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78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎朝ドラを見慣れていないアニオタが『なつぞら』を視聴し続ける方法

2019-04-30 21:24:22 | 小野と芋子

芋子「今日は平成最後の日です。30年間ありがとうございました」

小野「まあ通過点に過ぎんがな」

芋子「ところで先輩。朝ドラを毎日観続けるのって大変ですよね」

小野「お前はいつも話が突然なんだよ。今更だけど」

芋子「おそらく朝ドラのメインターゲットはF2~F3層になるのでしょう。彼女達の多くは朝8時からの15分間、自宅に居ることが可能なので、毎日リアルタイム視聴をしているわけですが……」

小野「学生や社会人にとっては朝8時からの本放送も、12時45分からの再放送も、自宅に居ることはほぼ不可能だね」

芋子「BS放送を契約していれば、23時30分からの再放送を観ることは出来ますが、当然そんな裕福な家庭は限られます」

小野「あるいはレコーダーで毎日録画して、夜や休日に観れば良いわけだが、帯ドラマというものは油断をしているとすぐ録画が溜まってしまう」

(※そもそもブログの管理人の自宅は未だにVHS機器なので予約録画の操作も一苦労である)

芋子「そもそも朝ドラというものは学生や社会人には不向きなコンテンツなのかもしれません。それがアニオタであれば尚更です」

小野「TVアニメは週に一度の30分間だけ観ていれば良いのだからね。しかも朝ドラが2クールも続くのに対し、アニメの大半はその半分で終わる。アニメに慣れてしまった身体で朝ドラを視聴し続けることは決して容易な作業とは言えない



<アニオタが朝ドラに食いついた理由>

芋子「そんな感じで、アニオタにとって朝ドラへの馴染みは長らく薄いままでした。しかし、この4月よりスタートした朝ドラ『なつぞら』によって、その現象は覆されることになります」

小野「昭和中期、日本のアニメ業界草創期に、ヒロイン・奥原なつがアニメーターを目指す物語。しかも1話を観れば分かるが、なんと本編の一部にアニメを使用。その監修はスタジオジブリ出身という豪華さである」

芋子「これに多くのアニオタが食いついたわけですね」

小野「おまけにそのヒロインを演じるのが広瀬すずさんと来たものだ」

芋子「まあ広瀬さんはアニオタとあまり関係ないかもしれませんが、朝ドラ100作目にして平成と令和を跨ぐ記念すべき作品のヒロインとして超人気女優が起用されたわけですから、アニオタに限らず多くの国民が気になったはずです」



<しかし酪農の話が延々と続く……>

小野「というわけで少しずつ観て行って、ようやく12話くらいまで来たわけだが、正直に言わせていただくと、そんなに面白くないし、話の展開が遅すぎる

芋子「まあ遅いのは仕方ないにしても、放送初期は戦後の北海道の酪農の話が延々と続きます。アニオタからすれば『思っていたのと違う』と思った方も居るかもしれません」

小野「そりゃ半年間、150話も放送するわけだから、アニメーターの話だけで持つわけが無いからね。アニメへの興味を抱くきっかけとして今の展開があるのだろうけど」

芋子「ちなみに広瀬さん目的で観始めた方にとっても最初は苦痛です。彼女が本格的に登場するのは13話から。先輩が観ていた範囲だとまだ子役の段階ですね」

小野「この最初の2週間はね、内容的にも賛否両論だったと思うよ。ここから面白くなることに期待したい」



<オンデマンド視聴者の苦悩>

芋子「朝ドラはNHKオンデマンドの会員になればネットでも視聴できます」

小野「確かにこれは録画が面倒なVHS民にとっては便利なサービスだが、デメリットもある」

芋子「何ですか?」

小野「単純に単品購入すれば1話あたり108円、つまり150話で1万6,200円もかかってしまうが、『見逃し見放題パック』に加入すれば月額972円で全話観放題になる。半年かけてもたったの5,832円だ」

芋子「良いじゃないですか」

小野「ところが視聴期限があるんだよ。地上波で放送された日から2週間を過ぎた回を観るには更に1話あたり108円“課金”しなければならない謎システムになっている」

芋子「つまり、遅くとも放送日から2週間以内に観ておかないと金銭面で損をするわけですね」

小野「仕事をしながらそれを続けるのは簡単なことではないよ」

芋子「貴方まだ高校生ですよね?」



<意欲を持って朝ドラを視聴し続ける3つの方法>

小野「普通に働いているアニオタは、録画にしろオンデマンドにしろ、とにかく視聴意欲を持ち続けないと朝ドラを観続けることなんて不可能だ」

芋子「何か良い方法は無いでしょうか」

小野「僕なりに3つくらい方法を考えてみた」

芋子「では1つ目からどうぞ」



<1:卓上カレンダーをスタンプカードにする>

小野「これはオンデマンド視聴者には特に有効だ。まず100円ショップで卓上カレンダーと、何でも良いから小さめのスタンプを買ってくる。朝ドラを視聴したらカレンダーの、その回が放送された日にスタンプを押す」

芋子「夏休みのラジオ体操カードみたいですね」

小野「これで今日の日付と照らし合わせて、まだ観ていない回が放送日から2週間以上経過していないかを確認することが出来る。あとは単純にカレンダーがスタンプで埋め尽くされたら達成感を得られるよね」

芋子「幸いにも今期は4月1日から1話がスタートしているので分かりやすく、話数の把握も簡単ですね」



<2:Twitterで感想や考察を読む>

小野「2つ目はSNSを最大限に活用すること。各話のあらすじを簡潔にまとめてくれたり毎日感想や考察をツイートしてくれるアカウントを探してフォローしよう」

芋子「『ながら視聴』をする方も多いと思うのですが、いつの間にか話の内容が理解できなくなり、視聴断念に繋がる危険性もあります。なのでTwitterや5ちゃんねるをこまめにチェックすることはとても重要です」

小野「とにかく一人で観ようと思わないことだ。朝ドラ仲間はネット上に無限に存在するのだから」

芋子「あとは公式サイトの人物相関図を常に表示させながら観ましょう。これ地味に大事です」



<3:週末のダイジェスト放送を観る>

小野「そして3つ目。これは最終手段なのであまりオススメ出来ないけど、毎週日曜の午前11時から、その週の話を20分間にまとめた『なつぞら一週間』を放送しているので、それを観てしまうことだ」

芋子「え、そんな神番組があるのですか?」

小野「もっと言うと、同じく日曜の朝5時45分からと、夕方17時55分からの2回、『5分でなつぞら』が放送されている」

芋子「まさかの5分バージョン!? BSですか?」

小野「いや、どちらもNHK総合だ」

芋子「地上波とは太っ腹ですね! 5分とか20分だけ観ることなら誰にでも出来ますよ!」

小野「でもそれはあくまで、本放送をちゃんと観た上で、復習として使ったほうが良いと思うんだ。ダイジェスト放送だけを観て終わりにしたら、ちゃんと毎日15分間本放送を観ている視聴者にも失礼だし、何より巨額の制作費と構想から2年以上もの期間をかけて作っているスタッフの気持ちを考えれば邪道であることは言うまでもないよね」

芋子「確かにそうですね。ところで先輩、サムネ用の画像はどうしますか?」

小野「あのさあ、何度も言っているけど暇じゃないんだよこっちは! 明日の仕事の準備もあるし、報告書も書かなきゃならないし。寝る時間無くなっちゃうよ!」

芋子「だから貴方は高校生で今は休みですよね?」


◎『けものフレンズ2』イエイヌが見ていた1枚の絵から色々考察してみた

2019-04-05 17:51:32 | 小野と芋子

<↑NEXONアプリ版(後述)のストーリーをアニメ化した『ようこそジャパリパーク』は『あにてれ』で配信中!>

 

芋子「平成最後の大炎上アニメ『けものフレンズ2』、最終話(12話)が放送されました」

小野「多くの謎を放置、伏線回収を放棄した上に、細谷Pの意味深なツイート。これはもう3期だか劇場版だか知らないけど、続編を制作する気満々である」

芋子「しかし、最終話で続編を匂わせてからの円盤爆死でコンテンツの終焉を迎えたアニメが過去にどれほどあったことか。けもフレもそうなってしまう可能性は十二分にあります」

小野「だからある程度の謎は解き明かして欲しかったんだけどね」

芋子「そこで今回は、続編が制作されない最悪の事態を想定し、私たちが謎の一部を考察してみましょう」



<まさかのキュルルの謎放置>

小野「何よりも、2期の実質的な主人公であるキュルルの生い立ちについてを謎のままにしやがったことには憤りを覚える」

芋子「1話で謎の施設内、大きなカプセルのようなものの中で『長い間眠っていた』というキュルル。最初からスケッチブックと謎の筒状の物を持っていた理由も不明です」

 

 
小野「スケッチブックの絵を頼りに、キュルルが元々住んでいたという“おうち”を探すことが2期ストーリーの軸になっていたはずだった」

芋子「それらの謎が最終話を迎えても、ただの一つも明かされずに終わってしまう。果たしてそれで視聴者が納得するでしょうか」

小野「まずはここから考察しよう。まず10話でフウチョウコンビが『キュルルのおうちは最初から存在しないかも』あるいは『あったけど消されたかも』という旨の発言をした」



===

カンザシフウチョウ「おうちに帰ったところでどうなる?」

キュルル「あ……」

カタカケフウチョウ「そこには一体何があるのだ?」

キュルル「それは……そこには、僕にとって大事な、なんかすごく大切なものがあった……気がする……」

カンザシフウチョウ「実に曖昧な答えだな……」

キュルル「あまり、思い出せないんだ……」

カタカケフウチョウ「果たして本当にそうか?」

カンザシフウチョウ「元々そんな物、無いのかもしれんぞー?」

カタカケフウチョウ「あるいはあったが、消されたのかも……」

===


芋子「そして結局、おうちが見つからないまま最終話は終了しました」



<キュルルは漫画版時代のパークにも居た>

小野「おうちの謎については一旦置いておこう。そもそもキュルルとは一体何者なのか」

芋子「それに関しては少しだけヒントが出てきました」

小野「最終話Cパートの絵ね」




芋子「まずこの絵によって、キュルルはかつてジャパリパークが平常営業していた頃に、お客様として来園していた可能性が高くなります」

小野「ただ、皆さんご存知のとおり、パークが人間のお客様をお招きできるほど平和だったのは、はるか昔のことである」

芋子「ミライさんも描かれていることから、アニメ1期よりも更に前の時系列になりますね」

小野「ポイントはミライさんだけではなく、ある人間の女性も描かれていることだな」

芋子「菜々さんですね」



小野「少し髪が短いけど、着ている服の色から菜々さんで間違いないだろう」

芋子「菜々さんは漫画版『けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-』の主人公です。ネット上で一部の話が無料で読めますので、1話だけでも読んでみて下さい」

小野「菜々さんが居ることから、漫画版の時系列になる。漫画版はサービス終了したNEXONアプリ版よりも更に前(※1)なんだよね」


(※1:漫画版→NEXONアプリ版→アニメ1期→アニメ2期の順番です)


芋子「相当前じゃないですか」

小野「そもそもNEXONアプリ版からアニメ1期までに相当の時間が経過しているらしい(※2)からね」


(※2:その根拠は複数あるが、漫画版サーバルが『第1世代』、NEXONアプリ版が『第2世代』、そしてガイドブックでアニメ1期サーバルが『第?世代』と定義されていることからも、長い期間を経て世代交代を繰り返していることが分かる)



<キュルルコールドスリープ説>

芋子「そこで気になるのは、絵に描いてあるキュルルと、アニメ2期のそれに、大きな違いは見られないということです」

小野「多少の成長はしていると思うが、本当にヒトならアニメ2期の時点でとっくに大人になっていてもおかしくない」

芋子「でも明らかに大人ではないですよね」

小野「あの謎の施設で眠らされていたわけだが、コールドスリープみたいな方法で成長を止めていたのかもしれないね」

芋子「一体誰が何の目的でそれをしていたのか?」



<イエイヌの探し求めていたヒトは……>

小野「最終話Cパートの絵を見て思うことはもう一つある」

芋子「何ですか?」

小野「イエイヌが探偵を雇ってまで探し求めていたヒトは、やはりキュルルだったのではないかということ」

芋子「ああ、9話を観た限りでは、探しているのはキュルルじゃないと思っていましたけど、過去にもキュルルと会っていたとなると、そのキュルルにもう一度会いたいと思っても不思議ではありません」

小野「だとするなら、9話で示唆されていたとおり、キュルルのおうちは現在イエイヌの住んでいる家なのかもしれない」

芋子「もう一つ気になるのは、イエイヌのまわりにかつて何人も居たというヒトは何処へ消えたのでしょうか」

小野「やはり月なんじゃないかなあ」



===

イエイヌ「ここはずっと昔、何人ものヒトがいたんです。私も一緒によく遊んでいました。でも……ある日、みんないなくなってしまって……」



===



芋子「だとするなら、地球からも離れなければならないほど、漫画版のパークで何かが起きたことになりますが」

小野「この謎を考察する為に漫画版を購入しちゃったよ! iPhoneでもKindleを使えるなんて知らなかったよ!」

芋子「というわけで、全2巻しか無いので漫画版も最終話まであっさり読み終わったわけですが……」

小野「全く何も分からなかったよ!」

芋子「一応、公式ガイドブックによると、漫画版の時点でセルリアンは既に存在していたそうなのですが、漫画本編に明確な敵は一切登場しません。それどころか事件や災害を匂わせる不穏な描写すら皆無」

小野「当然だがキュルルも登場しない。繰り返すが、キュルルが漫画版の時代に居た根拠はアニメ2期の最後の絵だけである」

芋子「ちなみに漫画版のジャパリパークには普通に都市もあり、コンビニやケーキ屋など人間社会のインフラも多く存在します(ただし店員はフレンズ)」

小野「それが何かのヒントになるのかね……さっぱりわからん」



<『ヒトはビーストをコントロールしようとした』と『ヒトが月へ行った?』は関係あるのか>

小野「ここでアニメ2期の台詞を思い出してみよう。6話かばんの『ヒトはビーストをコントロールしようとしたけど無理だった』

芋子「パークにビーストが出現し、鎖を付けたのが漫画版の頃の話ということでしょうか」

小野「いや、漫画版は終始平和だったから、漫画版とNEXONアプリ版の間の出来事かな」

芋子「NEXONアプリ版サーバル(第2世代)誕生のきっかけとなったとされている『女王事件(セルリアン大発生事件)』と、同時期に起きたのかもしれません」





小野「うーん。ビースト=セルリアンなら分かりやすいんだけど、そうじゃないもんなあ」

芋子「女王事件とビースト出現により、菜々さんを含む多くのヒトは月に逃げ、ミライさんは残った。そしてNEXONアプリ版へと繋がる」

小野「駄目だ。やっぱり月に逃げる理由が分からないよ。地球内でもパークの外は平和なんだよね?」

芋子「そして漫画版の時点で存在していたはずのキュルルは月に行ったわけではなく、何故かコールドスリープされることになり、アニメ2期に繋がります」

小野「他メディアの情報も駆使したのに、結局ほとんどの謎は謎のままだった……」



<新アプリ『けものフレンズ3』で解明されるのか>

芋子「最後に、今年稼動予定の『けものフレンズ3』についてです」

小野「この『3』は、普通に考えればNEXON版→ブシモ版(ぱびりおん)に続き、アプリゲームとしての3作目だから『3』なんだろうけど、アニメ版『2』の続編という意味での『3』の意味も併せ持っている可能性もあると思うんだ」

芋子「ただ2作目の『ぱびりおん』が矛盾点が多すぎてパラレル説もあるくらいなので、『3』がパラレルだったとしても文句は言えません」

小野「いや、多くの謎を放置しやがった上にアニメ版の続編が(円盤の売上的な意味で)制作されない可能性もある以上、『3』は『2』と地続きであってほしいよね」

芋子「では『3』のストーリーモードで『2』の謎が解明される可能性もあると?」

小野「期待していますよ、SEGAさん」

 

<参考資料>

【けものフレンズ】漫画~アニメまでの出来事の時系列

 

<関連記事>

◎『けものフレンズ2』かばん登場のインパクトですっかり忘れられた5話の伏線

◎『けものフレンズ2』6話考察……サーバルが全ての記憶を取り戻すことを信じて

◎『けものフレンズ2』8話感想……同一個体説、別個体説、パラレル説のいずれも矛盾している。スタッフは本当に1期をちゃんと観たのか?

◎『けものフレンズ2』9話感想……カラカルの心情の変化や3人の絆の為に犠牲になったイエイヌ。もう少し何とかならなかったのか

◎『けものフレンズ2』10話感想……続きが気になる内容だったけど伏線の貼り方が雑


◎『足湯女子』を流行らせたい! 春休みは足湯カフェへ行こう

2019-03-21 16:21:59 | 小野と芋子

芋子「都内でも桜の開花が発表されたり、すっかり春ですねえ」

小野「春休みに入った学生も多いだろう。社会人も今日は祝日だ」

芋子「何が言いたいのですか?」

小野「世の女性の皆さん、足湯に入りに行きませんか?

芋子「湯布院の温泉施設経営者のツイートが炎上して間もない時にする話題では無いと思います」




小野「別に混浴風呂で『特大の魅力』を見たいと言っているのでは無い」

芋子「そのワードも使わないで下さい! いくらブログランキング4桁だからって、女性の読者も少しくらいは居る(と思う)のですよ」



<女性は適度な露出が丁度良い>

小野「僕が見たいのは、↓こんな感じの女性なんだよ」





芋子「先輩、これは?」

小野「声優・高田憂希さんが草津の足湯カフェに行った時のツイートだよ」

芋子「また声優ネタですか」

小野「声優というのもポイントなんだよ。このブログでは『声優はアイドルでは無い』と何度も力説してきたが、例えばアイドルはすぐ水着になるけど、声優は一部の限られた人しか水着にならない。ましてや温泉に入るとか、入浴シーンをOKしている声優事務所はゼロに近いんじゃないかな」


(※最近の事例として、3月9日放送のテレビ朝日『ゲンバの声がある』で女性声優(千本木彩花)とグラドルが女子ソロキャンパーをリポートし、キャンプ場近くの温泉に入るシーンがあったが、声優だけ湯船に漬からず服も一切脱がなかった)


芋子「つまり、女性声優は肌の露出を控えめにしがちということですね?」

小野「例え夏でも、私服のスカートはミディ丈かミモレ丈がほとんどだ。でもそれはとても健全で良いことだと思う」

芋子「まるでミニスカートが不健全みたいな言い方ですね」

小野「不健全とまでは言わないけど、例えば大学時代に毎日ミニスカートの女子学生が居たけど、そこまでやりすぎると、その女子の生足にありがたみを感じなくなってしまった。この年にもなると、適度な露出がちょうど良いと思えるようになる」

芋子「貴方まだ高校生ですよね? 設定上は」



<2019年版「奇跡の一枚」>

小野「で、↑の高田さんのツイート。2枚目の写真を見て欲しい。奇跡の一枚だ」

芋子「まあ足湯ですから、普通の温泉と違って、露出しているのは膝から下の部分だけですね」

小野「これくらいの露出がベストだし、足湯に入るという行為に適度なエロスも感じられる。声優としても温泉に入る(写真をUPする)ことは多分NGだから、これくらいが限界だったと思うんだけど、結果的に奇跡の写真が誕生したわけだ」

芋子「そう思っているのが当方さん(ブログの管理人)だけの可能性もありますよね?」

小野「共感してくれる男性が居ることを信じて、こうやってネットで発信しているのだ。わからないかなあ、この写真の良さ」

芋子「まあ私は女子なので」



<春は足湯にベストな季節!?>

小野「芋子もやってみて欲しい。足湯カフェに行って写真を撮り、SNSにUPして男性の反応を見てみるんだよ。僕の持論を証明させたい」

芋子「でも足湯って面倒そうなイメージがあるんですよね。高田さんの写真はたまたま足湯に入りやすそうな衣装を着ていたわけですが、タイツやストッキングを履いていれば脱がなければならないし、パンツスタイルなら裾を捲し上げる必要があります」

小野「だから暖かくなってきた今こそチャンスなんだよ。気温も上がって街ではミディ丈スカート、かつ生足を見せる女性も増えてきた。その格好なら靴と靴下を脱ぐだけで足湯に浸かれる」

芋子「なるほど。しかも普通の温泉と違って、メイクを落とす必要も無いですからね」

小野「良いところに気付いたね。すっぴんを見られたくないからと、女子同士で温泉に行くことを躊躇う女性も、足湯ならそんなにハードルは高くないんじゃ無いかな」

芋子「デートでも、普通の温泉だと男女別になってしまいますが、足湯ならいつまでも一緒です」

小野「足湯はいわば『健全な混浴』である」



<実は都内にもある足湯カフェ>

芋子「でも草津って遠いですよね。金欠の学生にはハードルが高いかもしれません。親の許可が取れない子も居そう」

小野「ところがすっとこどっこい。足湯カフェは都内にもあるんだよ。しかも上野や新宿、池袋といった大都会に」

芋子「そうだったんですね! 知らなかったです」

小野「都内だとオシャレな店も多いし、SNS映えもすると思うんだけどね。でもTwitterで『足湯女子』で検索してもあまり出てこない」

芋子「そりゃそんな言葉、流行っていませんから」

小野「だからこそ、この記事をきっかけに流行らせたいんだ。もし賛同していただける女性の方が居ましたら、今すぐ足湯カフェに行って写真を撮り、Twitterやインスタで『#足湯女子』を付けてツイートして下さい!」

芋子「………」

小野「新たなる女性の魅力がそこにあります!」

芋子「お、おう」

 

 

<関連記事>

◎春デート萌え服グランプリ


◎『けものフレンズ2』10話感想……続きが気になる内容だったけど伏線の貼り方が雑

2019-03-21 04:33:06 | 小野と芋子

 <けものフレンズ2 第4巻 [Blu-ray]

 

芋子「まさかの私たちの登場です」

小野「ブログの管理人(当方128)がとうとう1200字以内で感想を書くのを放棄したからな(『ほぼ週刊サンマイ新聞』カテゴリー)」

芋子「というわけで、当方さんに代わり、私たち2人でTVアニメ『けものフレンズ2』10話について語ります」

小野「執筆時間短縮の為に呼び出される俺たちの存在意義って……」


<イエイヌの今後は?>

芋子「まずは管理人のTwitter短評からどうぞ」

小野「『物語る亀』のパクリかよ」

 

芋子「なるほど。イエイヌといえば前回の9話で『主題(サーカラとキュルルの絆)を成立させる為に犠牲になった』悲劇のヒロインだったわけですが、10話で僅かながらも再登場」

小野「これが伏線だとすれば、今後彼女が救われる話が描かれる可能性は高いということか」

芋子「『あらゆる場所を旅してきたリョコウバトがヒトを見たことがない』『キュルルの家は存在しないかもしれない』という情報から、キュルルが家探しを諦めてイエイヌと共に暮らすENDに繋がる可能性も無くはないと思います」

小野「そうなれば、9話を批判した人たちも、少しは納得してくれるんじゃないかな」

芋子「それをハッピーエンドと呼べるかは疑問ですけどね」

小野「まあイエイヌについては保留だね。監督と脚本家を信じるしかない」


<10話に繋がる伏線はほとんど無かった>

芋子「続いて『伏線の貼り方が雑』についてです」

小野「10話から、ミミちゃん助手の台詞を一部起こしてみよう」


助手「竹林のほうではジャイアントパンダにそっくりなセルリアンにパンダたちが襲われ、はたまた砂漠では、チーターそっくりなセルリアンにチーターが追いかけられたとか」


芋子「ジャイアントパンダは2話、チーターは7話にそれぞれ出てきましたね」

小野「そこで発生したセルリアンは、フレンズにそっくりなそれでは無かったよね」

 

芋子「なるほど。ジャイアントパンダやチーターにそっくりなセルリアンを2話や7話でちゃんと登場させて、それを倒す過程も丁寧に描いて、そのセルリアンが強いことを示唆しておけば、10話にちゃんと繋がるわけですね」

小野「もっと言うと、2話は2期屈指の不評回、7話も『あの6話のあとに呑気にかけっこかよ』という感じだから、せめて伏線を貼って後から評価されるようにすべきだったよね。10話と何の関係もないなら2話と7話が駄作であることは覆されない」

芋子「10話単体で観れば『フレンズそっくりのぬいぐるみ』が『フレンズをコピーするセルリアン』を示唆していたことになりますから、ギミックとしては面白いんですけどね」

小野「残念ながら、10話で褒めるべき点はそこくらいかな」

 

(※補足……時系列的には「キュルルがスケブの絵にフレンズを描き足す→その絵をフレンズに渡す→それをコピーしたセルリアン登場」という順番で、2話や7話では描き足す前にセルリアンが登場してしまっているので、そのセルリアンを10話の伏線として登場させるのは難しいかもしれません。ただ、話の構成を工夫すれば不可能ではないと思います。例えば「セルリアンを登場させることなく問題が解決する(2話は遊具作り、7話はリレーを済ませる)→スケブの絵にフレンズを描き足す→セルリアン登場→倒してそっちも解決」の順番にするとか)

 


<真のラスボスは誰?>

芋子「最後はラスボスについてです」

小野「もしキュルルの描いた全員集合イラストをコピーしたセルリアンが現れたら最強すぎて誰も太刀打ち出来ないんじゃないかな」

芋子「一応それを阻止しようと、かばんと博士助手が動き出したようですが、最悪の事態は回避できないような気がします」

小野「そうなると相当な数のセルリアンが現れることになるね。最終話でこれまで登場したフレンズが全員集合、それぞれ自分をコピーしたセルリアンと戦う感じかな?」

芋子「ただ、最終話でフレンズが全員集合する熱い展開は1期で既にやっていますので、1期を超える演出になるかが評価の分かれ目になるでしょう」

小野「それを倒した後に大和セルリアンが真のラスボスになるのかな」

芋子「まだビーストも居ますよ」

小野「すっかり忘れていたよ。もうこれ風呂敷広げすぎだよね。あと2話できちんと畳めるのだろうか」

芋子「私は『続きは劇場版で!』とかでも大歓迎ですけどね」

 

 

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◎『けものフレンズ2』9話感想……カラカルの心情の変化や3人の絆の為に犠牲になったイエイヌ。もう少し何とかならなかったのか


◎『けものフレンズ2』9話感想……カラカルの心情の変化や3人の絆の為に犠牲になったイエイヌ。もう少し何とかならなかったのか

2019-03-12 12:46:30 | ほぼ週刊サンマイ新聞

 

<↑次回(10話)はいよいよゴクラク回!?(フウチョウコンビ)>

 

 TVアニメ『けものフレンズ2』の9話を観た。ネットはまたしても炎上したが、当方としては9話の内容は良いほうだと思っている。“カラカルの心情の変化”が1~9話を通して物語の主軸になっていると解釈したからである。1話の時点ではキュルルの「おうち」探しにそんなに乗り気ではなく、好奇心旺盛のサーバルに付き添う形でしかなかったカラカルが、9話ではキュルルを守る為にビーストと戦った。あてのない過酷な旅を続けていくうちに、キュルルとカラカル(、サーバル)の絆が深まっていたという、本来なら感動に値する話になる……はずだった。


 このように話の内容としては良かったが、問題点が2つある。

(1)カラカルの心情が変化する過程の描写が不足している
(2)この感動の為にイエイヌが大きな犠牲になった


 まず(1)について。一つ一つの過程の積み重ねを経て後半や終盤で感動に繋げるのがクール放送アニメの醍醐味でもあるが、9話で「キュルルを守る為に戦うカラカル」を感動として大成させるには、それまでの1~8話でカラカルの心情が少しずつ変化していく過程を丁寧に描写しなければならなかった。唯一4話でオオアルマジロとオオセンザンコウに対し「何者か知らないけど流石に勝手すぎるんじゃないの?」と文句を言ってキュルルを守ろうとする場面はあったが、本当にそこくらいで、他でのカラカルは特段目立つことも無くただのツッコミ役に徹しているだけだった。
 例えば3話で海に溺れるのがサーバルではなくカラカルで、それを助けるのをキュルルにするだけで、カラカルがキュルルを守りたいと思う理由が一つ増える。6~8話で毎回登場するセルリアンも、毎回サーバルのワンパンで済ませずに、1回くらいはキュルルとカラカルが協力して倒す場面があっても良かったかもしれない。このように8話までに一つ一つの過程を積み重ね、9話でそれらを回想シーンとして入れることで、より視聴者を感動させることが出来たはずなのだ。


 次に(2)であるが、イエイヌは自分の家から居なくなった“ヒト”を探しており、キュルルが来たことで当初は大喜びしていたが、ビーストが近くに潜んでいることを急いでサーカラの元に知らせに行くキュルル、そしてキュルルを守ろうと戦うサーカラ、その3人の絆を見て、「自分の探しているヒトはキュルルではない」ことを察し、自ら身を引いたわけだが、主題が3人の絆(特にキュルルとカラカルの絆)に終始してしまったせいで、キュルルを守る為に傷だらけになったイエイヌを手当もせず放置してしまう結果になってしまったのだ。尺の都合など色々事情はあったとは思うが、イヌを飼っている視聴者を敵に回してしまい炎上に繋がることは容易に想像できたはずだ。

 一つの主題を成立させる為に誰かを犠牲にしてきたのは9話だけではない。もう手遅れだが、2期は全体的に脚本に問題があることをスタッフは自覚すべきである。

(#34:1197字)

 

<関連記事>

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◎『けものフレンズ2』6話考察……サーバルが全ての記憶を取り戻すことを信じて

◎『けものフレンズ2』8話感想……同一個体説、別個体説、パラレル説のいずれも矛盾している。スタッフは本当に1期をちゃんと観たのか?

 


◎『けものフレンズ2』8話感想……同一個体説、別個体説、パラレル説のいずれも矛盾している。スタッフは本当に1期をちゃんと観たのか?

2019-03-08 21:58:41 | ほぼ週刊サンマイ新聞

 ペパプ・イン・ザ・スカイ!

 

 TVアニメ『けものフレンズ2』が8話まで放送された。これまで考察要素の一つとして「1期との関連性」が挙げられており、1期と2期のフレンズは「同一個体」か「別個体」か、もし後者であれば「1期と繋がった世界」なのか「パラレルワールド」なのか、複数のパターンが考えられ、その答えによっては物語の持つ意味、ひいては評価が大きく変わってくる重要な要素なのだが、現時点ではどのパターンだとしても矛盾が生じてしまうのだ。


 まず「1期と繋がった世界」かつ「フレンズが同一個体」だったパターンの場合を考える。サーバルについては前回の考察記事のとおり、1期と2期の間の空白の期間においてセルリアンに食べられ記憶を失った可能性が高くなり、これといった問題は無い。しかし、8話に登場したPPPとマーゲイはどうか。彼女たちも同一個体だとするなら、下図のように大きく矛盾してしまうのだ。





 では、マーゲイの回想から「1期とはパラレルワールド」であると仮定する。すると今度は2期6話の「かばん」の物語が意味を持たなくなってしまうのだ。6話は1期と繋がった世界かつサーバルが同一個体であるからこそ「記憶を失ったサーバル」を見て切ない表情を浮かべる「かばん」に感情移入出来るのだから。



 最後に考えられるのは「1期と繋がった世界」かつ「1期と2期のフレンズは別個体」説であるが、そうなるとやはり8話がネックになってくる。

 そもそも8話序盤でマーゲイはサーバルのことを覚えているかのような素振りを見せる。この時点で1期と同一個体であると考えるのが自然なのだが、その後ダメ押しでこのような台詞が入る。


マーゲイ「実は、マネージャーをやる前は、PPPの一ファンだったんです。
PPPのライブを観ていると、勇気とか力が沸いてきて、その時、本当にあの5人が伝説の戦士たちに思えたんです」


 アイドルのファンがマネージャーになる流れは1期そのものであり、2期で「その後のPPPとマーゲイ」を描くのは王道と言える。

 ではやはり同一個体なのか。それなら「古い絵本」に登場するPPPはなぜ5人いるのか……といった具合に、考察に考察を重ねても一向に結論が出ない。



 しかし、これら全ての矛盾を整合化する正解は1つだけ存在する。それは単なる「作画ミス」である。少なくとも2期8話は、マーゲイの回想シーンを1期8話のデビューライブを想起させる画に修正し、古い絵本のPPPを4人または3人(初代または2代目)にするだけで、「1期と繋がった同一個体の世界」としての矛盾は存在しなくなる。

 ただ個人的には、もし作画ミスだったのであれば、制作スタッフに疑問を抱かざるを得ない。一度でも1期8話を視聴したのであれば絶対に起こり得ない致命的な過ちだからである。細谷PがTwitterで「感謝とリスペクトを忘れたことなんて一度もない」と呟いたが、ハッキリ言ってこれはリスペクト以前の問題である。

 

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◎『けものフレンズ2』6話考察……サーバルが全ての記憶を取り戻すことを信じて

2019-02-19 18:00:00 | ほぼ週刊サンマイ新聞

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 TVアニメ『けものフレンズ2』は、5話のラストで“かばん”が登場、そして2月18日に放送された6話では、かばんの口からビーストセルリウムなどの新情報が次々と明かされ、話は大きく動いた。

 一番の衝撃は、鍋料理を食べている最中に交わされた以下の会話である。


キュルル「もしセルリアンに食べられちゃったら、どうなっちゃうのかなって」

博士「フレンズの場合、食べられると動物の姿に戻って、それまでの記憶は無くなっちゃうのです」

助手「そしてその後、再びフレンズになったとしても、前の記憶が戻ることは無いのです」


 あえてこの会話を挿入し、その直後にかばんの悲しそうな顔。これは普通に考えて、サーバルがセルリアンに食べられて動物に戻り、記憶を失った状態で再フレンズ化したことを示唆していると言って良いだろう。
 現にサーバルは、1期でかばんと旅をしていた頃のことを「上手く思い出せない」(1話)、実際にかばんとの再会を果たしても「あなたは……」(6話)と、名前すら思い出せずにいた。加えて博士と助手(1期7話で登場)、前々回ではアリツカゲラ(同10話)のことも忘れている。

 この記憶喪失については、1期と2期のサーバルが別個体だという説もあるが、当方はあえて同一個体と推測して考察を進める。アプリ版(野中藍)とアニメ版(尾崎由香)であればサーバルの声優が異なるので別個体と考えて良いのかもしれない(もっと言うと、アニメ版でもミライと共に旅をしたサーバルのほうは野中が演じている)が、2期サーバルの場合は1期と同じく尾崎が演じているからである。

 同一個体だとすれば、やはり前述のとおり、サーバルが動物に戻って再フレンズ化した説が、6話で信憑性を増したことになる。そしておそらく、その悲劇は1期と2期の間、アニメ化されていない空白の期間において起きたのだと思われる。

 ただ、完全なバッドエンドというわけでもなく、サーバルの記憶は断片的には残っている。「珍しいフレンズと旅をしていた」(1話)、「食べないでー!」(1話)、燃える紙飛行機に対する既視感のような反応(5話)、無意識とはいえ1期にも出てきた砂時計に興味を示す(6話)などである。
 終盤のカラカルの一言でかばんは安堵し、涙混じりに「あの子……よろしくね」と、前向きな別れとなったことは良い締め方だったと思う。
 まだかばんのことは思い出せていないが、いずれサーバルの記憶が全て戻るかもしれない。そのきっかけや方法も含め、7話以降の動向に注目したい。

 そしてもう一人、記憶を失ったキャラがいることを忘れてはならない。キュルルである。この人もまた、セルリアンに食べられた可能性があるのではないか。まだまだ批判の多い2期だが、回を重ねる毎に面白くなってきていることは確かである。

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◎『けものフレンズ2』かばん登場のインパクトですっかり忘れられた5話の伏線

2019-02-16 10:39:35 | ほぼ週刊サンマイ新聞

<『けものフレンズ2』を見る前に注目してほしい4つのポイント(アニメイトタイムズ)>

 

 毎週のようにネットで批判の絶えないTVアニメ『けものフレンズ』期。別件とはいえ主演声優までもが炎上し、バズった2年前とは真逆の意味で話題だけは尽きないコンテンツに成り果ててしまった。

 そんな中、2月11日に放送された5話のラストで、1期のメインキャラだったヒトのフレンズ“かばん”が登場。降板の憂き目に遭ったたつき前監督の考案したキャラクターを使用するという暴挙に出たことで、もはや火にケロシンを注いだ状態に。当方としては、かばんに関しては謎が多すぎるので、現時点では言及しないでおく。

 それよりも、そのインパクトの影に隠れてしまったが、ゴリラの話していた「ヒトは動物を思いのままに操ろうとした」という噂のほうが重要な伏線なのではないか。
 結局その噂についてはキュルルが無理矢理「ヒトは紙相撲で動物を操っていた」という結論にしてワニとヒョウの争いを食い止めたが、無論そういうことではないだろう。

 ゴリラの発言を受けて当方が真っ先に思い出したのは2話と3話である。

 まず2話では、タイヤのブランコに乗ったジャイアントパンダが「なんだろう、このまるいの? なんだかしっくり来る」と、まるで過去(まだ動物だった頃)に同じことをしていた(=ヒトに飼育されていた?)と匂わせる発言をしている。
 3話はもっと分かりやすく、イルカとアシカがかつてショーをしていた頃のことをかなり正確に思い出している。

 この2話と3話に登場するフレンズに共通するのは、野生としてではなくヒトに操られていた時の生態を模倣していることである。かつてパンダは動物園、イルカアシカは水族館にそれぞれ生息していたのではないか。特に後者はその残骸が海底に残されている。
 この仮説が本当だとすれば、2期の世界のジャパリパークにおいて、ヒトは動物を思いのままに操ろうとしていた(というか操っていた)という噂も確証に変わる
 1期ではパークにおけるヒトの存在について数多の謎を残したまま終了してしまったが(正確には謎が明かされる前に大人の事情で強制終了したが)、2期ではヒトについて深く掘り下げ、核心に迫ろうとしているし、操るという表現からもが垣間見える。

 もしかしたら、6話以降の展開によっては化けるかもしれない。当方はとてもワクワクしている。それまでに燃料を投下しすぎて再起不能レベルにまでなってしまったのはとても勿体無い。おそらく5話までに多くのファンが視聴を脱落しているが、何とか盛り返して欲しいところである。

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◎けもフレ声優・尾崎由香の炎上騒動……今こそ声優はアイドルとの違いを見せ付けるべき

2019-02-16 04:11:22 | ほぼ週刊サンマイ新聞

 尾崎由香1st写真集 ぴ(ゅ)あ

 

 現在放送中のTVアニメ『けものフレンズ2』に主人公サーバル役で出演中の若手声優・尾崎由香。2月12日に放送されたTBSのバラエティー番組『有田哲平の夢なら醒めないで』に“アイドル声優”としてゲスト出演し、発言の一部がネットで炎上、尾崎本人がTwitterで謝罪する事態にまで発展している。

 先輩への失礼な態度や「アニメは全く観ない」発言、喉に影響の出そうな激辛の食べ物を好む、バラエティー番組でイモトアヤコのように活躍したいと思っているなど、声優に対するプロ意識の欠如が何度も見られ、とても擁護するのは難しい惨状だったが、当方が一番気になった発言は以下である。

 

尾崎「今の声優って、声のアフレコだけじゃなくて、歌ったり踊ったりとか、結構キャラクターに近い人が選ばれる可能性が高いんですよね。だから、歌って踊れる声優が今、一般的?」

 

 言うほど尾崎はそこまで歌ったり踊ったりしていないとは思うが、昨年ソロデビューを果たし、どうぶつビスケッツという人気ユニットでも活動していることは紛れもない事実。しかし、「歌って踊れる声優が一般的」という、あたかも声優がアイドルと同義であるかのような発言には疑問を覚える。

  当方はこのブログでも過去に「声優とアイドルは違う」「声優はアイドルではない」と力説してきた。特にここ数年は女性声優のソロ歌手デビューが驚くほど相次ぎ、それだけでも「声優がアイドル化している」と思う人が多いようなのだが、その意見は彼女たちのライブをご覧になられてから発言していただきたい。当方は三森すずこ、水瀬いのり、東山奈央、大橋彩香など、何人もの女性声優の単独ライブを生で観てきたが、そのいずれもアイドルではなく“歌手”として、歌と真剣に向き合ったパフォーマンスを魅せてくれた。

(参考:◎東山奈央1stライブ感想……感謝を言葉のみならず行動で示せる人間になりたい

 

 とはいえ、ごく稀に例外がある。小倉唯が歌って踊る様はアイドルのテンプレそのものだし、アイドルアニメから誕生した声優ユニット(Aqours、デレマスなど)はどうしてもアイドルのように見えてしまう。前述の水瀬さえも自らを“アイドル声優”と呼称したことがあるという。声優自身が歌って踊る行為のみをアイドルだと認識してもらっては困る。歌と真剣に向き合う声優をAKBや地下アイドルなどと一緒にしないでいただきたい。

 

 尾崎はどうビスでアイドルのようなパフォーマンスを見せるのでややこしいのだが、ソロ歌手としてはアイドルの要素は皆無である。今回の騒動で下げてしまったイメージを取り戻すには、ソロ活動を真剣に取り組み、いずれ単独ライブを実現、成功させるしかないだろう。声優はアイドルとは全く違うということを、三森や水瀬だけではなく、尾崎自身も証明して見せてほしい。せっかく楽曲は良曲に恵まれている(特に2nd)のだから、あとは自身がどのようにして歌い上げるかだ。

 2019年は“ソロ歌手・尾崎由香”としての真価が問われる年になるだろう。

(#30:1196字)


◎花束を君に/宇多田ヒカル

2019-01-10 04:26:05 | 邦楽始まったな