天然で間違えた可能性が高いが、結果的にこの伏線が5年後に二人を再び結びつける重要なファクターになっていたことに鳥肌が立ち、カタルシスを得られた。

 しかし、問題はここからだ。再びParaviにアクセスし本編を観返すと、問題の誓約書のシーンに「平成」は印刷されておらず、ただの「2018年」になっていたのだ。どうやらネット配信版では修正されたようなのだ。元々当方は細かいことを気にしない性格ではあるが、ギミックそのものが改変されているのなら当然気付くはずもない。

 なぜ余計な改変をしたのか理解に苦しむ。ちなみに通常版もディレクターズカット版も同様の改変が見られた。それなら2パターンを配信する意味も無いではないか。せっかくParavi自体は魅力的なサービスなのだから、せめて重要なギミックだけは可能な限りTV放映版と同じにしていただきたい。多くの視聴者は本編を観た後にSNSで感想や考察を共有し合うまでがセットなのだから。

(#28:1195字)


◎小野と芋子(11)ドラマ『中学聖日記』5話まで(中学生編)の感想を今更語る

2019-01-03 13:48:55 | 小野と芋子

TBSドラマ『中学聖日記』ディレクターズカット版がParaviで配信中>

 

芋子「テレビドラマはネット配信で観るに限ります」

小野「新年早々何を言いだすのだ。てか三が日くらい家でゆっくりさせてくれよ。何で俺等だけ学校に来ているんだよ

芋子「忙しい現代人は、平日のプライムタイムに1時間の番組を毎週欠かさず観続ける暇など無いのです」

小野「ドラマの放送中はTwitterが盛り上がるから、世間的にはそうでもないと思うが」

芋子「それでも私には合わないのです。休日を使ってネット配信で一気観するのが一番効率が良いと思います」

小野「早い話が、Paraviで『中学聖日記』を1話から5話まで一気観したから、感想を語りたいということだな」

芋子「さすが先輩、話が早くて助かります。Paraviは登録した最初の月は無料なので、TBSの連続ドラマを無料で一気観することも可能です」

小野「1月末に解約し忘れて料金が発生して泣くところまで見えた」



<教師と生徒の禁断の愛>

芋子「ドラマ『中学聖日記』は、かわかみじゅんこの漫画を原作とした、中学3年生の少年・黒岩晶と25歳の新人女性教師・末永聖による11歳差の純情ラブストーリーで、2018年10月から12月までTBSで放送されていました」

小野「5話までが中学生編(2015年)、6話以降が高校生編(2018年)となっているので、一旦区切りの付いた5話までについて語ろうと言うわけか」

芋子「そしてこの原稿は『中学聖日記』に強い刺激を受けた当方128さんが、現在放送中の『バンドリ24時間マラソン』を観て気持ちを落ち着かせながら書いています」

小野「女子同士だと安心できて良いな。ってそれはどうでもいい」

芋子「5話まで観ると、教師と生徒の禁断の愛と、それを止めようとする周囲の登場人物の心情が見えてきて面白くなってきました」

小野「教師と生徒の恋愛は確かに条例にも抵触するレベルでやってはならないことなんだけど、止めようとする周囲の人物の心情を考えると、実は禁断の愛が主題でも無かったりするところが面白いんだよ」

芋子「どういう意味ですか?」

小野「では登場人物の心情を一人ずつ検証してみよう」


<黒岩昌(岡田健史)の心情>

芋子「まずは男子生徒・黒岩君。まあ全ての元凶の元凶の元凶ですね」

小野「彼はただ人を好きになっただけで、それがたまたま担任の教師だっただけのことなんだけどね」


<末永聖(すえなが ひじり)(有村架純)の心情>

芋子「ヒロイン・聖先生は、遠距離恋愛の婚約者が居てプロポーズされたにも関わらず、黒岩君に振り回されていくうちに、いつしか彼のことを好きになってしまいます」

小野「ここまでは特に語ることも無い。強いて言うなら、有村架純ちゃんをいじめる奴は全員許さない

芋子「有村架純じゃなくて末永聖として見て下さい」


<川合勝太郎(町田啓太)の心情>

小野「ここからが本題だ。禁断の愛を止めようとする人物の心情に迫っていこう」

芋子「まず何といっても勝太郎。聖先生の婚約者です。彼が聖先生の禁断愛を止めようとするのは婚約者として至極当然のことです」

小野「つまりそれは婚約者だからであって、禁断の愛そのものを否定しているわけじゃないんだよね」

芋子「ああ、そういうことにもなりますか」


<岩崎るな(小野莉奈)の心情>

小野「誰だっけ?」

芋子「黒岩君に片想いを抱く女子生徒です」

小野「ああビッチか。彼女は黒岩の母親にまで訴えたりと必死だったね。でも禁断の愛に対する否定よりは、単に自分が黒岩を好きだから止めていると考えるのが自然だよね」


<黒岩愛子(夏川結衣)の心情>

芋子「黒岩君の母親です。5話でついに、自分も不倫という禁断の愛に手を出し、父親と離婚、どうにも出来なくなった過去を持つことが明らかになった」

小野「息子の恋愛を応援できなかったのは、相手が教師だからというよりは、自分みたいにならぬよう立派に育って欲しいという想いからかもしれない」


<原口律(吉田羊)の心情>

小野「続いて吉田羊の演技力が光る原口さん。勝太郎の上司である」

芋子「彼女は事ある毎に勝太郎に恋愛に関する正論の助言を与え、惑わします」

小野「次第に勝太郎のことを好きになっていくので、聖先生と黒岩君の恋愛をまんざら否定しているわけでもない立場といえる」


<塩谷三千代(夏木マリ)の心情>

芋子「最後はネチネチ言ってくる教頭先生」

小野「彼女だけが唯一、教育者かつ中立の立場で純粋に『教師と生徒の禁断愛』を否定していたことになる。先に挙げた他の人たちは皆、自分の感情と欲望に基づいて止めようとしているだけだ

芋子「なるほど。そう考えると面白い。単に教師と生徒の禁断の愛だけが主題というわけでも無い、実に奥の深い物語なのかもしれません」

小野「そして5話の終盤で3年が経過し、黒岩君も高校3年生になり、法的にも結婚可能な歳になったわけだが、果たして物語はどう動くのか」

芋子「それではまた、最終話まで視聴してからお会いしましょう」

 


◎東京シャープストーリー(第4話)

2018-11-13 18:27:37 | 東京シャープストーリー

※読む順番
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話第2話最終話

◎東京シャープストーリー(序章第1話第2話第3話

===

 

【第四部:飲み会断られちゃった】

 新たな登場人物は、還暦を超える女性スタッフ。名前は……アラシックスとでもしておこう。前回の70歳とは違い、この女性はシャープの味方である。

(アラシックス)「あんた何? 女性恐怖症なの?」

(僕)「うーん……そんな時期もありました」

(シャープ)「なんか、裏切られたことでもあるの?」

(僕)「そうですね……もう6年も前のことですけど」

 職場の休憩室に3人だけ。僕は忘れもしない、黒髪セミロング眼鏡っ娘、通称KSMの話をした。
(関連記事:◎薔薇色への架け橋(第3話)

(僕)「連絡先も教えてくれないなら、あの笑顔は何だったのかっていう」

(シャープ)「いやそれ、裏切られたんじゃ無いでしょw」

(アラシックス)「勝手に思い込んでいただけじゃん」

 僕の失敗談で、その場は異様なまでの盛り上がりを見せていた。
 そして数日後。

(アラシックス)「アンタの悩み、もっと聞いてあげるわよ。今度さ、飲みに行かない?

(僕)「えっ?」

(アラシックス)「シャープさんも呼んで、三人で

 三人――この三人なら、飲んでみたいと思った。あの日盛り上がった三人。敵が存在しない、人間関係に悩むことも無い、秘密を共有し合える“特別な三人”なら。
 しかし、

(アラシックス)「じゃあシャープさんも誘ってみるね」

 その2週間後。

(僕)「飲み会の件、シャープさんは何て言っていました?」

(アラシックス)「なんか返事を曖昧にされて、それ以後何も言ってこないの」

 まさかのシャープが乗り気でない状態。友人に相談したら、その場でメッセージを送って聞いてみることを薦められた。

(LINE)『お疲れ様です。夜分に失礼します。以前話に出たアラシックスさん含めての3人での飲みの件ですが、もし本当にやるなら、これから年末で忙しくなるので日程を早めに決めたいと思うのですが、シャープさん的にはOKですか?』

 程なくして既読にはなったが、返信が来たのは21時間後のことだった。

『その話まだ生きてたの!?
 おばちゃん二人なんかと飲んでどうすんの?』

 たった二行、それだけの返信。

(友人A)「お前……たぶん嫌われているよ

 嘘だ。僕のことを何度も面白いと言ってくれた。何度も笑顔を見せてくれた。
 LINEにおけるシャープが別人格のようにそっけない態度を取るのは今回だけではなかったが、それを差し引いてもこの文章はとても信じ難い、信じられない、信じたくない表現だった。
 そもそも、シャープとの飲み会が実現不可能になっただけでもショックは大きい。僕は来年の春に職場を異動になるかもしれない。シャープとの残された時間は僅か。それなのに、飲み会をたった一度開くことすら許されないのか。


 翌日の職場。僕はシャープに何も話さないつもりでいた。しかし、

(シャープ)「あれ誤解しないでね。別に僕さんが嫌とかじゃないからね。色々あってね……」

 シャープのほうから話しかけてきた。その言葉が救いだった。

(友人A)「いやそれも嘘かもしれないじゃん」

 確かにそうだ。その可能性もゼロではない。
 それでも僕はシャープの言葉を信じ、コミュニケーションを辞めなかった。やはり何度も笑ってくれた。あの二行のメッセージさえ無ければ、僕とシャープの関係には何の変化も無かった。

 幸いにも僕はモデル、メガネ、チョコ棒の三人の女性とも定期的にコミュニケーションを取ることで、悲しみを少しは和らげることが出来た。それでもシャープが僕のことをどう思っているのか、ずっと気がかりでいるのだ。

 例えば『シャープが嫌っているのはアラシックスのほう』だとか『もし70歳にバレたら話がややこしくなるから』とか、仮説はいくらでも立てられる。しかし、立証する術が無い。嘘発見器でも使わない限り、シャープに聞いたところで真実を教えてくれる確証は無いからである。
 この問題の真相を解き明かせる日は、果たして来るのだろうか。

(一旦Fin.)

 

※2019.9.18追記:ようやく続きを書きました→第5話


◎東京シャープストーリー(第3話)

2018-11-13 17:22:02 | 東京シャープストーリー

※読む順番
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話第2話最終話

◎東京シャープストーリー(序章第1話第2話

===


【第三部:事件起きちゃった】

 8月21日、事件は起きた。シャープと70歳女性スタッフが口論。真面目で勤務能力も高いシャープを良く思わない女性スタッフが最低一人は居た。女性同士の人間関係の複雑さ、やりにくさは男性のそれを凌駕するものだと聞いたことはあるが、まさかここまでとは。

(僕)「今日の出来事について、僕なりに考えたことなんですけど、かくかくしかじか」

(シャープ)「うーん、そういうことじゃないんだよなあ」

 僕はシャープの助けになりたい、ただそれだけだった。

(僕)「いつでも泣いて良いんですよ。僕の胸はいつでも空いていますから

(シャープ)「使いませんよw」

 この頃から僕は真面目キャラのみならず、ちょっとした変態キャラも晒すようになっていた。真面目キャラがいつ飽きられるか分からないし、次の一手を模索していたのだ。
 しかし、そんな冗談を言っている場合では無かった。

(シャープ)「僕さんも早く次のステップに進めるように頑張ってね、10月15日までに」

(僕)「えっ!?」

 毎月15日は締日。そして10月のそれは半期に一度の契約更新日であることも意味する。
 そんな日を指定してきたシャープの真意とは、まさか――

(僕)「辞めてしまうかもしれません」

 9月のある日、部門マネージャーと店長に相談した。

(店長)「確かにシャープさんが居なくなると店としても困る」

(僕)「ハイ。とても寂しくなります」

(店長)「それはあなたの感情でしょう。そうじゃなくて店の戦力が居なくなることが問題なの」

 僕の話を聞いた店長は、シャープに何らかの話をした。その結果、シャープは10月16日以降も仕事を続けてくれることになり、今に至る。
 最悪の事態こそ免れたが、シャープが今後いつ辞めてもおかしくない現状に変わりは無かった。

 シャープは何も悪くないのに、何故たった一人で苦しまなければならないのか。

(僕)「シャープさんの良いところは笑顔だと思います。だから笑って下さい。そうすれば、みんなも笑顔になってくれると思います。憎しみをこれ以上生み出さない為にも」

(シャープ)「あのね、彼氏は私のこと全部好きって言ってくれるのw」

(僕)「!!!」

(シャープ)「だから大丈夫よ」

(つづく)


◎東京シャープストーリー(第2話)

2018-11-13 16:43:27 | 東京シャープストーリー

※読む順番
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話第2話最終話

◎東京シャープストーリー(序章第1話

===

【第二部:プレゼントあげちゃった】

 2018年3月。ホワイトデーを間近に控えたある日、僕は最初のプレゼントをシャープに渡した。

(僕)「あの、この間のお土産のお返しです」

(シャープ)「いやいいのに。ありがとう」

 小田急百貨店で見つけたおしゃれな入浴剤

(僕)「あの時、誕生日(2/12)とバレンタインのプレゼントを同時に貰ったような気がして(※偶然)とても嬉しかったので、どうしてもお返しがしたかったんです」

 その後の会話の流れでシャープの誕生日も聞き出すことに成功。しかし、


――4月30日――


 その日は2ヶ月もしないうちに訪れる。友人に相談したが、無理にプレゼントを渡す必要は無いのではないかと言われた。

 しかし、意中の相手の一年に一度しか訪れない大切な日を、果たしてスルーして良いものなのか。

(友人A)「そもそもお前の選ぶセンスもなあ……入浴剤って、肌に合わなかったらどうするんだよ」

 事実、それをシャープが浴槽に入れてくれたのは、渡してから一ヶ月弱も先のことだったという。

 その後も悩み続け、4月29日を迎えた。もう時間が無い。苦肉の策として、僕は友人とロフトに行き、プレゼントを選んでもらった。

(シャープ)「わあ素敵! 彼氏が喜びそう」

 翌日の職場。一輪の造花を受け取ったシャープの第一声には、無常にも“彼氏”の2文字が含まれていた。

 僕は悟った。例え人生を賭けて力を尽くしたとしても、シャープの彼氏に勝てる日は永遠に来ないのだと。

(つづく)


◎東京シャープストーリー(第1話)

2018-11-13 15:54:09 | 東京シャープストーリー

※物語の本当の始まりは以下の記事をお読み下さい。
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話第2話最終話

東京シャープストーリー(序章)

===

【第一部:ブログ教えちゃった】

【2017年11月13日の日記(抜粋)】
 つい2週間前まで謎多きキャリアウーマンだったシャープさんのことが少しずつ解明されるカタルシスが、もっと様々なことを知りたい気持ちにしてくれる。31年間コミュニケーションに恐怖を覚え続けてきたはずなのに、今はシャープさんと一秒でも長く会話を交わしたい自分が居る。尊敬か憧れか、あるいはそれ以上の感情を抱いているのかもしれない。


 それから3ヶ月が経過。僕はTwitterにシャープへの想いを綴るようになっていた。

 

<2018年2月7日>


<2月11日>

<2月12日>

<2月20日>

 そのうち不幸が訪れるのではないかと不安になる……

 

(つづく)

 

※シャープが当ブログの定期的な読者になっていただけなかったこと、また更新を半年以上放置したことで読まれなくなる確率が更に高まっていることから、当ブログでシャープのことを再び扱うことにしました。

ちなみに、2月に削除した複数の記事は全て復活させており、閲覧可能になっています。


◎東京シャープストーリー(序章)

2018-11-13 14:48:14 | 東京シャープストーリー

(古賀朋絵)「(学校を)休んだら皆の話についていけなくなるもん」

(梓川咲太)「一日くらいで?」

(古賀)「その一日が命取りなの! (中略)先輩がおかしいんだよ。皆に変な目で見られたり、笑いものにされたりして、どうして平気なの?」

(梓川)「別に、全人類に好かれる為に生きているわけじゃないし」

(古賀)「私は皆に好かれたい。てか、嫌われたくない」

(『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』アニメ版5話より)


 同性の友人と話題や流行、面白いものなど、その全てを共有することで安堵してしまうのが今時の女子高生なのだろうか。周囲に合わせることの是非はともかく、『皆に嫌われたくない』というのはJKに限らず多くのホモサピエンスが思っていることだろう。僕も一応はその一人でいるつもりだが、不器用ゆえにそれが上手くいかない。だからこそ、今の状況に戸惑いすら覚える。


===


<2人目の女性:モデル(仮名/23歳)>

(男性スタッフ)「俺もアニメ観ますよ」

(僕)「えっ、じゃあ『サンシャイン』とか?」

(男性スタッフ)「サンシャイン!?」

(モデル)「wwwww」

(男性スタッフ)「え、サンシャインって何ですか?」

(モデル)「ラブライブのことでしょ?」

(僕)「は、ハイ……」

 その女性は、まるでモデルのように背が高く、痩せ細っていた。

(モデル)「セブンイレブンでラブライブのノート貰えるキャンペーンやっていますよ」

(僕)「え、ま、マジですか」

(モデル)「大好きな曜ちゃん貰えますよ」

(僕)「は、ハイ……帰りに寄ってみます」

 パリピと童貞。『ラブライブ!サンシャイン!!』が相反する二人を会話させるに至った。時の経過と共にラブライブ以外の話もするようになった。彼女とは合わない、嫌われるのも時間の問題だと思っていた頃が嘘のようである。


===


<3人目の女性:メガネ(仮名/26歳)>

(メガネ)「私なんてもうお婆さんですよw」

(僕)「いやいやいやそんなことないですよ(慌)」

 彼女はいつも黒渕のメガネをかけている。

(メガネ)「どんどん輝きも失われていくものでして、どうなっちゃうんですかねw」

(僕)「でも5年も付き合い続けているのはスゴイと思いますよ」

(メガネ)「いやー、別れるかもしれないですよ?w」

 既に恋人の居る女性は大概優しい。ちなみにモデルにも彼氏が居る。そして僕も、そのような女性相手のほうが不思議と気兼ねなく会話を交わせる。


===


<4人目の女性:チョコ棒(仮名/21歳)>

(チョコ棒)「いつも遅くまでお疲れ様です。良かったらこれ食べて下さい」

(僕)「え、いいんですか?」

(チョコ棒)「どうぞ」

(僕)「あ、ありがとうございます……」

 彼女から貰ったチョコ棒は、これまで食べたチョコ棒の中で一番美味しかった。

(チョコ棒)「明日休みなんですか?」

(僕)「ハイ、お休みを頂いております」

(チョコ棒)「寂しいです……」

(僕)「……来ます!」

 僕は、10年以上も年下の女性とすら、普通に会話を交わすようになっていた。


===


 入社当初に比べればかなり進歩している当方128のコミュニケーション。しかし、本当は自分のことをどう思っているのか、常に不安でいる。僕は嫌われたくないと思っていながらも、素やボロを出してしまうことが人並み以上に多いからである。真面目キャラ故に発せられる独特の言葉や言い回しで笑ってくれることが救いだった。笑顔だけは信じていたい……。

 そして、どの若い女性と話している時も、僕より8個も年上の女性の存在を、片時とも忘れることは無かった。


<1人目の女性:シャープ(仮名/40歳)>

 

(つづく)


◎500円のホットプレートで焼きそばを作ってみた

2018-05-10 13:13:45 | 普通という名の幸福

常識を覆す安価の商品を多く取り揃えているリサイクルショップを通勤の沿線で発見し、

ホットプレートを500円で購入(家電量販店で新品を購入する場合2,000円以上はかかる)。

実は3段カラーボックス(150円)(イメージ図)も併せて購入し、その2つを一人で運んで電車に乗って持ち帰ったので大いに苦労した。

 

そして、予てより抱いていた「大人数分の焼きそばを豪快に作ってみたい」というささやかな願いを叶える時が来た。

まずは材料を用意。具はキャベツと鶏皮だけのシンプルなものにした。3人分だが、材料費は全部合わせても300円ちょいである。

 

まず材料を切る。

 

ホットプレートを最高の200℃に設定し、しっかり温めた後に油を敷き、キッチンペーパーで伸ばす。

 

鶏皮とキャベツを炒める。キャベツ(1/2玉)は70円の割にはかなり多めで、飲食店やスーパーの惣菜では到底実現不可能な量であろう。

 

いよいよ麺を投入。水も入れる。

 

水が無くなる頃に添付の粉末ソースを加えて混ぜ合わせる。

この完成に近付く頃が、作業をしていて少し楽しくなる。

 

これを2日かけて一人で美味しくいただいた。

 

 

たまには豪快に作る料理も良いものである。

やってみたいと思ったアナタ、今すぐリサイクルショップへGO!(そっちかよ)



<関連記事>◎1食50円の「もやしだけ焼そば」を作ってみた

 


◎小野と芋子(10)伝説の番組『ウリナリ』と「ポケビ」について今さら語る

2018-03-21 04:04:30 | 小野と芋子

 

芋子「“お笑いバラエティー番組”として長きにわたり放送された『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』が共に3月に終了します」

小野「企画を固定せず、ロケやトーク、コントなど色々なことに挑戦してただただ面白いものを作っていくのが“お笑いバラエティー番組”。昔は『リンカーン』『SMAP×SMAP』など、もっとあったんだけどね」

芋子「この春からゴールデン枠に企画やコンセプトを固定しない番組は『DASH』と『ぐるナイ』くらいしか無くなるでしょうね」

小野「そんな“お笑いバラエティー番組”だけど、16年前(2002年)まで放送されていた伝説の番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』をご存知だろうか」

芋子「ご存知も何も、私たちが生まれる前なんですけどね」※二人とも高校生です。

小野「文字通りウンナンを始め、よゐこ、キャイ~ン、K2(勝俣州和・堀部圭亮)、そして数名の女性陣をレギュラーとして、主に難しいことに挑戦する企画をメインにしてきた番組だ」

芋子「有名なのは『社交ダンス部』ですね。コントもやっていましたけど、やはりこの番組は“挑戦系”の企画のイメージが強いです。週2回の収録に加え、他の仕事の合間や深夜にも練習したりしていて、拘束時間はとんでもない長さだったと思います」

小野「今なら確実に労基法違反で訴えられる(笑)。それはさておき、今回語りたいのは『ポケットビスケッツ』、通称ポケビについてだ」


<伝説のユニット、ポケットビスケッツ>

芋子「ウッチャン、ウド鈴木、そして千秋の3人で構成された、番組から誕生した音楽ユニットですね。1995年から2000年まで、ウリナリの一つの企画として放送されていました」

小野「『Yellow Yellow Happy』を始め、シングルCDのミリオンヒットを3作も出し、紅白出場も果たすという、番組の企画としてはあまりにも大きすぎる功績を残した伝説のユニットでもある」

芋子「ポケビの全盛期は番組の視聴率も毎週20%を超えるなど絶好調でした。まあ『伊東家の食卓』が28%も取るような“視聴率バブル期”でもありましたけどね」


<ポケビの活動を終了させた謎>

小野「今回は、そんな『ポケビ』が人気絶頂の最中、突然終わらせてしまったのは何故か、考えてみようではないか」

芋子「千秋がポケビを卒業し、ユニットも実質活動休止状態になったのは2000年3月。今思うと、ポケビの終了が番組の寿命を縮める一因になっていたのかもしれません」

小野「その2000年春以降から番組は迷走を始め、翌年には千秋が番組そのものを降板、よゐこなど一部芸人も降板となり、末期は泥だんごを作るなどしてお茶を濁し、2002年3月にウリナリという番組は終焉を迎えることとなった」

芋子「果たして人気絶頂だったポケビを終わらせる必要はあったのでしょうか」


<まずはポケビ終了までの流れを振り返る>

※参考動画:2000年1月の話し合い

 

小野「ポケビは2000年1月に『千秋をソロデビューさせるか否か』の話し合いを行い、千秋のソロデビューとポケビ卒業が決定された。その後は毎週のように思い出の地を巡るロケを行い、最後に訪れたのが1997年12月にライブを行った日本武道館。そこでテル(ウッチャン)の口から『千秋のソロデビューライブ会場として武道館を押さえた』ことが告げられるも、千秋は拒否。武道館はキャンセルされ、3月12日の昼に小さなライブハウスでライブを開催。そしてそれが終わった後、事態は急変する」

芋子「ライブ後の打ち上げにウドが現れ、千秋をリムジンに乗せてある場所へ連れて行きます。アイマスクとヘッドホンを装着させられた千秋は車を降り、手を引くウドと共にゆっくり歩いていきます。そしてアイマスクを取った先に見えた光景は、『Yellow Yellow Happy』を大合唱する1万人の観客と、左右に振られる1万枚の黄色いハンカチでした。そこはなんと武道館だったのです」

小野「武道館を再度押さえ、ポケビのシークレットライブ(事実上のラストライブ)に変更して開催したわけだ。これを千秋と視聴者には完全に秘密にしていたのだから、サプライズ企画としてここまで衝撃で嬉しいものはなかなか無いよ」

芋子「1万人の観客には当選ハガキに『みんなには内緒だよっ☆』と書くだけで、本当に彼等だけの秘密に出来ちゃったわけですから、良い時代でしたね。今ならハガキの画像がTwitterで拡散されて、千秋や他の視聴者にも即バレでしたでしょうね」

小野「この模様は3月24日に『運命のライブ 涙の鳥肌総立ちSP』として放送された。タイトルからして物凄いハードルを上げているけど、確かに番組の企画としてはとても完成度の高い出来になっていたと思うよ」

芋子「最後に武道館だったことが明かされる瞬間は、私も観ていて鳥肌が立ちました。まだ生まれていませんけど

 

※参考動画:運命のライブ 涙の鳥肌総立ちSP

 


<ある程度のヤラセもあったウリナリ>

小野「ただ、もう何となく気付いていると思うけど、ある程度のヤラセが無いとこのサプライズ企画は成立しない

芋子「テルやウドはもちろん、ターゲットの千秋にも当日の動きや台詞の書かれた台本があって、その通りに動いてもらわないと上手くいかないですからね」

小野「それでも千秋には武道館ライブの存在だけは本当に秘密にしていたと信じたいけどね。このポケビ武道館シークレットライブの企画は、その後のウリナリという番組において、総集編などでも一度も振り返られることは無かった」

芋子「番組としても黒歴史扱いなのでしょうか。私は良い企画だったと思いますけどね」


<考えられるポケビ終了の3つの理由>

小野「では本題だ。この企画自体は感動ものだったが、そもそも番組の寿命を縮めてまで、最後の武道館ライブに5万人の応募を集めるほど集客力のあったポケビを終わらせる必要はあったのか」

芋子「その理由について考えるわけですね」

小野「本当の答えは日本テレビに問い合わせるしか無いのだろうけど、僕なりにいくつかの理由を考察してみた。まず1つ目は『レコード会社の意向』だ」

芋子「千秋をソロデビューさせたい思惑があったわけですね」

小野「あくまで予想だけどね。当時のポケビの人気から考えても、千秋のソロで売れる勝算はあったと思うよ。ちなみに2000年1月の話し合いではテルが『ソロもやってポケビもやるのは不可能』と明言していたが、これも不自然な発言だったと思う。千秋のソロと並行してポケビのCDも出し続ければ、どちらもそれなりに売れていたはず。これについてもレコード会社に何らかの思惑があったと考えるのが自然だろう」

芋子「結局、千秋のソロ歌手としての活動は僅か2年。シングル4枚、アルバム2枚を出すのみに止まりました」


<番組の視聴率が低下していた?>

小野「考えられる2つ目の理由は『視聴率』

芋子「番組の企画である以上、視聴率が取れなくなれば終了せざるを得ないですよね」

小野「当時の視聴率データを見つけることは出来なかったけど、ポケビ末期の2000年ですら、最低でも12%は確実に超えていたと思うけどね」

芋子「当時の日テレは毎年のように視聴率三冠王を獲得するほどの独走状態で、『ゴールデンで12%取れない番組は打ち切る』方針がありましたからね」

小野「今なら8~9%でも存続できるんだけどね。厳しい時代だったね」


<ビジネスとして成り立たなくなった?>

芋子「予想される3つ目の理由は何ですか?」

小野「『ビジネスとして成立しなくなったから終わらせた』という可能性だ。実はポケビのライブは全て番組の予算内で行い、視聴者を毎回無料で招待していた」

芋子「えっ、武道館も無料ですか!? どこにそんなお金が」

小野「当時のテレビ局は金があったんだよ。バラエティー番組に湯水の如く金をかけられた。しかもCDやビデオなどをたくさん売って利益を出していたからね」

芋子「となると、CDをたくさん売らないと赤字になってしまいますね」

小野「ここで考えるべきは、ポケビを終わらせる構想はいつ頃からあったかということ。これは最後の武道館ライブがヒントになる。表向きは2000年1月の話し合いにて千秋の卒業は決まったとされているけど、常識的に考えて武道館を押さえたのはもっと前、まあ開催の半年以上は前だと考えたほうが良いよね」

芋子「つまり1999年10月以前にはポケビの存亡に関する議題が上がっていた」

小野「6thシングル『Days』を発売したのは1999年7月だから、これの売上が決定打となったのかもしれない。ちなみに累計売上は約45万枚と、前作『Power』の半分以下となってしまった」

芋子「えっ、もしかして『Power』もミリオン達成していたのですか!?」

小野「そうなんだよね。『Power』も良い曲だけど、『Yellow Yellow Happy』ほどは世間に浸透していない。それでも100万枚売っちゃうんだから、今では信じられない時代だったよ」

芋子「『Days』の45万枚は、数字だけを見ると売れすぎというくらい売れていますけど、CDの単価が500円だったことを考えると、そんなに利益は出せなかったのかもしれませんね」

小野「このままではライブを無料で招待とか出来なくなる。ビジネスモデルとして成り立たなくなったと考えても無理はないだろう。まあファンの数はとても多かったから、仮に有料にしても応募は殺到していたと思うけどね」


<お笑いバラエティー番組の復活を望む>

芋子「ここまで考えると、ポケビを終わらせてしまったのは仕方の無いことだったのかもしれません。しかし、結果的にその2年後にはウリナリという番組自体が打ち切りとなってしまいました」

小野「本当、ウリナリって毎週楽しみにしていた番組だったよ、まだ生まれていなかったけど。金曜の夜8時を待つのが楽しみで仕方が無かった。そんなワクワクするような番組って本当に無くなったよね」

芋子「コンセプトを固定しないお笑いバラエティー番組は、ゴールデンに1つや2つはあっても良いと思います。『DASH』と『ぐるナイ』にはこれからも頑張っていただきたいです」

小野「ぐるナイはゴチ以外の企画をもっと増やして欲しいけどね。でもやっぱり、どの局でも良いからゴールデンに新番組としてお笑いバラエティー番組を立ち上げて欲しいよ。僕の記憶では2012年の『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』が、クイズでもグルメでも無い純粋なお笑いバラエティーとしては最後の新番組だったんじゃないかな。もう5年半も前だよ」

芋子「あとはコント番組ですね。これもゴールデンに1つくらいは欲しいです。NHKの『LIFE』を20時15分枠あたりに昇格させてみてはいかがでしょうか」

小野「それもウッチャンか。ウリナリ終了から16年、『笑う犬』から14年も経つのに、未だに当時のコント精神を忘れていないのは流石だと思うよ」